ショップサーブで運営しているECサイト。
かなり古くに「自分」作ったページ群があるんですが、ここ数年、全然売れていないんですよね。
当時は、売れていたんですが、アクセス数も減ったというのもあって、もう壊滅的。
あきらめる前に、スタッフたちに改善案をリストアップしてもらったら、出るわ出るわ。
細かいダメ出しは別にして、結局のところ、「ユーザーの3つの心理を理解せずにページを作っている」ということになりました。
LPはだいたい、このような構成になっていますね。
おさらいしました。
ユーザーは読まない
自分自身インスタに出てくる広告など、ほとんどスルー。
楽天のクソ長いページもスクロールが面倒なので読まない。
同じようにウェブサイトにたまたま訪問してきたユーザーも「読まない」のが基本。
にも、かかわらず「いきなり文字だらけ!これでは読むの嫌になりますよ!(笑)」と。
これでは、売れる以前に読んでもらえないですね。
かと言って文字数を減らすとコンテンツがそのまま減るので、ちょっと都合が悪いというジレンマ。
とりあえず、訪問ユーザーに興味付けを行って読む体制になってもらう必要があります。
興味付けを行うには、例えば「◯◯に悩んでいませんか?」「◯◯で困っていませんか?」と「あ、自分のことだ。」と思ってもらえるキャッチコピー。
また、特典や保証なども、上部に配置したい。
ユーザーは信じない
読む体制になったユーザーがいきなり、書いてあることを信じることは少ないですね。
いきなりは信じない。
「え?本当なの?」
「根拠はあるの?」と疑いを持つ。
メディアに掲載されたデータや、資格、解決できた事例などを持ってくる。
ユーザー読み進めていくなかで、共感できる話や役に立つ話を盛り込むことでぐいぐい話に引き込むことができる、と良いのですが、ここが難しいところですね。
共感できる話としては、「◯◯に悩んでいたんですが、かくかくしかじかすることで解決することができました。」といったストーリー。
そうするとユーザーは「わかる!私も悩んでる!」と食いつく(かも)。
役に立つ話としては、問題を抱えるユーザーの知識が増えたり、勉強になったりする話など。
そして、問題が解決できるしくみや根拠を具体的に示すことも大事。
そして、健康食品等であれば、成分の表示などもとても重要ですね。
このあたりまで読んでくれたユーザー心理は「良さそう。(それなら、、、)」というあたりまでくるでしょうか。
でも、まだまだ疑い深いユーザーは、心のなかに2文字が・・・
「でも、、、(´ω`;)」
素直に信じてくれりゃ話は早いですが、「ああ言えばこういう。」みたいな人いますよね。
買えばいいのに買わない理由を探すユーザー。
そこで、納得してもらい、信頼してもらうために、追い打ちをかけるように、開発者のこだわりや事例、メリットやデメリット(両面提示)などを並べる。
ユーザーは行動しない
そこまでしても、なかなかクロージングは難しい。
「ユーザーは行動しない。」と言われるゆえんですね。
「他にも良い商品があるかもしれないので探して比較してみよう。」という感じで、即決するユーザーは少ない。
一度離脱すると戻って来てもらえない可能性が高いので、その場でクロージングするために、あらかじめ他店と比較したコンテンツを配置したり今行動するメリットを提示する。
「今申し込まないと損だよ。」という、おまけや限定コンテンツをオファーする。
各種説明も、ただただ「買ってアピール」ではダメで、ユーザーの思考で理解できる論理的な文章にする。
注文リンクをわかりやすくしたり、申し込みフォームをその場に埋め込む。
それでも買わないユーザーが97%
以上のような、ページ構成にしてもコンバージョンは3%いけば良い方でしょう。
必死でページを作り込んでも、文章やクリエイティブに目を通して、信じて信頼して、購入に至る人は少ない。
ということを考えると、そもそも、「このようなページの構成は正しいのだろうか?」なんておもっちゃいますよね。
コンバージョン50%になるような、もっと別の、「魔法のようなページの構成方法があるのかも?」って思いますね。
最近インスタをよく使いますが、ストーリーに広告が紛れています。
ユーザーの属性に合ったコンテンツが流れてくるわけですが、ビジネス系などは、どれも胡散臭く思えるので完全にスルー。
でも、「夏にちょうどパンツが欲しいな。」と思っていたところ、涼しげなパンツの広告が出たときはカートに入れる」まで行きましたね。
文字は少なめで写真を多様して、商品の特徴がすぐに分かる構成でした。
ヤフーストアにも出店していますが、余計な文字情報が大半をしめているので写真をメインにページを作ると、いい感じで売れます。
やっぱ、ユーザーは読んでいないんですよね。
見てすぐわかるコンテンツが最強だと思いました。
ちなみに、パンツをカートに入れはしたけど、「でも、これ安いし品質大丈夫かな?聞いたこともないお店だし。」という模範的な買わない理由でした。