アマゾンや楽天に属さずネット販売をするECサイト。
無名ゆえ初めてのお客さんには「この店大丈夫?」と不安を与えることがあります。
コロナ騒ぎをきっかけにネット通販が加熱しましたが、それでも「ネットショッピングは怖い。」と思っている層もいるのは確か。
そんなお客さんにも安心感や信頼感を与える販売サイト上の基本テクニックをおさらいしましょう。
実在の証明
このお店は本当に実在するの?
どこか外国の人が運営していてお金を騙し取られるんじゃないか?
など、ウェブサイトだけでは実際にお店や企業が存在しているかどうかは判断しようがありません。
そこで重要になってくるのが特定商取引法の情報。
つまり、住所や運営者情報。
個人の副業でネット販売をやっている人は、自宅情報を見せたくないので、つい小さな文字のリンクなどにしてしまいます。
それだと、お客さんも実在情報が確認しづらくなり、ますます怪しいと感じてしまいます。
堂々と運営者情報や住所、電話番号を見えやすいところに表示することで安心感や信頼感を与えることができます。
店長プロフィール
(写りの良い)顔写真付きの店長プロフィールなどを載せれるなら、「このお店はちゃんとしてそう。」と一撃で信頼感が得られるでしょう。
ただし、店長写真の撮り方は注意が必要です。
印象の悪い写真はかえってイメージダウンになるからです。
以下のように印象の良いパターンと悪いパターンを参考に、写真を撮って店長プロフィールに載せると信頼感が得やすくなります。
なお、印象の良い写真は、ほんの少し角度を斜めにしてちょっとだけ上目づかいの涼しいスマイルが、もっとも印象が良くなると聞いたことがあります。
講師依頼.comなどを見ると、プロが撮った写真がたくさんあるので参考になるでしょう。
消費者は写真でイメージ操作ができます。
いくら性格が悪かろうが腹が黒かろうがスマイル一発で安心感を与えることができます。
後払い
ネット販売が日本で始まって25年くらい経ちますが、未だに「ネットでクレジットカードを使うのが怖い。」という人たちがいます。
また、銀行振込の前払いは「払っても商品を送ってこないんじゃないか。」と不安がる人もいます。
そういった心配性の層には後払いは強力に安心感を与えることができます。
商品を受け取って確認してから払うわけですから、お金を騙し取られる可能性は100%なし。
後払いなら安心してネットショッピングを楽しんでもらえます。
知識のない人に配慮
おうち時間で趣味として楽器を始めた人も多かったようです。
そこで、初めて電子ピアノを買いたいを思って探している「何の前知識もない」人にたいして、「プリセット300!」と書いたところでまったく理解できません。
「ピアノの音やオルガンの音、また木琴や打楽器の音など300音が入っています。」など、専門の知識がない人でもわかるような表現を書いてくれているお店は「初心者にやさしい。」と思われ信頼感が得られます。
どんな商品でも売っている側は、専門用語などは当たり前のように理解していますが、まったく知識のない人に対して説明する姿勢は必要です。
知識のない人に販売するつもりなら・・・
飲食店でも「一見さんお断り」があるように、場合によっては、「知識のない人お断り」のお店もあるかも知れませんが、そういった場合はこの限りでありません。