2015~2016年にかけての冬は暖冬ですが、特にアパレル関係は苦戦したようです。「ダウンやコートなどの冬物が売れない!」と。積雪のあった関東方面は別にして、「西日本は今年は冬物がいらないのではないか?」と思えるほどです。1月でもTシャツで過ごせる日があるほどですからね。
2015年の9月頃に気象庁が暖冬予報を出していたらしいですが、その予報を鵜呑みにして「在庫が足りない!」なんてことになっても困りますが、かと言って例年通り仕入れて「大量に在庫が残った!」という結果も困ります。気候は景気は基本読めないけど、一応、予報などは頭の片隅に置きながら発注って感じですね。国内仕入れはまだしも海外仕入れの洋服屋さんは大変です。
さて、逆にネット販売系は、暖冬のおかげかどうかわかりませんが、いつもよりは注文数も多かったような気がします。気温が下がると財布の紐も固くなりますから。暖冬様様と言いたいところですが、そうも言ってられないかもしれません。
これを機会に気象庁のページを見ると、エルニーニョ現象(暖冬の原因)が発生しているときの3月~5月の天候の特徴も出ています。目立つのが「沖縄や奄美の気温が高い」点。次いで、東日本の気温も高めという傾向があるようです。
西日本は降水量が増えて日照時間が減るという傾向です。野菜などに影響が出ることも考えられますが、春に雨が多くなると、遠足やピクニックなど、お出かけ系関連商材が打撃を受けるかも知れません。雨関係の商材は準備しておいたほうが良さそうです。(今どき「ピクニックへ行こう!」なんて、聞かないからもしかして死語?)
まだまだ先ですが、6月~8月の傾向も一応目を通しておきました。結論から言うと、北日本と西日本が冷夏の可能性があるということです。夏関連のグッズが今度は売れなくなります。かと言って夏にダウンは売れませんから、暖冬によるアパレルの不振は対岸の火事ではないですね。
PS
暖冬のことを英語では「a mild winter」
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