※この記事は2005年あたりに書かれてたもので、ECサイトへの集客のためにサテライトサイトを作るようなケースは、見かけなくなりました。サイトのリニューアルのため少々加筆していますが、参考にはしないように。
サテライトとは衛星や人工衛星のこと。
お店の外に人工衛星を作って、そこから集客するという方法。
ここでいう人工衛星とは、お店とは別のウェブサイトのことです。
なんでわざわざ外部に作るかというと、ネットショップをはじめ、ウェブサイトは1つのテーマであることが求められるからです。
アウトドア用品のお店なのに、出合い系の情報が満載だと、お客さんも困りますよね。
ですから、お店と関連する別のテーマで情報を切り離して、新しくウェブサイトを作ります。
関連性が強い場合は、お店の中にコンテンツとして追加したほうが良い場合もあります。
サテライト・サイトの例
ネットショップ開業サービスを提供する(株)Eストアーは、自社サイト内に「初めてのネットショップ開店」という特設ウェブサイトを設けています。
これもサテライト・サイトの一種です。通販システムを販売するために、関連する情報をまとめたページを用意しているのです。
もし、これらの情報サイトを、サービス提供のサイトとごっちゃにしてしまうと、訪問した人は、サービスの紹介ページなのか、開業の方法を書いているページなのか混乱してしまいます。
だから、切り離しているのです。
サービスについて知りたい人はサービスページへ、開業に関する情報を知りたい人は「初めてのネットショップ開店サイトへ」と振り分けて、それぞれに有益な情報を提供することができます。
当然、「初めてのネットショップの開店」に訪問した人は、通販システムの見込み客になるので、そのサイトにはパンフレット請求のバナーなどを貼って、サービスの販売へとつなげているわけです。
効果的なサテライト・サイトの作り方
例えば、フライパンの販売サイトなら、お店とは別に、料理レシピの総合サイトを作ります。
フライパンを買う人を集めるのではなく、料理好きを集めるためのサイトを作ります。
バイク用品ならバイクレースやツーリングに関するサイト、ブランド品を販売しているならブランドの比較サイトなどが考えられます。
要するに、深く関連する情報サイトを別につくるということです。
ただ、普通に思いつくサイトは、ほぼネット上に存在しているので、今から類似のサイトを作ったとしても、 なかなか集客にはつながりません。
とにかく、思いついたら検索してみることです。
「集客するためには」というより、「こんなサイトあったら便利かも?」「こういったサイトなら人が喜んでくるかも?」「こういったサイトなら話題になるかも?」という考えのもと、探すほうが近道になると思います。
そういったサイトのアイデアを思いついたとき、だれもやっていなければ、当たりです。
どうやって作るか
サテライト・サイトをどうやって作るかというは重要です。
昔みたいに、ホームページを手作りする要領で作っていると日が暮れるどころか人生も終わります。
簡単に、しかも早く作れる方法でなければいけません。
簡単に早く作れるのはCMSです。
WordPressというブログを構築するCMSと呼ばれるシステムを使います
ネットショップとは別に、レンタルサーバーを借りて、そこにWordpressをインストールしてコンテンツを作っていきます。
「これから開業しよう」って人には、かなり敷居の高いことですが、お店を手塩にかけて育てながら、コツコツ情報を集めたり、スキルを身につけて、ぜひ取り組んでください。
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