ことわざなのか、亜種なのか。
「若い時の苦労は勝手でもせよ。」とは、なんとなく「真理」と思われてるふしがあるけど、どうなんだろう。
そもそも、「若い時」の年齢定義がない。
90歳の爺さんが、これを言ったなら40歳や50歳も「若い時」になるし。
とは言え、「若い時」を今の、一般的なイメージで言えば20代、30代くらいか。
「迷ったら困難な道を選ぶべし。」
なんとなく日本人的美徳のような考えだけど、はたしてそうだろうか。
「これは人によりけり。」というのが結論だと思う。
十人十色。
趣味趣向の問題。
自分がどちらに向いているかで各々が選択すればいいと思う。
というのも、先日接した若者は、「今若いので失敗を経験しておきたい!」と言う勢い。
自分に降り掛かってくる困難を歓迎する姿勢。
平成生まれのぬるぬる環境が物足りないのか・・・
一方、「しんどいことはしたくない。」って人も多い。
だよね~
できるだけ楽をしようとする層。
その選択も全然アリじゃないかと思う。
何かを始めるときに、楽なことからスタートしてこそ、勢いがつく場合もあるしね。
いきなり、重いテーマがあると萎えることもあるでしょう。
性格によりけり。
ということで、「若い時の苦労は買ってでもせよ。」というのは誰が言ったか知らないが、「若い時に苦労しておいて良かったと思う。」と言う人の、たんなるポジショントーク(「それは、あなたの感想ですよね。」)と考えれば良いと思う。
コトワザにはなっていないけど、年上の経営者から、「9時~17時はしっかり働け。」と言われたことがある。
無理でしょ(爆)
それができないから、勤めてないわけだし。
定時で勤務するという適性も才能もない社会不適合者。
そんな人間に対して、「自分の事業であっても9時~17時でしっかり働け。」というトンチンカンなアドバイス。
これも、当該経営者自身が起業して、9時~17時でしっかり働いてきて「それが正解だった。」と思った、その価値観を伝えたかったのだと思う。
気づけば年下が多くなってきたので、積極敵にトンチンカンなアドバイスを撒き散らしたいと思う。