今さら、ハンドメイドショップなんか作るな。

ハンドメイドショップなんてやめよう

あなたのまわりで、「私はモノを買うとき必ずハンドメイドにするんだ。」なんて人、何人いるでしょうか?

たまに、友人の女性に「そのカバンかわいいね?」と聞くと、「友達が手作りしたやつなの。」ということがある程度です。過去に1度だけ・・・

それ以外、周りの人の持っているモノ、身に着けているモノをよ~く見てみてください。

99.9%が市販品(メーカー製造品)じゃないでしょうか?

アマゾンで買ったり楽天で買ったり、あるいは、どこかのショッピングモールで買ったり。

アパレルショップで買ったモノが「たまたまハンドメイドだった。」なんてことはあると思いますが、「ハンドメイド」名指しで買う人は、超珍しいのが現状ですよね。

ハンドメイドショップが売れない理由

こういうこと、あまり言っちゃいけないんですけど、ウソを書くのも良くないですからね。

「ハンドメイド売るならはミンネだね~。」とか。

ダメダメ・・・「出品する」と「売れる」は、この世とあの世くらい違う世界です。

そんなわけで、ハンドメイドショップを作ったところで、たいして売れないのは、やる前から見えています。

ニーズ(ハンドメイドが欲しいという人たち)があまりに小さすぎるのです。

あなたのまわりでハンドメイドで成功している、とまでいかなくても、十分なお小遣いを稼いでいる人はいますか?

いないですよね・・・

全体としてはハンドメイドは儲かりません。

1万円稼ごうと思うだけでも、ほんと大変な世界です。

もちろん、「儲からなくて良い。楽しけりゃいいんだ。」というコンセプトで販売している人は、この限りではありません。

なぜ、ここで売らないの?

ハンドメイドだからと言って、わざわざハンドメイド専門店を立ち上げなければいけないルールも法律もありません。

だから、普通に、99.9%の消費者が市販品を探したり購入するマーケットで商品を売ればいいんです。

「ハンドメイド」は、商品の仕様の一項目として、こっそり書いておく程度で十分です。

逆に「ハンドメイド品のため多少のゆがみが発生します。」など、言い訳にも使えますしね。

じゃ、どこで売るの?

yahoo! shoppingです。

年間何百億円という売り上げを作る大型店から365日1件も注文の入らない幽霊ネットショップまで、何万店もが出店しているショッピングモールです。

初期費用0円、月額費用0円。

個人でも出店できるし、クレジットカード決済の導入もできる。

そして、一番おいしいのが、モール内に大量の消費者がやってきているので、集客力のないしょぼいサイトに比べて、はるかに売れる確率が高いわけです。

自分で宣伝しなくても、かってにお客さんが来てくれる確率が非常に高いのです。

「ハンドメイドだから」って「ハンドメイド専用のプラットフォーム(売り買いするところ)を選ぶ必要なんてないわけです。

まあ、農産物という「手作り品」をヤフーで売っている人にしてみれば、「何を当たり前のことを言ってるの?バカか?」って言われそうですけどね。

売れた時の利益率がバツグン

「無料でかんたんにネットショップが作れる。」といったサービスもあります。

否定はしませんが、売れた時が困ります。

10%近い手数料が引かれるからです。

例えば、1万円の商品が売れた場合、手元に入ってくるのは9000円です。

そして、送料を「無料」として販売側が負担していると8000円になったり7500円になったりしますよね。

最終的に、製造原価(材料費のこと)を引いたのが純粋な利益になります。

せっかく1万円で売れたのに最終利益は1000円とか2000円とか、そんな悲劇が待っているんですね。(原価率によるけど)

ヤフーならカード手数料やその他の手数料を含めて5%もいかないくらいです。

代金引換や銀行振込ならもっと費用は安くなります。

利益率が高いということは儲けが多い。儲けが多いと、また、「次作ろう」という意欲がわきますよね。

あれだけ頑張ったのに、これっぽっち??

そんな落胆を経験したくない場合はヤフーへお店として出店することを検討してみてください。

越えなければいけないハードルは1つだけ

ヤフーショッピングは出店無料、月額費用も無料。売れた時だけ、ほんのちょっとの手数料。

このおいしさに飛びつく人が多数いたのですが、フタを開けてみると、「開店できない。」人が多発しました。

理由は、「店づくりができない。」です。

というのも、ヤフーストアはもともと月額2、3万の有料サービスだったんです。

だから、通販のシステムも「プロフェッショナル仕様」なんです。

無料で飛びついた人や企業も、「契約したものの白紙のネットショップのまま放置する。」という事態が多発していたのです。

お店作りには、「パソコンが使えること。」と「お店作りのためのちょっとした専門知識」が必要なのです。※ヤフーストア作成講座も見てね。

プログラミングとか、そこまで深いスキルは必要ありません。

知らない人には難しく感じるかもしれませんが、70歳近いオジサンでも、1、2か月集中して取り組んでこなせるレベルです。

そのハードルに挑戦するかしないかは、あなた次第ですけど。

始めないことが最悪のデメリット

ブログの記事、ということで、なかなか伝えづらい部分はありますが、一言で言うと、なんでやらないの?ってことです。

スマホでもそうですよね。

格安simって安くて便利なサービスがあるのに「なんで乗り換えないの?」って疑問に思う気持ちと同じです。

格安simの大きなデメリットはなくて、乗り換えないことがデメリットなんですよね。

ただ、「格安」って言葉が悪くて「品質も悪そう」って思っている人が多いようです。

格安simを5年以上使っている人間からすると、3大キャリア(au、docomo、softbank)を使う人は、無駄遣いの王様みたいに見えちゃいます。

「そうじゃねーぞ」なんて反論の人もいるかもしれませんけどね。

余談ですが、勝間和代さんがyoutubeで言ってましたが、「ITリテラシーの高い人が格安simを使う。」というのは当たっているかもしれません・・・

話はそれちゃいましたが、ハンドメイドでも「コストをかけず売り上げを取りに行きたい。」って人は、ヤフーショッピングへの出店は最高です。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。