メルマガで売上がボカンと上がったときに使ったメルマガの書き方のノウハウをシェアします。
実は、メルマガは長く出してなくて、ちょっと浦島太郎状態でした。
でも、新商品ができて「まずはメルマガでテストマーケティング!」というときに、あらためてメルマガの書き方を整理しました。
メルマガはメールマーケティングの一種です。
読者は読んでいない!
ランディングページの読者の特徴と同じですが、受信した読者はメルマガをいちいち読んでいないということです。
だから「読んでくれているだろう。」という視点でのメルマガ作成はまったく無意味です。
まずは、読んでもらえるための工夫に注力します。
それは件名であったり中身(コンテンツ)であったり。
送信したメルマガが、たまたま読者の目に触れたとき読んでくれる時間は7秒と言われています。
7秒で読めるのはツイッターのつぶやきレベルの140文字前後。
ぶっちゃけメインコンテンツは140文字以内に収めるということです。
件名(タイトル)については、読者がたまたまメールの件名を見たときに「クリックしてもらえる件名をいかに作るか?」そこが起点になります。
件名は、現状ベストなのは13文字~15文字。
件名=コンテンツ以外はNG
クリックしてもらいたいがために過激な件名をつけがちになります。
「助けてください!」とか、「え!?何!?」って思いますよね。
たしかに注目はしてくれるかもしれませんが、「助けてください。」と本文のコンテンツが一致していないと速攻削除です。
コロナ渦で大変な飲食店も多かったようですが、「リアルに廃業寸前なのでなんとかお願いしたい。」というコンテンツなら、まだ読んでくれる可能性は高いです。
メルマガ設計で100%押さえて置かないといけないのがタイトル=コンテンツ。
HTMLメールは絶対
画像や文字の大きさ、いろいろな色が使えるメール形式がHTMLメール。
文字だけのメルマガはテキストメール。
テキストが良いの?HTMLが良いの?という過渡期はすっかり過ぎて、メルマガに関しては2021年現在、テキストメールはオワコンでHTMLが絶対です。
なぜかと言うと、先ほど触れたように今の時代メルマガは基本的に「気づいてくれない。」「読んでくれない。」からです。
ユーザーも毎日大量のメールを受け取っていますからね。
そこで件名のクリックを経たなら、HTMLで写真が画像を一発目のアイキャッチに持っていけば読んでくれる可能性もクリック率の可能性も高まります。
古い人は「HTMLを送ってもちゃんと受信できないユーザーが多いのではないか?」と思っちゃいますよね。
私もそのくちでしたが、現在は(だいたい)9割以上のユーザーがHTMLを受け取れる環境になっています。
となるとテキストメールで送る意味はないですよね。
テキストメールのメルマガは役目終了です。
メインコンテツは1つに絞る
昔ながらのメルマガと言えば「読み物」として目次ありの長文でした。
確かに、昔はそれでも読んでくれていた時代もありました。
でも、今は1コンテンツ1発勝負です。
しっかり内容を絞り込む必要があります。
例えば、「セールのお知らせ」ならそれだけに絞る。「モニター募集」がテーマなら、それ1つ。以上!
今のユーザー(読者)は、「メルマガ」=「マガジン」=「読み物」という意識は完全になくなっています。
ただし、一応、メールなので本文の前半は挨拶、後半はショップの署名などをいれることにはなりますがそこは読まれていません。
だから、挨拶や署名などはテンプレート化して視覚的に邪魔にならないよう設定しておきます。
こんにちはネットショップのメルマガ担当の岡山田です。
秋も深まりつつある9月いかがお過ごしでしょうか。
北関東の我が家ではコタツは出しっぱなし。
電源は入れませんが、つい入ってうとうと・・・
昨日もコタツで仕事をしていると気づけば昼寝していました。
古風なメルマガでよくある冒頭の装飾的な挨拶文です。
今は読まれていません。
意味ありません。
書く必要もありません。
無駄です。
メルマガ攻撃で全然OK
「メルマガは配信頻度を考えないと解除される。」というのが基本ですが、そもそも今のユーザーはメルマガをしっかり読んでない。
毎日大量のメルマガが送られてくるのが当たり前になっているので、何通送っても迷惑と感じられる可能性は低くなっています。
もちろん、当店のように顧客の年齢層が高い場合は、メルマガ購読率が少ない可能性があるので、あまり頻繁に送っているとモロに解除されてしまいます。
そこはお店のターゲットの年齢層によって使い分けて叱るべしです。
20代30代が中心なんて場合は、週に1~2回頻度で送っても全然オッケーです。
「そんな頻度で送ると迷惑だ。」と思うのはわりと古い世代です。
言い換え配信テクニック
「週に1~2回のメルマガなんてネタがないよ・・・」
「ネタが思いつかない。」
そんなお悩みもあるとは思いますが、そこは言い換え配信という考えがズバッと解決してくれます。
1つのネタを切り口を変えて同じコンテンツながらタイトルは違うメルマガを作る手法です。
例えば、「ホゲブランドのワンピースのセールスタート!」というネタであれば、「本日から2週間50%オフ!」とか「お得な半額アウトレットのご案内」などですね。
これをすることでネタに困ることがなくなるのはもちろん、配信頻度が増えるので見てもらえる機会も増えます。
つまり、初回に送った「セールスタート!」は見てくれなくても2回目や3回目に送った「50%オフ」や「アウトレット」には反応してくれる可能性があるわけです。
また、コンテンツは1つに絞りたいけど、「どうしても3つになった。」という場合もあります。
A.セール
B.新商品
C.プレゼント企画
このような場合、1通目はABCというコンテンツの配置で2通目はBAC、3通目はCBAというふうに、メルマガ内のコンテンツを入れ替え(ローテーション配信)させて、閲覧率やクリック率を最大化する方法もあります。
ボタンは神
テキストメールのメルマガに慣れている人は、ついリンクを張ってしまします。
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つい先日まで、私もやっていました。
これは、このご時世クリック率は禿しく下がります。
それよりも、今はボタンです。
ボタン見りゃクリックしたくなりますよね。
心理学言うところの「アフォーダンス」です。
「ドアノブを見たら回わすもの。」ということを体験的に知っています。
自販機のボタンも同じで「プッシュするもの」という認識があります。
メルマガ内でもボタンを設置することで、「ユーザーは何も考えなくても瞬間的に押すものである」と認識してくれます。
明らかにクリックやタップできるボタンである画像や、CSSで影を付けてボタンぽくしたsubmitボタンなどはマストです。
まとめ
メルマガ読者はすべてのメルマガを見ているわけでもなく、本文をすべてをじっくり読んでいるわけでもない。
メルマガは件名を見てもコンテンツを見ても、すぐに内容がわかるよう設計。
長い本文のメルマガは過去の遺物。文章量は極力少なくする。下へ行けば下へいくほどクリック率が下がるのはランディングページと同じ。
1メルマガ1コンテンツの部分だけ見られる。
メルマガのコンテンツの目的は、ユーザーに行動してもらうために必要な情報で構成する。「(読んでおもしろい。」メルマガはいらない。)
といっても、開封率が20%でもクリック率は高くで3%程度と心得る。配信数の1%でもあれば万歳。
ただし、メルマガ購読者の属性はしっかり意識すること。セグメント分けをして配信。誰でも彼でも登録しているようなリストは効果は薄い。
成果の出るメルマガは以上の7ポイントを押さえて作ること。
(番外)ステップメールの最新のツボ
シナリオメールということもある自動配信のステップメール。
これも現在は基本セオリーが確立されています。
ステップメールと言えば、「順番に読んでもらう」というのが今までの考え方でしたが、現在は、前のステップを読んでいなくても、例えば、5回目を読んだとしても内容を理解できるようにしておく。
具体的には、バックナンバー。
過去に配信したステップメールの内容を簡単に参照できるようコンテンツの往来ができるよう導線を意識すること。