コロ助の騒ぎで、経産省の事業再構築補助金や経産省厚労省の助成金など、国は大盤振る舞いです。
それに群がる中小企業。
だって、例えば、「新規事業が1000万円かかる」って場合、国が半分の500万円ポーンとくれる。」ってんですから、そりゃみんな手をあげるでしょう。
※割合や金額はいろいろなので、正確には各省庁のウェブを参照されたし。
まあ、そんなことは、興味ないので、国が出してくれているレポートから「起業した理由」を拾いながら、あれこれ雑談します。
独り言か。
では、ランキングを見ていきましょう。
なお、起業している人に対するアンケート結果ですが、複数回答なのでパーセンテージを足すと100%になるわけではありません。
(例)Aさんの理由:儲けるため、生計を立てるため、技術があるため
起業した理由7位
より高い所得を得るため(19.4%)
あら。
意外ですね。
起業する人は、みんな「儲けたい!」って思って始めるのかと思ったら、収入アップが理由なのは7番目でした。
起業した理由6位
性別や年齢に関係なく働くため(20.1%)
え~、そんな理由で起業できるんですかね!ちょっとびっくり。
というか、この理由で起業した人は、起業前は、年齢や性別で差別を受けていたのか、あるいは年齢や性別がネックとなって思うように働けなかったのか。
それが原動力になって起業したってことでしょうか。
世の中いろんな人がいるもんです。
起業した理由5位
自分の趣味や特技、アイデアを活かすため(27.6%)
うん。
これはわかりますね。
個人的には趣味はビジネスにならないけど、結果、特技が仕事になったし、今でもアイデアがあれば活かしたいって思いますからね。
ちなみに、特技はパソコン、インターネットです。
その特技でもって、ネット販売をはじめました。(ショップサーブ利用中)
今でこそ、「パソコンができる。」のは特技にならないですが、20年以上は、鼻の穴に500円玉が入れられるくらい珍しい特技でした。
具体的にはホームページが作れるだけで、「わぁ~すごーい。」と羨望の的になったものです。
今は、ホームページは猿でも犬でも作れますけどね。
起業した理由4位
自分の家族や生計を立てるため(32.4%)
まともな理由というか、何の面白みもない理由ですね・・・
「生計を立てるため」というのが第一の目標なので、もしかすると、仕事そのものは好きじゃないとか嫌いとかあるかも知れませんね。
・会社を首になった。
・転職も決まらない。
・自分にあるのは体力だけ。
・現場系の仕事で起業した。
という感じでしょうか。
これから起業しようと思う人がこの理由を聞いても、あまりワクワクしないかも知れません・・・
起業した理由3位
仕事の経験や技術、知識、スキルを活かすため(40%)
これはさすがに、そうでしょう。
多いですね。
例えば、「寿司屋で10年修行して暖簾分けで独立。」みたいなやつですね。
起業前までは、どこかの起業で経験や技術、知識、スキルを身に着けて、それを元に事業を起こすパターン。
起業した理由2位
自分の好きな仕事をするため(50.7%)
この理由は良いですよね。
「エンジニアとして働いていて申し分ない収入があったけど好きではない。俺には農業が向いている。」みたいな。
世の中多くの人は、おそらく1番好きな仕事をしていないと思うんですよね。
1番はこれがしたかったけどあきらめて、今の仕事をしている。
つまり2番目とか3番目とか。
「仕事が嫌い。」って人はちょっと悲惨だと思いますけどね。
「今の仕事楽しくなぁい!(><)」って、かわいい女性が言ってるコマーシャルもありますね。
楽しくなかったら楽しくするか、楽しい仕事を探すか、どちらかですね。
起業した理由1位
自分の裁量で事由に仕事をするため(57.4%)
堂々の一位は「裁量」と「自由」でした。
確かに、企業の一員として働いている場合、裁量は限定されますからね。
裁量【さいりょう】とは、ものごとを決定する権限のことですね。
わかりやすい例で言えば、営業マンがやってきて商談をしているなかで、こちらが「10%まけてよ。」と言っても、「いや~私(営業マン)は割引できる権限ないんで上司に相談してもいいですか。」みたいな感じですね。
これが自分の事業であれば、その場で決定できる気持ちよさがあります。
逆に裁量が一切与えられていないと、もどかしいでしょうし、ストレスがあるでしょうね。
以上、起業した理由は中小企業庁のhttps://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2020/chusho/b1_3_3.html
を参考にしました。
起業した理由8位~12位
起業した理由8位以下を見ると、「新たな事業にチャレンジするため」、「家庭との両立を図るため」「自身の経験の幅や人脈を広げるため」「社会課題の解決・社会貢献をするため」(社会起業家ってやつですね。)、「経営者として社会的評価を得たいため」などがあります。
面白いのは、一番最後の「社会的評価を得たいため(2.8%)」。
なぜなら、欧米諸国では、この「社会的評価」というのが起業の理由トップランキングに入ってきます。
もちろん、「起業しただけ」で評価されるわけじゃないです。
「起業成功したなら社会的評価が得られると思うか。→はい。」という回答率が非常に高い。
逆に日本は低い・・・
例えば、「年商1億のビジネスを作りました。」って場合。
1億のビジネスを作って「自分は成功した。」と思っていても、人に知られないと評価もされませんから、そういった意味で、ここで言う成功は上場したり、地域で目立つ起業になったりといったところでしょう。
起業した理由番外
以上、色んな理由があるもんですね。
中小企業庁の統計には乗っていませんが、「通勤するのが無理だから。」とか「働くのは週に2日だけでいいから。」「好きな時(平日)に休みたいから」とかもありそうです。
土日だけが休みだと、遊びに行っても混雑しますからね~
ちなみに、ヒロユキは「決められた時間に決められた場所に行くのが無理」と言っていましたが、これが起業理由になる場合もあるんじゃないでしょうか。
そのせいか、ヒロユキは、テレビの収録とか打合せとか平気で遅刻してくるらしいです。
金を持ってたら遅刻も許されるんですね。
遅刻癖のある人は、ぜひ起業して所得を増やし、「遅刻が許される人になりたかった。」とか言ってみてはいかがでしょうか。