生き残れるメーカーが死守すべき3つの鉄則

文句言うなら買うなというメーカー

ネットショップ運営者として、日々一般消費者のを対象としてビジネスを行う一方、仕入れ先メーカーとの関係性も保つための活動も怠ってはいけません。

そんなわけで、めったに会わないメーカーAさんとミーティングして、確実に儲かるメーカーの鉄則的なことを感じたのでシェアしておきます。

販売先を厳選

「とにかく売りたい。」ってメーカーは、誰でもいいから仕入れてくれ、って姿勢になります。気持ちは良くわかります。

我々BtoC業者も同じです。「とにかく買ってくれ。」と。

でも、そのメーカーさんは逆張りです。

気に入らない顧客(小売店)は、ばっさばっさ切っていきます。

特に、提示した小売価格を割引して販売するような小売店は一発アウトです。即取引停止。

普通に考えると、公正取引委員会ざたですが、幸い、マイナーな業界なので、まず指導が入ることがありません。

ホームページは持たない

2020年にもなるのにホームページすら持っていないメーカーさんです。

理由は、「大事にしている顧客以外には情報を出さない。」です。

ほとんどのメーカーがホームぺージを持ち、最新情報を発信する中、一切最新の情報を出さず、ネット上は営業をしていないかのような雰囲気を醸し出しています。

それが奏功して、力のない小売店からの引き合いは一切ありません。

その分、余計なコミュニケーションの時間がカットできます。

当該メーカーさんは、顧客を厳選するので広く一般に募集するのではなく、自ら開拓することに集中しています。

客待ちではなく、優良な顧客を自ら開拓して選別して狙い撃ちする感じです。

例えば、栃木県内に、その業種の多数の小売店がひしめいているわけですが、その中で一番優良な1店を決めて、そこだけと取引をします。

それ以外のお店から引き合いがあっても断じて断る、といったスタンスです。

絶対に目立たない

儲かってるけど絶対に目立たないという方針です。

ホームページを持たない、というのもそうですが、広くマーケティングしないんです。

だから、いくらネット検索しても連絡先が見つけられないんです。(ネットに情報を載せてないので当たり前ですが。)

一言で言えば、知る人ぞ知る、ってやつです。

住宅地の中で看板も出さず紹介だけで営業するレストランや紹介制のゲストハウスがあるように、紹介制のメーカーって感じです。

そんなメーカーさんの商品を仕入れられるのは、ほとんど運としか言えないレベルです。

ネット通販の小売店としては、なかなか、そこまで思い切ったことはできないので、感心してしまいます。

当店も「安さを求める人は買わなくていいです。」と暗に謳っているいますが、正直、安いモノでも買ってくれたらありがたい・・・

でも、そのメーカーさんは、徹底しています。

「文句言うなら買うな。あんたが買わなくてもうちは困らないから。よそへどうぞ。」って普通に言いますから。

ん~~真似できね~

オススメ本

そこで思い出したのが、本当は教えたくない知る人ぞ知るコンサルタントの著書。

営業マンは断りなさい。顧客はどんどん切り捨てましょう。そんな考えです。

今回のメーカーさんのやり方そのまんまです

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。