禁止されると、かえってやってみたくなる気持ちを引き起こすことを、心理学では「カリギュラ効果」と言うらしい。ドラキュラに似てる言葉ですが、元は、内容が過激すぎて放送禁止されたことがある映画だそうで。
「本気の人以外買わないでください。」
「真剣な人以外申し込まないでください。」
なんてあると、確かに、買いたくなりますね。と言うより、「よほど内容に自信があるんだろうな」なんて思います。中身がなくても、そう書くことで、価値をアップさせることはできそうです(でも、そのやり方は信頼率低下)
「あの人とは関わらないほうが良い」と言わている人と積極的に関わろうとする人は少なそうです。「危ないから近づいてはいけない」というのも、状況によっては、「見てみたい」という気持ちもあるけど、アクションには至らないですね。
実際、販売の現場で、このカリギュラ効果を狙ってキャッチコピーなどに使っていますが、必ずしも目覚しい結果が出ているとはいえないですね。これは、「一部だけの問題ではなく、全体から見直す必要がある」というやつでしょう。
全体的に信頼性に欠けるサイトで、いくら「本気の人以外買わないでください」と言われても、そもそも、怪しいわけですから効果は発揮できないです。
そう考えると、販売現場でよく使われるテクニックの「返報性の原理」「アンカリング効果」「ザイオンス効果」「カリギュラ効果」「カクテルパーティー効果」なども、それだけを単体で使うより、全体から入ったほうが良いのかも知れないですね。