副業&起業ブームとは言いますが、それほど起業している人はいないですよね?
もちろん、こっそり副業している人は周りに言わないので気づかないですが。
不定期で起業のコンサルティングをやることがあるんですが、見ていると起業に向く人と向かない人の違いはハッキリわかります。
それを今回はシェアしたいと思います。
組織で浮いている人は起業向き
企業内で「独特」とか「浮いている」、「会社に馴染んでない。」という人、いますよね。
そういった人は、全然成績がよくなかったり、かえって周りに悪影響を与えていることがあります。
でも、そんな人が起業すると、おもしろいようにうまくいくことがあります。
実際、私自身が経営する1社の社員で、まわりからクレームだらけの社員がいました。
「平気で遅刻する。」
「ルールを守らない。」
「社員としての意識が低い。」
などなど、「あの人、ほんとなんとかしてほしいわ。」というクレームが社長に寄せられるわけです。
その人は、会社という組織では「害」でしかないわけです。
でも、話をすると全然悪い子というではなく、むしろ個性的で「ただ、周りの人とは感覚が違うな。」って印象でした。
実家が商売の人は起業向き
これはわりと「あるある」です。
「親が商売をしている。」
「代々商売をしている。」
そんな家庭環境で育った人は起業に向いている傾向があります。
「蛙の子は蛙」というコトワザがあるように「子の性質は親に似る」という例えです。
実際、お医者さんの子がお医者さんになる確率は高いですし政治家なんかもそうですね。
だた、これは科学的に証明されているわけではなく、あくまで「憶測」のレベルです。
でも、周りを見ると起業している人は親が商売をしているケースは非常に多いです。
もちろん、「親はサラリーマンだったけど、」起業しているケースはあります。
もし、実家が商売しているなら「もしかすると自分には起業の素質があるかも?」なんて考えてみるのも楽しいと思いますよ。
働きたくない人は起業向き
「好きでもない仕事をする。」って苦痛です。
「働きたくない。」と思っているなら、もしかすると起業に向いているかもしれません。
実は、まわりの社長の中に「自分は働きたくないから。」と言う理由で起業した人も少なくありません。
会社を立ち上げて、オペレーションを組んでしまえば、あとは社員任せで自分は自由になります。
そこを目標に起業している人もいます。
もちろん、社長として仕事はいろいろありますが、普段の業務はこなす必要はありません。
「もうこれ以上、会社のために働きたくない!」と強く思っているなら、起業の道も検討しても良いと思いますよ。
自分の才能は他人に聞け
その子とは話をする機会があって、「君はうちで働くのは違和感しかないわ。自分でなんかやったほうが良いよ。」と普段から言っていました。
本人は「は?」という感じです。
自分の才能に気づいていないんですね。
でも、きっかけがあって独立することになりました。
すると、見事なまでに自分のビジネスを組み立てて行くじゃないですか。
性格的には、どちらかというと小心者です。
にもかかわらず、水を得た魚のようにスイスイ事業を進めていくわけです。
他にも例はあるのですが、このように自分の才能って意外に自分でわかってない場合があります。
なので、「起業したいな。」なんて思った時は、家族友人知人に「私が向いている職業って何かしら?」なんて聞いてみると良いです。
起業に向かない人は企業人
逆に起業に向かない人は、組織の一員として仕事をすることに喜びを感じる人でしょう。
起業をすると、「自分でさまざまな手続きをする必要がありますが、そういった煩雑なて手続きは会社まかせで仕事だけをしたい。」というようなケースです。
サラリーマンの友人もたくさんいますが、そもそも起業なんて考えていなくて、一生企業人として過ごす覚悟を決めている人がほとんどです。
中には、「自分の学歴では出世はここ(例:部長止まり)まで。」ということをわかったうえで勤めている人もいます。
ある意味、人生割り切っていて関心しますが、彼や彼女は自分の適性を把握しているのだと思われます。
起業に向かないのは動かない人
「起業したい。」とか口では言うのに行動しない人。
これは100%起業に向いていないです。
起業する人は行動する人です。
『成功の反対は失敗ではなく「行動しないこと」』と言われるように行動しない人や行動が遅い人は起業には向いていないです。
おそらく、自分がどちら(起業向きか不向きか)のタイプなのかを理解してイないのだと思います。
そんな人は、そのままではおそらく、一生「口だけ」にってしまう可能性が高いです。
そのうち、オオカミ少年のように周りも「はいはい。」と耳を貸さなくなるのが関の山でしょう。
「地球は行動してナンボの世界。」と、どこかの誰かが言っていましたが、ほんとそのとおりだと思います。
考えるだけで死ぬ間際に後悔する人。
行動して失敗しても満足して死んでいく人。
死ぬときは、どちらかになるのではないでしょうか。
依存体質の人は向いていない
起業に向く人は、他人がどうあれ、自分の思う道を進みます。
でも、「起業したいけど、だれか助けて。」といった、他人に依存する考えを持っている人は一生起業はできないです。
「社長は孤独」なんて言われますが、起業は自己責任でやっていくのが基本なので「孤独」と捉えることも可能です。
もちろん、最初から組織として起業する場合は話は別です。
実際、「起業したい。」って人を見ていて、「誰かが助けてくれたら。」とか「皆んなに応援されるのなら。」といった条件付きで起業しようという人もいます。
残念ながら、このタイプの人は起業には向いていません。
意識改革が必要でしょう。
起業することが優れているわけでない
最後に「起業して勝ち組に。」なんて聞くと、まるで起業することが優れているような感覚におちいります。
でも、それは間違い。
起業しようが企業に努めようが、その人が幸せな人生を送れたならそれは成功と言えます。
若い人だと「自分が何がわかっていないか?」をわかっていないことが多いので、たくさん人とコミュニケーションを取ったり本を読んだり、見聞を広めることで自分がわかってくると思います。
ご参考まで。