皆んな使っているbase(ベイス)。
気軽にネット販売を始めるための、日本一使いやすい通販システム。
そして、ご存知、baseでは、オリジナルTシャツが簡単に作れてネット販売ができる。
そんなわけで、baseでTシャツを作ってみた↓
しかーし!
原価がバリカタ!
いや、バリタカ!
2000円超え。
シルクプリントでTシャツを販売した経験のある者にとって、オリジナルTシャツの原価2000円は、ありえない。
ないないヾノ´゚д゚`)
そこで「なんとかならないか?」と、いろいろリサーチしてみた結果、良いアイデアが。
これはもしかすると、今だけ使える裏ワザかも!?
衝動買いは3000円以内
「一般消費者が衝動買いをする価格帯は3000円以内。」
いつか忘れましたが、何かの統計で出ていた記憶 (うろ覚え) があります。
実際、自社ECサイトの1つ、ヤフーストアの購入価格帯で多いのは、やはり、2000円~3000円です。
この価格帯なら「失敗してもいいや。」くらいの心理があるのではないでしょうか。
個人的には最近ネットショッピングで失敗しましたが4000円弱。
まんまと騙された感じですが、「ま、いっか。」って感じです。
だから、Tシャツを販売するなら2980円(送料無料)が、「一番買われやすい価格帯ではないか?」と思うのです。
baseのTシャツ原価はバリ高
2980円で売りたいのに base(ベイス)のTシャツ原価は2052円。
2980円で販売したなら、手数料の6.6%+40円を差し引かれて利益を計算してみると次の通り。
2,980円(売価)
-2,052円(Tシャツ原価)
-236円(base手数料)
-200円(メール便)
=======================
純利益:492円也
利益うっすぅ。
売価3000円に対して15%。
ないない。
一般的なネット販売の利益率は30%~60%だから、アフィリエイトよりちょっと良いくらい利益率ですね。
そこで調べました。
「もっと利益率を高める方法はないのか?」と。
ありました。
Club-Tではなく、あのサービス。
base(ベイス)で、アプリをとって普通にTシャツを作ると「Club-T」が印刷して発送もしてくれます。
この定番のやり方だと利益は孫様クラスに薄くなります。
そこで、Up-T(baseと連動できる)を使う案が浮上しました。
一番安いTシャツ原価が1,408円(オリジナルプリント、かつ、送料無料ときた!)
ただし、在庫限りのセール。
だから、今しかできない裏ワザかも!?
Up-Tを使ってbase(ベイス)で販売した場合の利益を計算してみましょう。
2,980円(売価)
-1,408円(Tシャツ原価)
-236円(base手数料6.6%+40円)
-0円(送料無料)
=======================
純利益:1,336円也
一気に利益率がアップしましたね。
さすがアップT。
Up-Tも、base(ベイス)と連動できるのでClub-Tを使うより「今は」、Up-Tを使ったほうが得策でしょう。
baseを使わない裏ワザ
base(ベイス) は、確かに商品の登録や、売れたときの処理方法が簡単で優れています。
しかし、上には上がいます。
Shopifyです。
月額3,000円はかかりますが、手数料は3.4%ポッキリです。
手数料は、baseの半額(50%OFF)!
Shopifyで売れた場合の利益をシミュレーションしてみましょう。
2,980円(売価)
-1,403円(Tシャツ原価)
-101円(Shopify手数料3.4%)
-0円(送料無料)
=======================
純利益:1,476円也
利益率49%。
キター。
ECのプロとしては、ここでようやく、納得の行く利益率になりました。
ふつうにbaseを使って販売した場合の利益率は15%です。
3倍近い利益率になりますね。
10枚売れりゃ、あっという間に利益1万円超えです。
そうこなくっちゃ!
ただ、この方法だと注文処理が発生してしまいますけどね・・・人気店になってしまうと、ちょっと厳しいかも。
baseからShopiftyに移植する手順
まずは、販売するオリジナルTシャツをbaseに登録していきます。
10点でも100点でも構いません。
そして、base(ベイス)から、商品データを抜き取ります。
無料アプリの「CSV商品管理」を使います。
CSVファイルをダウンロードしたなら、それを、Shopify形式に変えてShopifyに放り込みます(インポート)。
それだけで、商品数が100点だろうが1万点だろうが、一瞬にしてShopifyのTシャツ販売サイトが完成します。
クレジットカード手数料の3.4%ポッキリです。
それ以外余計な手数料はかかりません。
base(ベイス)そのものは、楽天やヤフーショッピングのよう集客力はゼロで、お店を構えたなら、自力で集客しないといけません。
それは、Shopifyも同じ。
同じ条件なら、手数料安い方が良いですよね?
本当は超安いTシャツの原価
今回のようにTシャツの原価を気にするのは、実際の原価を知っている人だけかもしれません。
また、利益率を気にするのも商売の経験がある人だけかもしれません。
最近、知り合いがインスタで「baseでTシャツを作ってみた。」なんてストーリーにあげていましたが、普通に会社員をやっている人です。
あまり原価とか利益率のことは考えてないんでしょう。
でも、base(ベイス)を使って、オリジナルTシャツのデザインで販売サイトが作れるって、やったことのない人にとっては、すごく楽しいですよね。
それはそれで良いと思います。
でも、副業とかで「ガッツリ収入を得たい。」なんて思っている場合は、Tシャツの原価や利益率を気にしてみてください。
手元に残るお金が全然違ってきますから。
これ、知らないと大変なことになる!
まずはこの写真を。
ビフォーがないのでわかりにくいんですが、くっきり文字がプリントしてあったんです。
でも、乾燥機を使うとプリントが剥げて原型をとどめなくなったんです。
なんと、そんな基本的なことも知らなかったんです(泣)
そのせいで、お気に入りのオリジナルTシャツ(販売用ではない)がダメになってしまいました。
ネット上にある、オリジナルプリントTシャツがオンデマンドで作れるサービスは、ほとんどインクジェットプリンターを使っています。
「乾燥機はNG」の表記はあるので業者に非はないです。
販売者が知らないとお客さんにおこられます。
大きく目立つように、複数の箇所に乾燥機は不可と書いておくと良いでしょう。