テレビドラマを見ているとき、盛り上がりつつある場面に入るところエンディングに!
「え~っ、そこで終わる!?うそー」的な、次回が気になる、あの心理です。
テレビの野球中継などでも、「放送時間がなくなりました。残念ですが、ここでさようなら!(うそ~~!)」とクライマックスで切られてしまったときなどもそうです。
気になって気になって仕方がないじゃないですか。
連続ドラマと一話完結型ドラマを比べると、連続ドラマのほうが次週がより楽しみですよね。
このような心理はマーケティングはもちろん、販売の現場でもよく使われていますね。
ネットショップへ応用する方法
ツァイガルニク効果を応用すれば、魅力的なキャッチコピーや広告文が作れます。
- 元ヤンキーが3ヶ月で英語ペラペラに!
- 元落ちこぼれの19歳ヤンキーがアレを3ヶ月続けたら英語がペラペラに!なぜ!?続きはホームページで
こんな広告みたことありますよね。
気になりますね~。
なんでヤンキーが英語をしゃべる必要があるのか?一体彼・彼女に何があったのか?
ちなみに、「元ヤンキー」+「英語ペラペラ」という組み合わせも、認知不協和のテクニックなので、この広告では、ツァイガルニク効果と認知不協和の2つの心理テクニックが使われていることになります。(広告はデタラメです)
コンテンツ販売にも使いやすい
物販がモノを販売するのに対し、コンテンツ販売とは情報を販売することです。
情報の形式はPDFファイルであったり、DVDや音声ファイルなどのこともあります。
例えば、ドイツ語会話の教材でもいいですし、テニス上達のマニュアルやDVDなどを販売する場合、このツァイガルニク効果は活用できます。
- ネットショップは地方がダンゼン儲かる!
- 地方在住者のためのネットショップ開業マニュアル。地方のメリットを最大限活かす7つの方法教えます。
こんな広告を打ちます。
そして、PDFマニュアルやDVDの販売ページにランディングしてもらいます。
そこで、いきなり売るのではなく7の方法の4つ目までが掲載されたサンプルPDFファイルを無料で配布します。
無料ですからダウンロードする人がいます。
4つの方法はわかったけど残りの3つが謎です。
気になります。
とても気になります。
夜も寝られません。
そして、意を決して買います。
まいどおおきに☆
これで終わっては芸がありません。
残りの3つの方法を読んだユーザーをがっかりさせてしまっては商品は売れたとしても失敗です。
購入したユーザーが納得のいく内容を提供できてこそ、初めてすべてがうまくつながったと言えます。
ちなみに、サンプルPDF以外では、無料メルマガで情報をどんどん与えて(返報性の原理)、購入に導く方法もあります。
なぜ◯◯なのか?
アマゾンの書籍コーナーは、キャッチコピー事例の宝箱です。
秀逸なキャッチコピーをわんさか見つけることができます。
ツァイガルニック効果とはちょっと違うかな?という感じですがタイトルをみて「気になるぅ~」「え~もっと(具体的に)知りたぁ~い。」そんな心理を掻き立てるような優れたキャッチコピーやタイトルを5つほどチョイスしてみました。
「なぜ、彼女ばかりはハイスペ(ハイスペック)男子に選ばれるのか?」は「たいしてかわいくもないのに、なんでモテるの?」みたいな、若干嫉妬心のような女性心理が垣間見れるような気がします。
女性の世界は、おっさんには恐ろしいので、あまり多くは触れないことにします。
悩んでいること
ダイヤモンド社2019年12月出版。経営者やビジネスマンをターゲットとしたようなタイトルです。
人間誰しも悩みがある。
他人の悩みが気になりますね。
なかなかキャッチーなタイトルですが、個人的には「1万人」というのがじゃっかん気になる。
というか、イメージがわかないですね。
要するに、「多くの経営者が悩んでる(あるある)のまとめ?」みたいな印象を受けてしまいます。
どんなキャッチコピーを考えるときも、ターゲットユーザーが「実感としてイメージできる」というのが外してはいけないポイントです。
同じ1万でも、「ゲっ!1万円札をトイレに流してしまった。。。」と言えば、凄くイメージできますよね。でも、「1万人のお客様に指示されています。」とか言われてもピンときませんが。
何れにせよ、中身が気になります。
劇薬の
こちらもダイヤモンド社2018年11月出版。「劇薬」とは挑発的なキャッチコピー。
即効性があるような、あるいは、一歩間違えると命取りのような仕事のやり方なのでしょうか。タイトルを見る限り内容が想像もつかないので気になります。
が、しかし、amazonの「内容紹介」の箇所を見ると「数字で図ることのできない仕事をするな。」「時間はお金を払ってでも増やせ。」「会社の人間と食事に行くな。」
おっと。。。めちゃくちゃふつーのご指南じゃないですか(笑)
いわゆる、名前負けですかね。タイトル激しすぎ中身フツー。整合性なし。ま、そういうこともあります。読みませんが!ごめんね。
そんな方法あるの?
日本の法律では、一度雇った社員やパート、アルバイトを簡単に解雇することはできません。
でも、この書籍を読めば正しく辞めさせることができるといいます。
気になりますね。
アルバイトやパートを辞めさせるのって、すごく簡単なんですけどね。
アルバイトやパートを雇ってことのある人ならわかると思いますが、彼らは時給制です。
多くの場合シフト制で、毎週なり毎月なり勤務する時間を店や会社側から提示します。
その時間をどんどん減らしていけば、「金にならん。」ということで、ほかを探し始め辞めていきます。
ほんと会社に害を与えるのは社員に限らずいるんです。
おっと、話はそれましたが、問題社員が紛れ込んでしまった場合は、この本片手に正しい除去に努めてください。
みんな気になる後回し
つい後回しにしちゃいますよね。
そして、個人的に嫌なのは、後回しにしたことが気になって頭から離れないこと。
1年間を振り返って「後回しの年だったな。」なんて思った次の年は、全部回収するごとく、バリバリ仕事することもあります。
普段から後回しをしなければ、そんなに浮きしずみないんですけどね。
後回しせず、すぐにやる人はどんな思考なのか。
気になりますね!