ショッピングモールの楽天が5月いっぱいで、アフィリエイトASPを使った新規募集プログラムを終了しました。
もう、完全に頭打ちですね。
今さら高額な費用を払って出店してもペイできる可能性が不可能に近いのが広く知れわた、って感じですかね(例外はあるでしょうが)。
Shopifyを使えば月額3000円ぽっきりでECサイトが簡単にできますし。
そのショッピファイですが、最初からグローバル対応です。
日本に居ながら海外販売ができる機能がデフォルトで備わってるんですよね。
ただし翻訳は自動で全部やってくれるわけではないです。
自動翻訳でいける部分、例えば「カートに入れる」とか「お会計」は機械翻訳で十分でしょう。。
でも、商品説明文。
これ自動翻訳しても意味わからないことが99%ですかね。
かと言って、翻訳しやすい日本語にしてしまうと、今度は日本語がおかしくなる。
そこで活躍できるのがECに特化した翻訳者。
ただ翻訳できるだけじゃダメ
英語を学んだなら、それなりの翻訳はだれでもできます。
「ただ、訳しました。」ってやつ。
マニュアルとか海外からの、海外へのメールなども、さほど敷居は高くないですね。
ちょっと英語がわかる人なら、ネットの翻訳サービスを使いながらなんとか訳せます。
でも、販売ページ、特に、販売のためのキャッチコピーや説明文。
これを「ただ訳される」と使い物にならない。
元々の日本語は「売るための文章」であり「SEO対策を施した文章」だからです。
まずはSEOを理解する
日英の翻訳需要が伸びているらしいです。
グローバルECも盛り上がってきているので、ますます「日→英」の需要はのびるでしょうね。
そこでECサイトの翻訳をする場合、「ただ訳すだけの翻訳者」には用はない。
SEOを理解したうえで、クライアントの意向にそった販売ページを一緒に作っていけるくらいのレベルが必要でしょう。
SEOは狭義から広義まで。
ですから、当然「キーワード調査」なども、その国の言葉でできることが要求されます。
英語は英語でもいろいろある
英語圏の代表と言えば、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアです。
一般的な英語ならどの国でも、ほぼ通じるのはご存知の通りです。
でも、日本国内でも絆創膏(ばんそうこう)の呼び方が違います。
カットバン、バンドエイド、リバテープ、キズバンなどなど。
九州方面で使われるらしい「リバテープ。」
この言葉をカットバン地域の人に対して広告として流したらどうなるか。
当然、通じないですよね。
英語も同じで、アメリカでは「クッキー」なのがイギリスやオーストラリアでは「ビスケット」と言われている、みたいな。
翻訳者なら、その辺の地域の違いなどは、当然頭に入っているはずなので、クライアントがグローバルECを展開する国の文化や事情に応じたカスタマイズができる必要があります。
セールスもわかれば最強の翻訳者
SEOを理解したうえ、セールス。
例えば、その国で、何かを販売する際に反応が取れやすい言葉やフレーズなど知っていると、仕事は超スムーズですね。
例えば、ある国では「10%OFF」と割引を提案するよりも「〇〇をオマケ!」とプレゼントを付けるほうが反応が取れる、といった感じです。
そういった広告などに関する情報は、持っていなくてもネット検索である程度入手できます。
依頼を受けてからスピード感を持ってリサーチできる人だと、もはや1文字5円など歩合的な報酬からは脱却できるかもしれません。
「月額15万円、6か月契約」とか。
翻訳作業ではなく、ECサイト・ローカライズ・コンサルタントみたいな肩書が作れそうですね。
経験がモノを言う
以前、翻訳をお願いした方は、書籍も出版しているほどの業界の有名人(おそらく)。
翻訳のクオリティーは120%の満足度のうえ、コミュニケーション力も抜群。
だからと言って高額な料金と言うワケでもなく、とってもリーズナブル。
レスポンや納期などのスピード感も申し分なし。
直接お会いすることはなかったのですが、文面から人柄があふれ出るほど日本語の使い方もうまい。
50代半ばの男性でしたが、自分の職業に対する意識が高く、日々多方面の勉強を怠らない人のようでした。
世界的なメーカーでサラリーマンとして働いていた経験も生きている感じです。
経験や実績はあるほど良いですね。
ちなみに、今回の記事、EC業界人としての見解です。
今後、本当に稼げるかどうかは本人の実力次第、というのは言うまでもありません。