リクルートスーツを来た学生を見ると「ザ・ニッポン」って感じですよね。
世界的に見ると、日本固有の珍文化だと思うので、できるだけ長く残してほしいものだと思います。
さて、就活生は、「企業研究」とやらをやるらしい。
企業研究とは下記の通り。
就活においての、企業研究とは、関心のある企業について、詳しく理解するためにさまざまな角度から調べ、その企業の特質を明らかにすることです。企業の事業内容のほか、他社との違いや業界での立ち位置、動向など、その調べるべき内容は多岐にわたります。
https://www.kurihaku.jp/2025/special/company/458/
就活生に限らず、社会人も企業研究をしてみると、面白いんじゃないでしょうか。
特に起業や副業を目指している人には、企業研究、本当にためになるのでオススメ。
パナソニックでかい・・・
最近、「気になる」というとちょっと違うけど、何かと「パナソニック」が目に入ってくるんですよね。
前身は、経営の神様、松下幸之助創業の松下電気ということもあるのかもしれません。
そのパナソニック、電球作って、その後家電メーカーだったのは過去の話。
エネループというヒット商品を出した、三洋電機なんかも吸収合併。
気づけば、バカでかい得体のしれないグローバル企業になっていました。
グループ企業だけで500社以上。
売上3兆5000億・・・
ちなみに、ヤマダ電機やエディオン、ジョーシンなどの家電量販店も、いくつか、こちらもどんどん吸収合併して減ってきますね。
マツヤデンキなんかも、まだかろうじて残っていますが、時間の問題でしょうか。
事業失敗
数多くのステークホルダーを抱える企業ですから、収益を目指すわけですが、立ち上げる事業すべてが成功しているわけではない・・・
そこが、社会人はもちろん、企業や副業を目指す人が見るべきところでしょう。
企業の新規事業の立ち上げなどは大きく取り上げられますが、失敗や撤収とかは、「こっそり」というのが定番です。
そりゃそうですよね。
「失敗しました!」「撤退しました!」と喧伝してもメリットよりデメリットのほうが大きいですから。
アクトビラ
同社はアクトビラっていう事業をやっていたんです。
2007年くらいからですが、一般的に普及しつつあったのは2015年くらいからでしょうか。
要するに、テレビをネットに繋いで、VOD(ビデオ・オン・デマンド)を提供するというやつ。
自宅のテレビもネット対応のものがあったけど、「とにかく使いづらい!」という印象でしたね。
「使うのに、こんなにストレスを感じる端末は、日本的で普及しないだろうな・・・」なんて思ってましたが案の定。
というか、VOD始め、動画はスマホに集約ですよね。
そこを読み間違えた感じだったのでしょう。
まあ、完全に失敗だったかというと中身を知らないんでわからないけど、『事業環境の変化等により、当初想定したほど収益に結びつかず、その回復が見込めないと判断したため』だそう。
「事業環境の変化等」→「テレビ離れ→スマホ大普及」とかですね。
ハックツ
https://hack-tsu.jpn.panasonic.com/
アクトビラは、同社でも大きな事業だったのですが、2023年スタートの「ハックツ」は、超ミニマム。
湘南や藤沢(神奈川県)限定のサービス。
具体的には、EC事業ですね。
テーマは、「地元のこだわり農産物や食品などをネットショップで買える。」というもの。
オーガニック野菜とか、スーパーなどには並ばないようなものが買えたり、地元のお店が作るクラフトアイスコーヒーといったオリジナル商品だったり。
通常のECと違う点のひとつは、限定的な受け取り方法が3つ。
担当部署は、パナソニック モビリティ事業戦略室。
「室」なんで、部署としてもかなり小さいようないんしょうですね。
収益事業というより、SDGsや地域活性化とか、CSRを意識した取り組みのような印象を受けます。
ただ、メインテーマである「地域のこだわりのものがECサイトを通じて買える。」という部分の魅力がビミョーだし、一般的な通販とは逆行するような配送サービスなどを考えると「いつまで続くのかなぁ~・・・」と思ったので、メモっておきました。
定点観測じゃないですが、数年後「サービス終了のお知らせ。」みたいな文字を見るのか、それとも・・・
↓たまに見かけるやつ。