MA後進国の日本。進んでいる欧米諸国。Shopify運営日記。

マーケティング・オートメーション

昔、アメリカの友人が「めっちゃイケてる旅行プラン考えたんだけど、日本でいっしょにマーケットしない?」って言ってきたことがありました。

そこで、なるほど。「マーケット」ってそうやって使うんだって知りました。

つまり、マーケットという動詞は、「新商品や新サービスを世に広めるための活動」といった意味。

マーケティングはその名詞ですね。

「新商品や新サービスを世に広める活動のこと」というのが、本来の意味でしょう。

マーケティング・オートメーション(MA)

最近は、そのような「マーケティングを自動でやっちゃおう。」という流れが大きくなっています。

略してMAです。

簡単に言うと、「コンピューターを使って自動で新商品の布教活動」をするようなイメージです。

例えば、「当社の5000点ある商品を1週間に1度ツイッターに投稿する。」といった設定をしてポチっとするだけで、ボットちゃんが、確実に投稿を行ってくれるような感じです。

「ECサイト運営者がMAを知らない?」となると、日本人が「日本で一番高い山を知らない」くらい、「え~~~~っ」と驚愕されるような初歩的知識です。

やっているかどうかは別にして。

とは言うものの、日本の通販システムでMAを標準的に導入しているところはなさそうなので、そうでもないかもしれませんが。

Shopify標準装備のMA

それでも、「マーケティング・オートメーション」ってよくわからない。

そんな方にはShopify(カナダから来た通販システム)に標準的に装備されているMAツールを見ると「なるほど!」と思うでしょう。

具体的名称は「カゴ落ち対策」といった感じです。

たまにないですか?

ショッピングをしている途中で宅配便がやってきたり、突然ん便意でトイレに駆け込んだり、購入を中断すること。

戻ってきて購入完了すれば良いのですが、戻ってくる頃にはショッピングのこをスッカリ忘れて出かけてしまったり。

そんなとき、メールアドレスの入力まで進んでいれば、システムが自答できにメールを送ってくれるのです。

カゴ落ち対策自動メール送信

国内でもMAツールを提供する企業はたくさんあるのですが、そのほとんどが、まあまあ高い。

零細ショップにとっては、そんなものを契約しても、「どーせペイできないであろう。」と思えるような料金プランばっかりです。

でも、Shopifyには、デフォルト(あらかじめ)無料でカゴ落ち対策の機能が装備されています。

ここから設定↓

MA

設定できるのは下記のような項目です。

「チェックアウトを放置」というのは、カートに商品を入れたものの「購入完了」ボタンを押していない、メールアドレスを入力したり会員になっているユーザーのことです。

メールの情報が得られていない場合は、メールは送れませんからね。

そんなとき、1時間後、6時間後、10時間後(おすすめらしい)にメールを自動送信することができるわけです。

そして、なんと、送信するメールテンプレートも、バリバリカスタマイズできます。

なぜか「メールアドレスをカスタマイズ」と書かれていますが、このボタンを押すとメールがカスタマイズできます。

個人的には、件名「お忘れじゃないですか?」といった感じにしたいですね。

そんなメールが送られてくると、「あ、、、忘れてた!ありがとう!」ってなる場合もありそうですよね。

その他のMAツール

非常に残念なことに、Shopifyには、その他にも協力なMAツールが導入できそうなのですが、ぜーんぶ英語!

わかりませ~ん(><)

MA3

Googleはわかりますが、それ以外・・・・

SMSは、もしかすると、電話番号の入力があれば「SMS」でメッセージを送れるMAツールなのかもしれません。

いちいち翻訳して調べのも面倒なので、日本語化を待ちたいですね。

ウェブ接客もMAだ

以前紹介したウェブ接客ツールの「ecコンシェル」なんかもMAツールですね。

「ウェブ接客」という言葉は、違和感しかありませんが、要は、アクセスユーザーの性質に合わせて見せる方法を変えるってことです。

例えば、初めて訪問したユーザーには「500円割引クーポンプレゼント」を見せる。

一方、リピーターさんに対しては、「顧客様だけの限定商品のご案内」や「リピーターさん特別クーポン3万円!」などを見せるなど。

ecコンシェルは、とりあえず無料で使えるので、ウェブ接客の仕組みなどを学ぶにはちょうど良いと思います。(かなり制限がある。)

当店でも、数年前にショップサーブのお店に導入してみました。

でも、試す期間が短かったのか、よく考えなかったのが悪いのか、たいした効果は得られなかったですが・・・

たかが無料のウェブ接客でも、「しっかりユーザーをセグメンテーション(分類)して、それぞれに訴求できるようなキャンペーンを作りながら、PDCAを回さないといけない。」という結論に至りました。

かなり面倒くさいですが、やった者勝ち。

今のところ負けてますが。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。