ネットショップと店長ブログ

関係

今回は「ネットショップ」と「店長ブログ」の関係について、あれこれ考えてみたいと思います。

かつてネットショップには「掲示板をつけろ」というセオリーがありました。

1998年~2004、5年くらいでしょうか。

掲示板とは、電話で問い合わせるわけでもなく、メールで問い合わせるわけでもなく、画面上で質問などを投げかけて、それを見た店主がその場で回答する公開問い合わせのような仕組みです。

出典:https://www.kent-web.com/

2チャンネル系などの掲示板こそ、現存していますが、ネットショップにおける掲示板などは、もはや存在したことさえ忘れられていますし、付けたところで利用者はほぼゼロです。

店長ブログもオワコン

同じく、ネットショップをやっている店長が情報を発信するという店長ブログ。

商品に関することであったり、雑記であったり。

ネットショップの付属物として、「あって当たり前。」といった時代も数年ありましたが、もはや掲示板と同じくオワコン。

言葉で言えば死語です。

にも関わらず、未だに店長ブログを併設しているネットショップを見かけます。

もちろん、「アクセス解析や記事に対するレスポンスがつくので存続している。」というなら、全然アリですが、誰もみていないのに一生懸命記事を更新するのは無駄作業でしかないです。

特に、通販システムのショップサーブなど標準機能のひとつとして装備されている店長ブログなど、まず検索エンジンにかからないという致命的なメリットがあります。

だから、既存のお客さんが店長の動向を見てコメントなりしてくれるという流れがあれば良いですが、コンテンツを広げるという意味で店長ブログを使っているなら、非常に残念ですね。

インスタ

どうしても店長ブログ的なことを発信したい場合は、今はインスタのほうが向いているんじゃないですかね。

フェイスブックはかなり下火で利用者は急減しているような印象です。

でも、インスタは若いユーザーを中心にまだまだアクティブ率が高いですからね。

情報発信のプラットフォームも時代とともに変化していきますが、今のところ、まだインスタではないか?という気はします。

コンテンツマーケティングならWP

単なる情報発信ではなく、自社商品を販売するためのインバウンド向けのコンテンツとなれば、逆にインスタよりもwordpressを使ったほうがメリットが多いです。

第一に検索に対する相性です。

フェイスブックなどは、そもそも会員登録しないと見れないクローズドな世界ですから、フォロワーに対する情報発信こそ見てもらえますが、新規ユーザーを集めるという点では欠点しかないです。

インスタも、どちらかというとビジュアルメインのSNSなので、長々と記事を書いていいたところ読まれないし、検索に引っかかることもないです。

重要なコンテンツを積み上げていくならWPです。

ショップサーブもWPを有料オプションなんかにしていますが、そんな金使うくらいなら別でドメインとってサーバーを借りて運用したほうが安いし自由度も高いです。

なので、ショップサーブのWPオプションなどは使うのはやめましょう(笑)

ネットショップって「店長感」なくね?

バーチャル販売であるネットショップ。

「私が店長です。」と顔写真付きで紹介されてあっても、客として直接触れ合うことはありません。

もちろん、リアルタイムの動画配信をしているなど「動く人間」が目に入ってくれば「これが店長か」感はあります。

でも、すべて「静」のネットショップにおいて「私が店長です。」といったところで何の効果があるんだろう?なんて思います。

お客さんも、「この店の店長はどんな人?」なんてまず考えないですし、たまたまアクセスしたお店に「私が店長です。」と静止画があったところで、お客さんの持ちに何か影響与えるでしょうかね。

ネット通販は、ユーザーにとっては、Amazonのように自販機的、ロボット的なものである割合のほうが高いような気がします。

個人店をウリに「私が店長です。」とアピールする場合は、今の時代、ライブ配信するくらいのやり方でないと、なかなかお客さんには伝わらないのではないかと思います。

ライバー店長ですね。

※参考
店長ブログの書き方8つのテーマ

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。