会社を辞めたいと思った時、スパッと辞める派?悩む派?
多くの人は、悩んで悩んで、、と言うパターンですよね。
個人的な経験では1年くらい悩んだこともありました。
ただ、会社を辞める場合、法的には2週間前に会社に届ければ辞められます。(※今勤めている会社に特に規定がなければ。)
多くの人にとって「いやならすぐ辞める。」ができないのか。
「さくさくっと退職」に踏ん切れないのか。
不安>不幸
橘玲氏のどの本か忘れたけど、氏によると、人にとって「不幸」より「不安」のほうが大きいと言います。
つまり、長時間労働、低賃金、人間関係のいざこざなど、当人にとって不幸な環境であっても、会社を辞めたら「家族を養っていけるだろうか。」「40、50代になって転職なんかできるだろうか。」と言った不安のほうが大きいから、退職の決断ができないと言った感じ。
本の中にもあったけど、「DVを受けているが、離婚したい。でも、一人で生きていけるだろうか。」という不安のほうが大きいから、今の不幸に甘んじてしまう。
たしかに。
貧すれば鈍する
お金に困ると精神の働きまで鈍くなるという意味ですが、不幸な状態にある時も、同じように精神面はネガティブ寄り。
となると、当然ポジティブな感情や発想は湧いてこない。
これも、なかなか辞められない理由ではないでしょうか。
なので、まずは鈍い状態から脱するのが第一。
となれば、まずは退職ということに・・・
「辞めたいけどなかなか辞めれない。」という人は、辞めた経験が少ないんじゃないでしょうか。
数ヶ月、人によっては数年、悩んで悩んで辞めた時の、全ての重みが取れ清々しさ。
5kgのバーベルで筋トレしたあとに、トイレットペーパーを持ちあげて「かるぅ」みたいな。
溜まりに溜まった食べ物のカスを宿便もろとも出し切った時の、あの爽快さ。
そんな経験したことがある人なら、すんなり辞めれるって思いますが、どうでしょう。
会社を辞めるのは社会貢献
適材適所という言葉があるように、「辞めたい」のに居座るのは悪かも。
また「辞めたい。」と思った時は、「新天地へ向かえ。」というサインかも。
会社側としても、いやいや回る歯車をされると全体に悪影響なので、できれば部品交換をしたい。
慰留されることもあるけど、そもホンネは経営者の自己中心的な都合のことがほとんどですしね。
「あなたがいなくなると困る。」なら、困ってもらいましょう。
頼りにしていたスタッフが辞めて、困って、その問題解決策を考えるのが経営者の仕事ですからね。
結果、経営者としての力量は増すわけだからwin-winです。
辞めて良かった
「会社辞めてほんと後悔している・・・」というパターンより「辞めて良かった!」のほうが圧倒的に多いんじゃないですかね?
個人的には「会社を辞めて後悔している。」なんていう人に会ったことないです。
となれば、辞めた後のことを不安に思いネガティブに考えるのは、ほぼ幻想だと思って間違いないでしょう。
何でもそうですが、やったことのないことにチャレンジする前って不安しかないですからね。
でも、いざやってみると「何だこんなもんか。」と思うのがお決まり。
最近、周りでは、起業をする人が多いです。
彼ら彼女らの10人中10人が、始める前には「私にできるだろうか。」「失敗したらどうしよう。」とか不安しか口にしてなかったのが、半年後、1年後、「わたしそんなこと言ってたかしら?えへへ。」ですわ。
始める前の不安なんか微塵も覚えていないw
逆に言うなら、事業を始める前の人の不安とか、聞くだけ無駄ですね。
「とっとと始めやがれ!」と言ってあげるのが親切かもしれません。