ネットショップを長くやっていると、お客様目線というか客観的な目線でサイトを見ることできなくなります。それなりに考え、キャッチコピーや説明文を作って「それがベスト」と思い込んで疑わない状態に陥ります。
ところが、まったくの第三者が自社ECサイトを見たとき、思ってもいないような意見が飛び込んできて「ハッ!」とした経験がある運営者も多いと思います。
以前、ショップサーブ提供のEストアーが開催するABセミナーに参加したとき、同社の元気な社員さんが当社サイトを見て、「この強みを全面に持ってきては?」という意見を頂きました。
今でこそ、そのを強みをアピールしていますが、当時は、無理やり7つくらいの強みじゃね?的なコトをピックアップしてサイトに並べていましたが、よくよく考えてみると、最も強みのある点、訴求できる点は、社員さんが指摘してくれたポイントでした。
このように、「自分は美人(美人がウリ)なのに全然気づいていない。」的な、客観目線からの意見というのは、時には、とても刺激的です。その一言で、ボカンと売り上げが上がることもあります。
さて、通販のプロがECサイトをチェックしてダメ出しをする企画を長年にわたりやってきた、とあるASP(通販システム提供会社)があります。
若干マニアックな企業で、おちゃのこネットと言います。安くネットショップができるサービスです。
無料でネットショップができるBASE株式会社と、年商10億規模でも使えるショップサーブの中間的なポジションでしょうか。いわゆる中間価格帯ですね。
その公開ページがこちら(EC仙人のダメ出し道場)。
「第一印象、おいしそうなパンの写真があるのでパン屋さんかと思ったら、包装屋さんとは!これではダメでしょう。」といった直球のダメ出しの数々。「じゃ、どうすればよいか。」的なコンサル内容も併せて書かれています。
全部で100店くらいなので、一日3件読めば約1か月でネットショップ運営の基本が身につくでしょう。古い関連書籍を読むよりもよっぽど価値があると思います。
ただ、残念ながらEC仙人さんの直接のダメ出しを頂くには、おちゃのこネットでお店を作っていないといけません。当然ですね・・・
ユーザー層的には、ショップサーブもかぶっているので、同じような企画をしていただきたいところですが、いかがでしょうか?
年商10億規模のショップのコンサルできる人は少ないとおもいますが、8割の中小ショップなら、いくらでもダメ出しできると思いますよ。
実は、最近そのような動きの気配はあったのですが、その後どうなったのでしょうか・・・音沙汰がござません。