ネット販売初心者向けの内容です。
ネットショップを「作ってはいけない!」とは、一体どーいうことなのか?
について。
EC業界を知らない人は「ネットショップ(ECサイトとも言う)はどうやって作るんだろう?」って疑問を持つと思います。
きわめて素朴な疑問ですね。
そこで、誰もがいろいろ検索するとは思いますが、ヒットした情報は多すぎるし、内容もまちまち、「結局何が正解なのわからなくなる」という状態になっていると思います。
それもよくあることです。
でも、ここには明確な答えがあります。
さて、ネットショップを開店する方法、すなわち、所有する方法は3つだけです。
自分で作る方法
「自分で作る」というとき2つの方法があります。
1つ目は、プログラミングを学んで作る。
2つ目は、パーツを組み合わせて作る。
プログラマーになる
通販サイトを作るために、プログラミングの基礎から学び、プログラマーやWEBクリエーター(WEBデザイナー)となってネットショップを構築していきます。
現在のネットショップは、HTML、CSS、PHP(プログラミング言語)などが主流です。
HTMLやCSSはネット情報で簡単に学べますが、PHPなどの本格的なプログラミング言語は、テック・アカデミーなど、(オンライン)スクールやで学ぶ人のほうが多いです。
いや、「私は独学で行く」なんて方は、本1冊をしっかり学習し、ネット情報も活用しながらプログラマーになると良いでしょう。
プログラマー業界は、今も今後も人材が不足していますから高収入が狙えます。
参考:2023年以降、ネットショップを成功させるには5つの基本を知ること
パーツを組み合わせて作る
「どうしても自分の手で作っていきたい。」なんて人に、おすすめなのは「パーツを組みわせて作る」という方法。
具体的には、ブログアプリの「ワードプレス」に「ウーコマース」を組み合わせる方法です。
必要料金はサーバー代(ネットショップを公開する場所)の月額500円くらい。
儲かるか儲からないかもわからないのに、いきなりお金をかけるなんてありえませんからね。
この方法だと通販システムそのものは0円!です。(カード決済手数料もStripeを使えば0円!)
また、 「EC Cube(イーシー・キューブ)」という通販用無料アプリを使う方法があります。(あまりオススメではないけど)
初期設定のままですが、あとは自分の商品に入れ替え、好きなデザインに変えるだけ。
こんな高機能なネットショップがタダで作れるわけですから、いきなり高いお金を払うなんてもったいないですよね。
買う
実は、ネットショップを買う方法もあります。
専門の業者(ウェブアプリ開発企業やホームページ制作業者)に依頼して作ってもらいます。(「スクラッチ開発」や「フルスクラッチ開発」と言う。)
そして、それを買い取ります。
場合によっては保守契約(メンテナンス契約)のように「月額5万円」や「月額30万円」などの契約になる場合もあります。
制作料金は、内容にもよりますが50万円~数千万円までです。
正直、これもあまり一般的ではないです。
500万円、1000万円と資金に余裕があってオリジナルのサイトを作りたい企業は、この手法をとる場合もあります。
最近、楽天を退店したワークマン(作業服専門)がは、フルスクラッチに移行したニュースもありました。
そもそも、フルスクラッチの場合、制作業者に依頼する際、ネットショップの機能について事細かいことまで書いた仕様書を用意する必要があります。
仕様書を作るためには、ネットショップのシステムについて熟知していたり、業者に対して適切な指示が出せたりするスキルが必要です。
さらには、SEOなどにも精通している必要があります。
例えば、
「サーバーは何を使う(レンタルなのか?VPSなのか?専用なのか?)」
「開発言語は何にする?(CGIなのか?PHPなのか?その他なのか?)」
「フロントページのCMSは開発にするのかオープンソースを使うのか?」
「カート機能だけにするのか、顧客管理機能もつけるのか?売上分析機能は?」
などなど、すべて明確な指示が出せることが前提です。
そんなわけで、潤沢な資金を持っている上場企業や大企業は、このスクラッチ開発などをしていることがあります。
その料金も数百万から数千万です。
もしかすると億を超えているケースもあるかも知れません。(アマゾンの通販サイトの設計や開発などは確実に億を超えてますね。)
借りる
さて、副業や本業、あるいは企業の通販事業としてネットショップを始める場合は、「通販のシステム」を借りるのが正解です。
特に初心者は。
わかりやすく言うと、パソコン版通販ウェブアプリです。(正確にはASPやSaaSと言う)
アプリを使って販売を始めるのが「正しい」というと変ですが、一番早くて効率的な方法です。
また、99.9%(個人的感覚)の個人はこの手法をとっています。
「不用品を売りたい。」って時に、メルカリを使うイメージです。
「不用品を売りたい!」と思ったときに「フリマアプリを自分で作る」なんて発想はしないですよね。
他人の作った便利なサービスに乗っかるのが一番楽で早いんです。
ただし、通販用のウェブアプリは無料のものから有料のものまであり、よく考えて選ばないとスタートから失敗・・・なんてことになりかねないので注意が必要です。
通販アプリ4選
さて、ここで通販を始める場合に、ポピュラーで代表的なアプリを4つほど紹介しておきます。
ベイス
無料で一番ポピュラーなのは、BASE(ベイス)。
よく見かけると思います。
コロナ騒ぎの巣ごもり需要で株価が暴騰しました。
このアプリのメリットは、なんと言っても無料・・・なのですが、それは売上がゼロのときに限ります(笑)
つまり、観賞用のネットショップを持ちたい場合はだれでも無料なのです。
でも、商品が売れた。
このときに、手数料(約10%)の手数料がかかる仕組みです。
「10%でも良い。」って人には、向いている思いますが、「10%なんてトンデモナイ!」という人は使わないほうが良いですね。
ちなみに、次に紹介する有料アプリは、月額費用はかかりますが、手数料は最大でも4%くらいです。
ショッピファイ
1つ目は、カナダからやってきた世界標準のShopify(ショッピファイ)。
リンク先が英語のことがあるので「えっ?(・・;)」って思うかも知れませんが、メアド登録後は日本語で使えます。(1週間は無料トライアル)
月額3000円で全て込み。クレジットカードも使えます(←これめちゃくちゃ重要)。
最近は、副業はもちろん、本業や実店舗のサブとして始めるユーザーは、ショッピファイを選んでいることが多くなっています。
使っているお店としては、今思いつくのは・・・クラフトチョコレートの「 Minimal -Bean to Bar Chocolate」さんや、豚肉の「山西牧場」さん、個人では、「ミウラタクヤ商店」さんなどですね。
個人から企業まで使える仕様です。
ショップサーブ
2つ目は、企業が使う老舗で定番のショップサーブ。
私も10年以上使っていますが、月商100万以上を目指している個人や企業に向いています。
特に、リピータービジネスに活用できる、他にはない機能がしっかり詰まっているのが特徴です。
月商2億3億といった大型店舗も利用するほど、しっかりしたシステムなので、その規模を目指すときには検討しても良いと思います。
月額15000円~からかかるので、「副業で自作品を売る」とか、「本業だけど商品単価は300円」、そういうのには完全に不向きです。
選ぶと大やけど。
ヤフーショッピング
3つ目は、意外に盲点な、ヤフーショッピング。
無料で「誰でも」出店できます。
ただし、「売れたら手数料」というパターンです。
手数料は、いろいろなケースがあるのでなんとも言えませんが、安くて5%あたりでしょうか。
「手数料高っ!」って思うかも知れませんが、同じく無料のベイスと決定的に違う点があります。
それは、「モール自体に集客力がある」ということ。
baseでお店を出したなら、自分で広告や宣伝をして集客しなければいけない。(みんなこれができず散っていくんですが・・・)。
ヤフーなら、とりあえずヤフーに集客はおまかせ。
私も10年ほど出店していますが、最近はヤフーからの売上が本店(Shopify)を超えちゃって、ビミョーな気持ち(-。-;)になっています。
なんでビミョーなのか、話すと長くなるのでカットしますが、「やりとげる覚悟が」がある方は無料のヤフーショッピングもオススメですね。
というのも、ヤフーショッピングはお店作りに、それなりの知識やスキルが必要だからです。
参考:ヤフーストア作成講座
そういった勉強やスキルを必死で身につけながら、「開店まで持っていける!」「運営もできる!」って自信のある人はトライしてみてください。
「ネット販売をはじめたい!」」と思ったときに「ネットショップをエンジニアになって作る」というのもトンチンカンな話であるということがわかると思います。
不要品を売りたい→メルカリをダウンロード
ネットで販売したい→ネットショップをレンタル(通販システム(正確には「ASP」と言う))
この基本的な考えはしっかり身につけておいたほうが良いと思います。
今は通販システムのサービス(要するにウェブアプリです)は、無料のものから有料のものまで、いろいろあるので、その中から、自分にぴったりのサービスを選んで借りて販売を開始します。
また、「ネットショップを始めたいけど仕入れるものがない!」と言う方は、在庫を持たない300点仕入れのセレクトショップから始めようをご覧ください。