「パソコン・ソフト」という言葉に違和感を感じない人は、確実に昭和生まれです。
40代以上でしょう。
そんな世代が「ネットショップを作りたい。」と思ったとき、もしかすると、年賀状作成ソフトのように「ネットショップ作成用のソフトで作るんじゃないか?」って思うかもしれません。
でも、これは完全な間違いです。
有名ネットショップ作成ソフト
その昔、ネットショップ作成ソフトとして有名なソフトがありました。
その名も、「ネットショップ・オーナー」。
いいネーミングですよね。
このソフトを買うだけで一国一城の主、ネットショップのオーナーになれるような気がしてきます。
ただ、2021年現在、このソフトは役目を終えご引退なさっております。
バージョン5が発売されたのが2012年。
2017年くらいまで買えたような気がします。
でも、現在は、一太郎で同じみのジャストシステムさんも、このソフトに関しては開発は中止しております。
再開の予定は、おそらく永遠にないでしょう。
なので、パソコンソフトを使ってネットショップを作りたくても、できないのが令和の時代です。
ソフトなしで作成できる
2021年現在、ネットショップを作ろうと思えば、わざわざパソコンソフトを使わなくても、ブラウザからちょこちょこっとやるだけで完成しちゃいます。
例えば、Shopifyというサービス。
私も1店舗で使っていますが5分もあれば1商品販売のネットショップが完成します。
コロナ渦で、「実店舗以外の売上を作りたい。」と通販を模索する飲食店を中心に個人や中小企業の利用者が増えています。
専門的な知識なく、簡単にネットショップができるのです。
簡単すぎるのは嫌だ
いや、ネットショップが簡単に作れては面白くない。
試行錯誤しながら構築の苦労を味わうのが目的だ。
そんな方には、ワードプレス。
パソコンソフト「ネットショップ・オーナー」引退後の新人、というと変ですが、要は世代交代です。
現在は、「パソコンにソフトを入れて操作する。」という時代から「ウェブ上でソフトを操作する」という時代に変わりました。
メールもウェブ上。
ワードやエクセルもウェブ上。
年賀状作成もウェブ上。
パソコンは、もはや、ウェブ上のソフトを操作する端末に過ぎません。
ウェブ上で、苦労してネットショップをつくりたいならワードプレスです。
ワードプレス
ワードプレスというソフトは、ブログ(日記)を書くためのウェブアプリです。
でも、カスタマイズ性が高いので、いくつかの機能を追加してやればネットショップを作ることができます。
それを可能にしてくれるのがWooCommerceというものです。
英語圏のものなので名称は英語ですが、すべて日本語で利用できるようになっています。
「ネットを通じてモノを販売する。」ことより「作ること」に楽しみを見出す人には、この組み合わせは最高に楽しいのでオススメです。
詳しくは、こちらのページにも書いています。
もし、「ワードプレスって何?」くらいのレベルの人は、ネットショップが完成するまで相当な苦労を味わえると思います。
しっかり生みの苦しみを楽しんでください。
中小企業の通販参入?
そうではなく、「企業として通販への参入を考えている。」
それなら、パソコンソフトなど、悠長でスローで時代錯誤な方法ではなく、しっかりした通販システムを検討してください。
事業規模にもよりますが、年商1億以上売っている会社なら、ショップサーブをおすすめします。
よくわからない場合は、とにかく電話でもなんでも聞いてください。
この企業は、通販システムを提供するのとどうじに、コンサルティングも得意です。
企業のITレベルの把握から、商材の市場でのポジションなどを分析したうえ、どのようにEC事業を進めてけばよいか教えてくれます。
実際、右も左もわからない企業が同社のサービスを使って、1年も立たないうちに億を売るようなレベルに達したこともあります。
パソコンソフトで楽しむこととEC事業(ビジネス)を始めることは、まったく別物です。
親子丼と牛丼レベルの違いではなく、親子丼とミサイルくらいの違いがあります。
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