ヤフーショッピングも一時は、何もわからない初心者まで門戸を広げて出店を促した時期がありました。
結果、まともに稼働できる人はごく一部で、大量の幽霊ショップを抱えることになったっため、現在は出店審査で、超初心者などはふるい落としています。
つまり、以前より、出店審査は通りにくくなっています。
あまりド素人の人のネットショップを紛れ込ませてしまっては、お客さんも困りますし、ヤフー側もサポートやら何やらで無駄なコストが発生してしまいますから、当然と言えば当然です。
スキルを身につけてください
幸い、出店審査にパスして出店できることになった!【祝】
喜ぶのはまだ早い(笑)
「出店審査に通る」=「ゲームに参加できますよ。」というだけのことです。
ゲームで得点できるかどうかは、ヤフー側としては責任を持ちません。あなた次第です。
つまり、「出店が決まったけど、売れるか売れないかはあなた次第ですよ。」ということです。
いざ出店したけど「全然売れない!ヤフーショッピングなんてクソだ!」なんて言うは、お門違いです。
売れようが売れまいが100%出店者の実力ですから。
でも、今となっては、出店審査に落ちる人や企業が多数いることを考えると、スタートラインに立てることだけでも名誉なことです。
そこで、私としては、そういった人(出店初心者)に言いたいのは、「出店が決まったなら、言い訳ななし、つべこべ言わず、しっかりスキルを身につけろ!」ということです。
「初心者」を言い訳にする人もよく見かけますが、出店が決まったら、使うのは「yahooストアークリエーターPro」ですよ。
「プロ」の意識で取り組んでもらわないと話になりませんから。
プロとして認められたわけですから、言い訳なんてしているヒマはございませんよ(^_^)。
必須スキル1 EC仕組みの理解
運良く出店審査に通ったものの、「ネットショップなんて初めて。」なんて人もいるかも知れません。(EC(イー・コマース)とは、ネット販売全般のことを指します。)
そんな人はキツいですよ~
まず最初に理解しないといけないのですが、「サーバー」「URL」「パス」「リンク」「フォルダ」といったパソコンやネットを使う上での基礎用語です。
このような基礎単語を理解していないと、ヤフーの親切なマニュアルを読んでも意味すら理解できません。
また、ページ上に写真が表示される仕組みなども理解していないとHTMLが使えません。
ホームページ(ネットショップ)は、(1)文字、(2)写真、(3)動画、この3つで構成されます。動画がない場合もあります。
ページ上はすべて同時に表示されているのですが、画像や動画は、実は別の場所から呼び出して表示しているんです。
動画に関しては「埋め込み」といった言葉を使うので理解しやすいかも知れません。
ブログにユーチューブの動画を載せていたりするでしょう?あれは、そこにユーチューブの動画があるのではなくてyoutubeから呼び出して表示させているわけです。
でも、商品写真がバナー画像なども同じ仕組みであることを理解している人が少ないようです。
画像に関しても、ページとは別の場所に保管されていて、それをHTMLのタグで呼び出して表示しているのです。だから、実際は、画像はそこにないのです。
例えば、この猫のイラストですが、このページに実は存在していないんです。
まるで、ここにあるかのように見せかけているだけです。
実は、この画像の正式な場所は、これです。
http://www.netshop7.com/sakusei/img/cat-sign.png
これをコピーして、ブラウザのアドレス欄に入力してみてください。
「画像だけ」が表示されます。
画像だけを表示しても販売ができないので、商品情報などと合わせてページに組み込んで使うわけです。
必須スキル2 HTMLやCSS
ホームページやネットショップはHTMLと呼ばれるプログラムの一種のようなものでできています。
タグと呼ばれる命令をいくつか覚えることで利用できるようになります。
当サイトでも、そういった人を対象に初級講座を開催しています。
他のネットショップも同じなのですが、基本的に、運営する人は、HTMLは独学です。
ネット上に必要な情報はすべて出ているので、それらを参照しながら覚えていきます。
ま、おぼえるというよりは、コピペで使うことが多いです。
ただ、意味は理解しておいたほうが良いです。
このように文字を赤くする場合は<font color=”red”>この部分が赤くなる</font>と書きます。
太文字にする場合は<b>太くなる</b>と書きます。
このような半角の文字のことをタグと言いますが100種類もないです。
10~15個使えるようになれば十分です。
必須スキル3 写真加工や画像編集
HTMLだけができても、まともなネットショップを作ることはできません。
きれいなバナー、きれいな写真を用意することで初めて立派なネットショップができます。
まず、写真はデジカメや一眼レフなどで撮影することもあれば、メーカーが用意した写真を使うこともあります。
いずれにせよ、商品写真の上に「送料無料」や「会員は10%オフ」などといったコピーを入れるのが基本なので、画像編集ソフトは使えることが大前提です。
ソフトにはフォトショップ(旧)というプロ向けのソフトがありますが、高額なので無理する必要必要はないです。
無料のソフトもありますし1万円程度で手に入る本格的なソフトもあります。
おすすめは、canvaです。
ソフトを買ってパソコンにインストールすることなく、普段見ているブラウザ上から編集作業が「直感的に」できます。
私も、ネットショップは20年以上やっていますが、イラストレーターやその他のソフトなどをいろいろ使ってきましたが、今はcanva一本です。
パソコンにインストールしたり、使い方をいちいち覚えるのも面倒ですしね。
必須スキル4 運営や経営のこと
「モノはどのように売れるのか。」
「消費者はどのように感じるのか。」
ヤフーストア運営者は、「販売者」という立場で、対局にある消費者と向き合って販売していかないといけません。
そんなときに「私は主婦だから。」とか「女の子だから。」なんて言い訳はご法度です。
例え、従業員がいなくても社長であり事業者であるわけです。
その意識で、自分の商品を、世の中のできるだけ多くの人に知ってもらい買ってもらうための活動、つまり勉強をしていかないと行けないのです。
専門用語で言えば、マーケティングということになりますが、別に学校に行く必要があるわけでもなく、高額な教材をかわないといけないわけでもなく、ネット情報や安価な書籍で、十分身につくレベルです。
読めば済む話なのに、「時間がない。」などの言い訳でやらない人が非常に多いんです。
そういった人たちは逆にありがたいんですよ。
もし、「時間がない。」とか「初心者だから」「主婦だから」といった言い訳を作ってビジネスの勉強をサボるライバルばかりなら、一人勝ちできますから。
ライバルさんたちは、「どうぞどうぞ言い訳ばかりしてサボってください。」です。
必須スキル5 オペレーション
いざ注文が入ったらなら「どのように処理していくか。」というのがオペレーションです。
当店の場合、在庫を持って販売している商品があります。
注文が入ったなら、「検品」→「梱包」→「運送会社手配」→「発送」→「お客さんに発送連絡」という流れで処理します。
また、在庫を持っていないメーカー直送品も扱っています。
そのような商品の注文が入った場合は「メーカー在庫確認と在庫確保」→「決済確認」→「メーカーに発送依頼」→「メーカーから発送連絡」→「お客さんに発送連絡」という流れです。
これもお店それぞれで、独自のやり方が多種多様にあるので、この場で「これ!」とひとつ紹介することはできません。
オーダーメードがメインのお店なら、それに適したオペレーションが存在しますし、初めての出店なら1から作り上げていかないといけません。
オペレーションで大事なのは「常に改善する」ということです。
コスト面やスピード面などを考えながら「これを使ったほうが安い。」「このやり方のほうが早い。」など、いわゆるPDCAを回していきます。
永遠にまわしていく必要はありません。
ある程度のところで、いい感じに収まりますので、それを標準のオペレーションとして日々の業務に取り入れて問い合わせ対応なり受注処理などをやっていきます。
なので、立ち上げから1年や2年くらいは、運営面も必死でやらないといけないし、オペレーションについても目が話せません。