トップブランドに少しでも絡む場合は注意が必要ですね。知恵袋で、こんな質問がありました。
おそらく、デコ小物に、シャネルだのエルメスだのコピーロゴ的な何かを使って、ハンドメイド商品として販売していたのでしょうか。2年ほどで全体の売り上げが100万くらいとのことなので副業なのでしょうね。
よくニュースになるのは、「ニセブランドを大量に販売していた。大量の偽ブランドのバッグを押収した。」みたいなケースですよね。「体育館みたいなところに偽商品がズラリ」みたいな映像です。
このケースは金額は少ないけど、家宅捜査で警察に事情聴取されたと書かれています。金額は関係なく商標法違反というわかりやすい犯罪だからでしょうか。警察の仕事としても、法律的にごちゃごちゃしている犯罪より、現行犯的な犯罪のほうが仕事しやすいでしょうから。なんて。
本人はそんなに罪の意識はなかったのかもしれません。でも、一流の高給ブランドは厳しいですよ。偽ブランドではなくて、一流ブランドのワードを使っただけで販売中止に追い込まれたケースもありますから、気をつけないといけないですね。他人事ではないです。ショップオーナーとしては、商標関係の知識は広く浅く持っておきたいところです。
ま、こういった商標や権利に厳格に対処する業界もあれば、ゆるゆるの業界もあります。ヒット商品そっくりの商品を作って売り出しても、何ら問題は発生しないような業界です。
その業界は、いちいち商品の商標登録なんかしないんです。商標登録って、登録するのに10万前後が相場です。儲かるかどうかもわからない新商品にいちいち弁理士に頼んで出願なんてことはしないんですよね。
しかも、売れない商品は1年以内に販売中止、次々と新商品を作るようなスピード感です。「あのメーカーにパクられた!訴えてやる!」と言ってる間に、旧商品は廃止になって、別の新商品がローンチされて販売されるような感じです。逆に言うと、ブランド力がないから、そうやって、常に新しいモノを開発しないと行けないのは、なかなか大変です。
強力なブランドを作って、がっぽり行きたいところですが、業界的には、あまりブランド志向はなく、「良いモノが売れる」という状況なので、あまり訴訟だ権利だといった話は合わないのだと思います。でも、やはり法律はある程度知っておいた方が良さそうです。