テレビを見る人が年々減っていますが、マーケターになるには「テレビを見る人を理解する必要があるのではないか?」と思います。
おそらく、多くの起業家やマーケターはテレビをほとんど見ないと思うので、テレビを見る人の感覚がわからないことが多いと思います。
だからこそ、あえて、マーケターになるには、テレビを見る人の思考を理解する必要性を感じたわけです。
日常的にテレビを見る人の思考
田舎に帰ったとき、リビングには当たり前のようにテレビが鎮座。
連休で親戚一同集まっていたのでテレビはつけっぱなし。
画面は、ニュースやら駅伝やら、お笑いなどが流れる。
テレビを見る人たちは、それらを見て、いちいち反応。
とくに爺さん婆さんはよく反応する。
「いや~かわいそう~」
「まあ!駒沢大学がトップになった!」
そして、お笑いを見て爆笑。
テレビを見る人たちは、テレビから流れるコンテンツにいちいち反応して楽しんでいる様子です。
ある意味うらやましい。
事件や事故が続くと、「最近事故が多いよね~」と言ったり、芸能人のゴシップネタを話題に会話が盛り上がったり。
テレビを見る人の思考は、「テレビからの情報で構成されている」というのが基本ではないか?と思います。
新型キョロナでマスコミが騒いでいるときも、「K都で感染拡大しています。」と聞けば、「K都に行くのは避けよう。」なんて言います。
これがテレビを見る人の思考だと思います。
日常の行動を決める情報源がテレビ。
マーケターになるには
モノを売ったり、サービスを提供する側になると、まずは顧客となるユーザーの心理を理解する必要があります。
自分が売りたいものを、ひたすら「買え」と言っても、相手が欲しくなければ買いません。
だから、相手が「売ってください。」と言うようなモノやサービスを作って提供するのがマーケターの仕事でしょう。
要するに「マーケットイン」ということですけどね。
テレビを見る人の心理、テレビ情報で脳が満たされた人々を理解して、それを利用して「買わせる」のがマーケターだと思います。
自分自身がテレビ情報にまみれて、テレビ脳になっている場合は、やりやすいと思いますが、テレビを見ない側のマーケターはテレビを見て、テレビを見る人の気持ちに寄り添うのが仕事でしょう。
テレビを見る人が「おいしそ~食べたーい。」と言えば、それを提供し、「かわいい~ほし~」と言えば、それが商品になるわけですね。
歴代最強マーケター
2010年までの最強のマーケターと言えば神田昌典さんじゃないでしょうか。(個人的には)
上智大学出身、英語堪能の天才的マーケターと言っても過言ではないと思います。
自分自身も彼の書籍のおかげで一発当てることができました。
当時は、この書籍の通りビジネスを進めると簡単に売り上げることができました。
でも、今は、大いに参考になるけれど即換金というわけにはいかないです。
そして、2020年代に、一番イケているのはUSJを立て直した森岡毅さんではないでしょうか。
令和時代の進化系マーケターと言っても良いくらい、キレッキレのマーケターですね。
書籍は分厚すぎて、なかなか進みませんが2022年以降のマーケティングに大いに参考になるコンテンツと言えます。
マーケター1年目の教科書レビュー
中身がペラペラの書籍が大量に出版されるなか、この本は、実に真面目で有益なコンテンツを提供してくれています。
ある程度マーケティングの知識がないと読み進めるのはキツイかも。
簡単にまとめるなら「マーケターになるには、50のパターンを理解し、身につけて実践せよ。」ということ。
何かスポーツをする前にウォーミングアップをして、終わったらクールダウンを行う。
その基本的な一連の流れを行うことで、怪我をすることなくスポーツが楽しめる。
マーケティングにおいても、成功率を高めるには、本書に書かれている50のパターンを着実に実行しチェックする。
どんな商品やサービスであれ、マーケターは50のパターンを抜かりなくチェック、実践することで成果を出すことができる。
何かミスがある時は、どこかのパターンを忘れていることが多い。
という感じで、マーケターになってからもバイブルになるような一冊と言えます。
社長兼マーケターである中小企業の社長も必読の本と言えます。
マーケターになるための必読書もう1冊!
個人的にバイブルにしているマーケティングの超教科書を2冊紹介します。
佐藤義典さんのヒット作の「ドリルを売るには穴を売れ」。
マーケターで知らない人はいないと思います。
どちらかというと、マーケティングの入門書です。
なので、マーケティング初心者向けですね。
さくっと読めるます。
そして、この入門書を理解したなら、次は最強のマーケティングバイブル。
正直、ヤバイです。
本書をすべて理解して実践できるなら失敗は100%ないと言っても良いでしょう。
実は、「マーケター1年目の教科書」の内容はほぼ包含しているうえ、もっとテクニカルに分析したり戦略を立てたりする方法が詳しく書かれています。
マーケティングを成功させるためには、今回紹介した数冊を読むだけで済みます。
もちろん、1回読むだけではなく最低7回くらいは読んで完璧に記憶するくらいが良いですね。
読んでいるうちに、「ビジネスって科学じゃね?」なんて思うかも知れません。