個人事業主として開業届けを出すのであれば、基本的に、職種はどうでもよいです。他の自営業と同様に、基本的な事を書いて提出すればOKです。
結局のところ、税務署としては、「いくら収入があって、税金はいくら払ってくれるの?」ということだけに関心があるわけなので、アフィリだろうがネットショップだろうが見ているのは金額だけ。
もちろん、数千万から数億という規模の売上になってくると、税務署も黙ってはいないですが、サラリーマンの副業程度、お小遣い稼ぎ目的の開業なら、適当なネット関係の職種を書いて出せば問題ないです。
ネット関係の職種はいろいろあるので、良さそうなのを適当に選んでおけば良いです。「“ウェブデザイナー”で届け出ているのに、アフィリ収入しかないじゃないか!?」そんなお咎めを受ける可能性は、宝くじに当たる確率より低いでしょう。
ちなみに、ネット関係の職種はいろいろあるようですが、気持ち的にも、あまりかけ離れていないものを選んでおきたいですね。
以下、おすすめの職種。
・ウェブデザイナー
・SEMコンサルタント
・ITコンサルタント
・SEOエンジニア
・SEOコンサルタント
「アフィリエーター」というのは、職種としては、あまり書かれることがないようですが、そのまま書いていてもウソはないので、問題ないでしょう。
そんなことより、開業届けのときに注意したいのは、節税のための届け関係です。
まず1つ目は「青色申告承認申請書」。帳簿などきっちりつけることを約束すると、ちょっと税金が安くなります。
2つ目は、例えば、奥様が専業主婦なら、「青色事業専従者給与に関する届出書」を出しておくことで、奥様に給料を支払い、それを必要経費にすることができます。提出していなければ、経費として認められません。
いずれにせよ、年間で数万から数十万程度の収入になりそうな場合は、そんなに神経質になる必要はないと思いますよ。数千万でも適当にやってる人もいるくらいですから。