社員やアルバイトを採用しては辞めていき。
そしてまた採用しては辞めていき。
解雇こそしたことはありませんが人の入れ替わりは常です。
何社かを20年以上やってきて、最近、ようやく、実感として評価される人や必要とされる人の特徴がわかるようになりました。
結論は実にシンプルですが。
一個人の経験に基づく主観ではありますが、ある程度当てはまる可能性はあると思います。
特に、創業社長の中小企業などで働く場合は、なお一層参考になるのでは?と自負したいところですが、やめておきます。
しょぼい社長の経験談みたいな感じです。
最後までお付き合いいただけると喜びます(^^)
評価される方法は1つだけ
おそらく、上場企業などで評価を受ける人も同じだと思いますが、評価される人は「社長(上司)に好かれる。」
この一言に尽きます。
そういう結論に至りました。
「職場で評価される人とは?」と検索をすると、職場で評価される人は、
- コミュニケーション能力が高い
- 仕事に意欲的
- フットワークが軽い
- 積極的、主体性がある
- 自分の役割を理解している
- 話がうまい
- ルールを守る
などなど、いろいろ条件が出てきます。
でもね、これ全部満たしていても嫌われたり悪い印象を持たれたら終わりなんですよね。
例えば、極端な例ですが、「仕事はめちゃくちゃできる。でも、インスタを見ると頭悪ぅ(ド・キュン?)。(プライベートでは、そんなことやってるの!?)」みたいな。
見られてはいけないプライベートを社長に見られている時点でアウトですが。
仕事はできるけど、プライベートは「へぇ~そういう感じなんだ。」ということで、人間としての評価が下がるわけです。
プライベートはプライベートなので、それを仕事の評価に含めるのはいけないんですよ。
でも、社長と言えど感情のある人間です。
見てしまうと、どうしても、感情は動かさざるを得ないのです。
評価されない人
逆に評価されない人も一言で終わります。
それは、「単に給料を貰いに来ているだけ。」というのがバレバレの人。
単に給料をもらいに来ているだけの社員と、そうでない社員は、感覚的にはっきりわかるようになりましたね。
普段の言動や行動を見ていれば、「こいつは、会社の方針も理解せず、与えられた仕事をこなして、ハイおしまい。」のヤツってのはちょんバレです。
与えられた仕事をこなすだけの人は、掃いて捨てるほどいます。
いくらでも交換が効くわけです。
そんな人材が評価されるわけもありません。
まあ、社員数が多くなると「給料をもらいに来ているだけ」という人材も必要になりますが。
全員が全員、評価される社員なんてのはありえませんからね。
2:6:2の法則です。
2割は評価される人で6割はふつー。
残り2割は害悪。
上位の優秀な2が辞めると、ふつーの6から有能な2が出てきて、害悪だった2の中からふつーに昇格するひとがいる。
ほんと、ビックリするほど、その通りなんです。
やはり、評価される人は、会社が目指す方向を理解してベクトルをあわせることができます。
「会社にはこの人が必要」と思ってもらえないと評価はされません。
まあ、そうなると「属人化」という問題も発生するので、経営側としては、良い面と悪い面もありますが。
好かれるためにはベクトルを合わす
「会社がどこを目指しているか?」ということは、社長の話、行動をしっかり観察することでしょうね。
それが理解できて、そのベクトルに合った働き方をすれば好かれると思います。
ほとんどの場合、社長のほうが年齢が上なので、年上の考えというのは、なかなか想像しづらいとは思います。
でも、センスですかね、、、
すんごい若いのに、「この子めちゃくちゃわかってるなぁ~」ってこともあります。
ベクトルが同じなので、各種提案や企画などが「それ、いいねぇ~」ってことが多いです。
ま、これを意図的にやっているとするなら、かなりしたたかだとは思いますが、確実に評価はあがります。
実際、中小企業の弊社は、数値的な評価ではなく、社長の感情だけで評価してますから。
「この子好き。」って子は、こっそり評価します。
もちろん、それがバレるとエライことになるのでバレないようにやっていますが。
まわりを客観的に見れている
評価できる人は、まわりを客観的に冷静み見れているという特徴があります。
ただ、それができるようになるには、そこそこの経験が必要なんじゃないかな?って思います。
例えば、店員1~2人の雑貨店で働いたことしかない人が常時5~6人が働く職場に入ってくると、かなりきついみたいですね。
いろんなタイプの人がいるし、コミュニケーションの線は増えるし、混乱しかないのではないでしょうか。
例えば、2人だけの職場ならコミュニケーションの線は1本です。
それが3人になると3本。
ところが、4人になると一気に6本に増えます。
5人だと10本、6人だと15本と指数関数的に増えていきます。
そういった、ややこしく複雑な人間関係の中で、うまく泳げる人ってのは評価は高くなります。
評価される人材は加点式の思考
会社をやっていると社員から「この人がこれをやらない。」とか「この人の仕事雑すぎる。」とか。
他人を減点する報告がよく上がってきます。
日本教育の悪いところですが、あら探しじゃないですが、他人の悪いところだけに目が行く人。
これは社長や上司から嫌われます。
まあ、頭の悪い社長だと「Aさんの仕事が雑だ!」という報告を受けたらAを呼び出し「こら!お前の仕事は雑だ!もっと丁寧にやれ!」というでしょう。
でも、普通の社長なら、そういったネガティブな報告をするような社員は評価を下げます。
逆に、「同僚を褒める」、「他人の良いところを見つける」といった思考で働く人は一目置いてしまいます。
だいたい、「誰それができていない。」とか「あいつがミスをした。」とか、そういったネガティブな報告を受けて嬉しいわけないじゃないですか。
もし、誰かのミスがあったとしても報告の仕方が問題です。
「Bさん、いつもまじめに取り組んでいて私もすごく学ぶことが多いです。でも、今回のミスは、ちょっと痛いのでしっかり検証して、次のミスがないようオペーレーションを再考する必要があるのではないでしょうか?」みたいな。
実際、このような報告をしてくれる子は、「ほんとかしこいなぁ~」って思いながら「好き(*´ω`*)」って思ってしまいます。
評価される人材は社長(上司)の期待を裏切る
一般的な社長なら、その下で働く社員やアルバイトに大きな期待はしていません。
「普通に働いてくれたらOK」と考えています。
そこで、社長の想定している期待レベルを裏切ることで評価を爆上げすることができます。
例えば、アルバイトが「新商品を考案」するなんて期待なんて1mmもしていないわけです。
ところが、「こんな商品作れば売れるんじゃないでしょうか?私、作ってみましょうか。」なんて提案をしてきます。
そして、実際に「新商品を作って大ヒット。」
そんなこともありました。
でも、ふつーの従業員は、そこまで考えていないんですよね。
自分の仕事をこなすので精一杯。
会社としては、「売上はどんどん上げていきたい。でも、現状、ヒット作がなく停滞中。」
そんな状況を理解していて、商品開発などは、本来は社長がやるべきことですが、あえて「新しいアイデアを提供する。」といったやり方です。
「良い意味で」期待を裏切れば確実に評価が上がる人材になれます。
評価され、そして、好かれる方法
先天的に人に好かれやすい人と嫌われがちな人がいます。
あえて自分から嫌われるを選択している人は別にして、「なぜ嫌われるかわからない。」という人は、単なる知識不足です。
これをやると嫌われる
これを言うと嫌われる
それが何かわかっていないんですよね。
そんな人のバイブルになるのが次の1冊。
人に好かれる人は、この100の習慣を理解して実践している、というわけではなく、結果的に、好かれる人の習慣ってこんな感じだよね~って感じですね。
ちょうど良いレビューがありました。
出典:amazon.co.jp
おそらく、ほとんどの人は、「帯が破れていた。」とか「新品を買うのは綺麗だから。」という人の意味がわからないと思います。
本なんて状態よりコンテンツだろう。と。
でも、やはり、このような少数派、こだわり派はいるんですよね。
別に悪ことではないのですが「大多数」ではないところが嫌われる原因になりうる。
つまり、大多数とは明らかに違う思考は、嫌われる原因になることがあるので、自分の「思考」は大多数にマッチするか、あるいは、「大多数寄りに考えることができるか?」といったことを、考えてみてはいかがでしょうか。
「評価される人」を英語で
最後は英語のお話。
評価されるは「evaluate(to judge how good)」。
「(ことやものを)いかに良いかと判断する」という動詞ですね。
ただ、アメリカでは「評価される」というときは「recognize(認める、認知する)」という単語が使われます。
「His work was highly recognized.(彼の仕事は高い評価を受けた)」というふうに言われます。
もちろん、His work was highly evaluated.(彼の仕事は高く評価された)
としても間違いではないです。
英語では、他に「評価される」の類語的な単語で次のようなものがあります。
praise(称賛する)
acclaim(かっさいする)
extol(賞揚する=称賛する)
laud(賛美する)
なんで?こんなに同じような意味の単語を作ったんでしょうね・・・
それぞれ、ネイティブにとっては微妙なニュアンスがあるとは思いますが、ややこしいかぎりですね┐(´д`)┌