ネット販売にしろ、紙媒体を使った通販もやっているDinosや日本直販など、FAX注文は売上を取れる重要な手段のひとつ。
今は、ほとんどの老人たちもスマホは持っていますが、「スマホで注文できるレベルか?」というと否ですね。
スマホで注文できる人はごくわずかです。
そこで、電話注文やFAX注文が活きてくるわけです。
もちろん、FAX注文で売上が取れるのは販売のターゲット層が高齢者までにおよぶ場合に限ります。
20代の女性をターゲットにしたアパレルショップなどはFAX注文なんか用意していませんね。
eFaxが届かない問題を解決
eFaxって、謎に届かないことがあります。
eFaxのヘルプを見ても、受信できないのはなぜですか?という質問と回答はあるのですが、相手方に届かない理由については書かれていません。
eFaxは送受信月間150枚まで無料ということで使い始めたのですが、やはり先方に届かないことがたまにあるんですよね。
発注用のFAX送信ですから、先方に届かないのは困る。
ただ、受信はできている。
ということで、送信に関しては確実に届く有料のinterFAXを併用しています。
interFAXは初期費用1000円と、1送信あたり24円~となっていて、当社の場合月間80回くらい送信して月額2000円~3000円程度になっています。(下記画像参照)
FAXマシンやコピー用紙、インクリボンの交換や手間を考えると、この程度は許容範囲と割り切っています。
確実に届くし、エラーがあった場合は、その通知も来るのでいまのところトラブルフリーです。
それにしても、未だに受発注にFAXを使うアナログな取引企業が多すぎて「このコストはなんとかならんもんか。」と常々思っています。
FAX注文で売上げるならテンプレ用意
「世の中バカばっかり。」というとあれですが、「FAXでも注文受け付けています!」と書いても、「何を書けばよいの?」というユーザーが一定数いるんです。
だから、「この通り書けば良いよ。」っていうテンプレート(雛形)を用意しておくと良いですね。
単品販売の場合は次の様な感じ。
- 商品名
- 数
- お名前
- ご住所
- お電話番号
FAX注文の場合、クレジットカード決済やコンビニ決済は難しいので「ご注文を頂きましたら『代金引換』でお送りいたします。」で良いですね。
FAXしか使えない人がクレカやコンビニ使うはずもないので。
そして、複数商品を扱っている場合は、テンプレを印刷できるようにすると効果的です。
HTML形式で注文フォームを作って表示。
「印刷する」ボタンをつけていれば、FAX派は以外にプリンターを使える場合が多く、それをプリントして送信してくることが多いです。
HTMLページに「印刷する」ボタンを実装する方法
ちょっと技術的な話になりますが、オーダーフォーム用のHTMLページに「印刷するボタン」をつけることができます。
シンプルなHTMLとjavascriptのコードなので、適当な箇所にまるまるコピペするだけで使えてしまいます。
コードは以下の通りです。
<button onclick="window.print();">印刷する</button>
<a href="#" onclick="window.print(); return false;">印刷</a>
<script>
$(function(){
$('.print').click(function(){
window.print();
});
});
</script>
動画サンプルは以下の通り。
印刷このページはコードが複雑なので、表示がおかしくなると思いますが、単品のHTMLなら問題なく表示されて印刷することができます。
悲しい現実
まあ~しかし、FAXっていつまで残るんでしょうね。
都会の企業などは、もはやFAX機さえないところもありあす。
残念ながら、当店では、バカでかいFAX兼コピーこそないですが、パナソニックかシャープかのFAX電話はあります。
15年前に買ったのですが、電話注文を受けているので電話機能だけを使っています。
いずれにせよFAXという通信手段は、黒電話がなくなったように、ビデオテープがなくなったように、今後消えゆく手段なのは間違いなさそうです。
eFaxやinterFAXも事業は縮小の一途だと思います。
interFAXに問い合わせ電話をしたことがあるのですが、速攻事務員が出ましたね。
オペレーターという感じではなかったです。
かなり少人数で運営されている印象でした。
FAX注文用テンプレート(HTML版)
自由にカスタマイズできるHTML形式のFAX注文用のテンプレートをおまけしておきます。
自己責任でダウンロードして自由にカスタマイズして使ってください。
当店の通販サイトで使っているものを、ちょこっとアレンジしたものです。
これまでこれを印刷してFAXしてきたお客さん多数です。
もっとも、個人消費者も多いのですが、ITが遅れている官公庁からの注文はFAXが多いですね。