セブンイレブンの父の日ギフトパンフレットに学ぶ

父の日

セブン-イレブンで買い物したときに「ご自由にお持ち帰りください」だったので1冊入手。父の日キャンペーンとは縁のない業界なので、2015年の父の日マーケット事情を勉強するためにパラパラめくってみました。

最初の見開きはウィスキー。なるほど。20代の父親もいるけど、子供がギフトを贈る年代になるのは40代前後からでしょうか。母の日がお花メインに対し、ファーザーはお酒なのですね。

日本酒や梅酒など、アルコール関係5ページ目にビールが入ってきています。ビールの中では、さすがサントリー。店頭では見たことのないボトルの「マスターズ・ドリームA」なる商品を数量限定で投入しております。他、エチゴビール詰め合わせギフトが目につきました。地ビールですか。

その次はメッセージの焼印入りカステラ屋お米、鹿児島さつま揚げなどが1ページで終わって、マークのや商品番号の説明、「nanacoのすすめや梱包方法、注文方法などのページが続きます。メインはそこまでという印象。

「インターネットからも申込書作成が可能」とのことですが、あくまで、店舗へ申し込む形式になっているようです。パンフレットだけ配ってネットから申し込めると、店舗の売上にならないからコンビニ・オーナーが嫌がりますよね。

その後、カタログギフトや選べる体験ギフト(これ欲しい)、焼き肉、馬刺し赤身・たたきセット、ふぐ刺し身、車海老。そして、健康を意識した黒烏龍茶24本セットやフルーツビネガーなどが続きます。

そして、スイーツ父向けに和菓子や洋菓子などが並んでいます。シフォンケーキ、バームクーヘン、ドーナツやタルト、ゼリーやプリンなど、甘党御用達?の品々です。その後は、京都の懐石ペアランチセットなど、ややマニアックな商品が並びます。この辺まででしょうか、一般的に選ばれるのは。

印象としては「お酒」(表紙もお酒!)、お酒を飲めないお父さんには、焼き肉やスイーツなどの食、といった感じです。そういった定番を避けたい人向けに体験ギフトやランチチケットなどが用意されている印象です。単価は2500円~5000円くらいがボリュームゾーンのようです。コンビニのギフトを利用する層は、そんな感じなのでしょう。

ただ、商品の包装紙には、「セブン-イレブンの文字やロゴ等のないシンプルなもの」とのことなので、「コンビニからギフトを送ったことを知られたくない」という顧客心理を汲み取ったものと解釈しましたw。ちなみに、このパンフレット裏返すと「母の日ギフト(99%お花)」でした。1冊で半分ずつ両方併用しているのはいいアイデアですね。

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ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。