カナダからやってきたグローバルな通販システムShopify(ショッピファイ)。
クライアント1店舗で利用中ですが、こちらは成功店どころか負け組です。
かつては主要キーワードで検索1位を維持し儲かりまくっていましたが、多くの同業他社の参入で、いまでは検索結果は、はるか彼方に追いやられ瀕死の状態です。
いや、シボーシテイルと言ってもよいくらい・・・
さて、そんな残念な事例を見ても学ぶことは少ない。
と言うワケで、Shopifyを利用して成功しているお店を見てみましょう。
個人名公開、ひとりで運営
ミウラタクヤ商店さん。
健康食品のオンラインショップを1人で運営されています。
2016年に10年勤めたEC関連企業を退職して独立。
Shopifyの開店は2019年の4月。
それまでの3年間はどこのシステムを使っていたのかはわかりませんが、Shopifyに切り替えてから、売り上げを2.5倍にしたそうです。
ドメインの登録が同年の12月なので、それまではShopifyのサブドメインで運営されていたのでしょうか。
実は、この方、Shopify教育パートナー認定第一号。
こちらのほうでも活躍しているようです。
1号は強い。
2000円ベーコン
山西牧場さん。
がちの牧場ですね。
2000円ベーコンがヒットしているらしいですが、価格比較されやすいモール店は避けて、本店サイトをShopifyで立ち上げたようです。
写真のクオリティーも高く、見ているだけでよだれが出てきそうです。
ただ、サイトの作りは全然問題ないと思うんですが、運営面でちょっと不安がありますね。
と言うのも、ショッピファイはそれなりにいじってますがCRMがちょっと弱いような気がします。
この牧場さん、月商は数百万~数千万クラスで顧客数もそれなりにだと思います。
顧客属性に応じたマーケティングをするには、相当Shopifyが使いこなせないと難しいのかな、って想像します。
顧客が多い場合のマーケティングに不安
顧客属性に応じて関係性を築く仕組みをCRMと言います。
通販システムでCRMが強いのは、ショップサーブですね。
売上規模や顧客数を考えた時、Shopifyかショップサーブか、個人的にはショップサーブでしょう・・・
特に、ショップサーブのオプション「Eストアークエリー」は、ステップメール、メルマガ進化版です。
ベーコンだけを注文した人にはシナリオAのメルマガを。
カレーを買った人にはシナリオBのメルマガを。
と言う感じで、お客さんの特性別にメールの内容を変えられます。
おそらく、Shopifyにも、同じようなアプリはあると思いますが、本日現在英語版しかないんじゃないでしょうか。
三浦さんのようにひとりECの場合は、Shopifyは最適だと思いますが、企業単位となると、まだショップサーブに軍配が上がるような気がします。
まとめない
いずれにせよ、Shopifyの上陸で、これと言って特色のない通販システムは淘汰される可能性があります。
安さを売りにしたところもありますが、そもそもShopifyが破格ですからね。
クレジットーカード手数料3.4%。
固定費なしの月額3000円ほどのコミコミ。
国内の通販システムは、安さを謳っていても、クレジットカードやその他の決済方法を導入しようと思うと月額の固定費が膨らみますからね。
らくうるカートの月額300円プランも、その金額だけみると安いですが、カード手数料5%+売上手数料1=6%と、ガラパゴス的な料金体系です。
そんなことやってると、黒船に駆逐されちゃうよ?と心配になりますが。