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事業用銀行口座(屋号口座)の開設(ネット銀行、ゆうちょ銀行他)

開業届けの書き方

ビジネスは、ヒト・モノ・金・情報。この中のお金の出入りの舞台となるのが銀行口座です。ネットショップ開業運営には「どこの銀行を使えば良いのか?」「どこが便利なのか?」ネット販売20年の経験もふまえ、参考情報を掲載しておきます。


公私混同は避けるのは鉄則

事業用口座

初めて個人事業主として開業するなら、「わざわざ新しく口座を作らなくても、今使ってる口座が使えるんじゃないの?」なんて思うかもしれません。それは、できるだけ避けたほうが良いです。

なぜなら、事業を始めると必ず口座の管理が必要になり。お金の出入りを一件、一件、会計ソフトに記帳する必要があるのです。

  • 1000円の入金があった。これは商品代金。
  • 210円口座から引かれた。これは振込み手数料。
  • 5000円振り込んだ。これは仕入れ代金。

そして、最終的に銀行口座の残高と、事業で付けている帳簿上の残高がぴったり一致しないといけないのです。きっちり記帳していると1円たりともずれることはありません。

でも、「5000円の振込みをした。これは趣味のマンガを買った代金。」という出金があったなら、これは事業とは無関係なので、銀行口座に記録は確実に残るのですが、帳簿には付けることはできません。そうなると、帳簿と口座の金額にずれが出てしまいます。

これは趣味、これは事業、とひとつの口座で管理してもできないことはないのですが、それをやって失敗した経験者として助言しておきます。事業用は事業用。プライベート用はプライベート用で分けることです。


口座はいくつ必要なの?

「多くの口座を持っていると、お客さんは振込手数料を節約でき利便性が高まる。」などと考えがちですが、お客さんの利用する銀行は、三井住友やUFJなどの都市銀行から農協や信用金庫、証券会社の口座まで何百行とあります。

5行や10行用意したところで、お客さんの利便性が格段に上がるなんてことないです。むしろ、口座管理に時間的なコストがかかりすぎて、利益を削ってしまう結果になるります。結論としては、1~2行用意しておけば十分です。

2011年2月、ネットショッピングのついでに検索結果上位1位~10位までのネットショップについて、どの銀行を何行利用しているのか調査してみました。

  • 1.A店 静岡銀行、ゆうちょ銀行
  • 2.B店 不明(銀行名記載なし)
  • 3.C店 JNB
  • 4.D店 城南信用金庫、ゆうちょ銀行
  • 5.E店 不明(銀行名記載なし)、ゆうちょ銀行
  • 6.F店 JNB
  • 7.G店 楽天銀行、三菱東京UFJ銀行
  • 8.H店 JNB、楽天銀行、米沢信用金庫
  • 9.I店 八千代銀行、ゆうちょ銀行
  • 10.J店 JNB、三菱東京UFJ銀行

これを見てもわかるように、多くて三行、一行だけのお店も2店もありました。銀行振込で商品が売れると、その代金が入金されたかどうか確認する作業(落し込み)があります。3行、4行と用意していて、あっちこっちの銀行に振込みされると、その都度、各行のネットバンキングにログインして誰がいくら入金したか確認しないといけません。この作業、実は、かなり大変です。

どこの銀行が良いの?

結論から言うと、どこの銀行でもかまいません。将来、「融資を受ける可能性がある」など、いわゆる「銀行とのお付き合い」を想定しているなら、信用金庫や地元の銀行と仲良くしておくと良いでしょう。でも、借入の予定もないし、「売上代金の入金用」「仕入れ代金の支払用」がメインの場合、ネット銀行で十分です。お釣りが返ってくるくらいです。

楽天銀行 おすすめ度 ★★★★★ *屋号口座OK!
旧ebank。ネット通販ではド定番の銀行。Eストアー(ショップサーブ)を利用するなら、クレジットカードの売上金の振込手数料が無料になります。年間最大5,040円節約です。屋号向け口座は「個人ビジネス口座」。法人口座も簡単に作れます。
ジャパンネット銀行 おすすめ度 ★★★★ *屋号口座OK!
こちらもネット専業銀行です。業績もよく、ウェブバンキングの使い勝手も良いので必ず持っておきたいところ。ワンタイムパスワードのトークンが面倒くいです。そういう小道具なしで使いたいもの。屋号口座OK。法人口座可。
ゆうちょ銀行 おすすめ度 ★★★
メインバンクをゆうちょ銀にしている人も多いので、できればひとつ用意しておきたいところです。ネットバンキングはやや使いにくいです。屋号口座OK(団体の名前で口座を作る方法)、法人口座可。
都市銀行 おすすめ度 ★★★  *屋号口座OK!
都市銀行とは、三井住友銀行、東京三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行の5行のことを言います。基本的に都市銀行ならどこを使っても問題はないです。好き嫌いの問題ですね。りそな銀行は、振込手数料が金額に関係なく216円(2016年7月現在)なので、節約家にはおすすめです。屋号口座を作るのはやや面倒です。
新生銀行 おすすめ度 ★★★★  *屋号不可
新生銀行は何と言っても振込手数料が無料(月5回)です。お客さんの振込代金用ではなく、仕入れ代金の支払い口座に使えば、都市銀行を使う場合に比べて、年間最大25,920円の節約になります。

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三井住友・三菱東京UFJ・みずほで屋号口座

基本的に、都市銀行で屋号口座を作ることができます。でも、長年その銀行を、給料やクレジットカードや電気水道代などの引き落とし口座として、使っていないと断られる場合があるので、できれば、今使っている都市銀行に行くのが良いでしょう。

郵送ではおそらく無理で、わざわざ店舗まで行かなければいけないパターンです。そこまでして、都市銀行で屋号口座を作る意味はないと思いますが、おお好みでどうぞ。

官公庁関係と取引があるなら従来の銀行も

楽天銀行やJNBをはじめ、新しいネット銀行は、国や役所からの振込に対応していない場合があります。もし、卸販売や、公的な機関と取引をする予定がある場合は、かならず一行作っておくと良いです。頻繁につかわないのならネットバンキングは使わず、通帳式でも良いと思います。ただ、最近は、一般のお客さんが、市区町村だったりしますから、ネット銀行だけ」というのは、できれば避けたほうが良いです。

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