「パン屋を始めたい」というワードがけっこうあります。
今日は「pannya hajimetai」でしたが・・・
ぜひ起業して欲しいものですが、調べたところ本格的なパン屋さんを始めようと思うと、けっこう大変そうです。パン職人のことをブーランジェというらしいです。
簡単にパン屋開業までのステップを書くとこんな感じ。
(1) パン作りの技術を身につける修行(3~5年)
(2) 接客や経営の勉強をする(1年↑同時進行)
技術+接客+経営ノウハウを持って開業する
(3) 市場調査をする
(4) 物件を探す
(5) 物件を契約する
(6) 店舗設計をする
(7) 工事と厨房機器搬入
(8) 許可や認可、保健所調査
(9) 開店
うわ~大変。
人生かけてないとできないですね。街の小さなパン屋さんでも、それなりの修行を積んで、ハードな仕事をこなしていると考えると頭が下がります。
小学生や中学生が「パン屋を始めたい」なんて言うなら「夢があるってイイネ。がんばれよ。」で済みますが、脱サラ組などがパン屋を始めたいとなるとリアルに考えないと、しゃれにならないですね。
営業を開始してからも、朝は早く立ちっぱなしの仕事なので、常時ハードな労働環境です。「それでもパン屋を始めたい。」というでないと無理ですね。そんなわけで、パン屋さんは世の中に少ないわけか。
職人としての技術を身につけるには、それなりの時間や体力も必要ですが、接客や経営については、とりあえずは、そんなにハードルは高くないですね。
そこまで辿り着いたら、市場はそこそこブルーオーシャン(パン屋がほとんどなく需要はいっぱいある地域だらけ)なので、場所さえ間違えなければ、開店と同時にお客さんが押し寄せそうです。
ドル箱地域に出店したなら、味はさほどこだわらなくてもお客さんは入りますが、ネット販売となると、普通では無理。相当個性的でないと厳しいでしょう。戦う土俵が全国になりますからね。