データとして処理されてしまうネット取引ではなく、従来型の対面式、アナログ式の取引をする場合の「取引先から好かれる条件」を4つ厳選しました。
仕入れ先に好かれると良い事いっぱいです。
嫌われるより好かれるのが断然いいです。
好かれる営業マンは売上を作るのがうまいです。「この企業、嫌いだから買わない。」ってことありませんか?
経済は人間感情で動いているんです。個人的には楽天とかソフトバンクが大嫌い(孫さんは好き)なので使いません。
長くコンスタントに売上を作れる人
第一条件は、やっぱこれです。
メーカーや問屋は顧客商売。オフィス賃料始め、常時営業マンや事務員を雇っている場合は、雇用し続ける限り固定費がかかります。
だから、一発屋の1回ぽっきりの注文よりも、コンスタントに売上を作ってくれて長くお付き合いしてくれる人が好かれます。
もちろん、不定期でも大量買いは大歓迎。ビジネスは人モノカネ。モノとカネが動いてナンボです。
ビジネス・ルールをわきまえている人
小売でも同じですが、たいして買いもしないのに大きな顔をする客は嫌われます。
たいした取引量もないのに、価格交渉などしようものなら嫌われます。とまでは行かないまでも、先方の心情は悪くなります。
決まった掛率やロット数がある場合は、きちんと守ります。
業界独特の慣習があればそれに従う。
また、短パンサンダルなど、不適切な服装でビジネス現場に出向むかない。
言葉遣いやメールの書き方も常識をわきまえるなど。ビジネスと言っても人間関係が基本。
円滑な関係が築けるよう配慮したいですね。
性格が良い
これも大事。良い性格とは、次のような要件をできるだけ満たすことです。
プライベートで性格が悪くても、ビジネスの現場で条件を満たすよう努力すれば、それなりに評価されます。営業マンも役者です。
- 明るく元気で笑顔である
- あいさつができる
- 相手の立場を思いやれる気持がある
- 謙虚である
- 感謝の気持を持っていて表現できる
- 相手をありのまま受け入れ肯定できる
- ユーモアがある
- 否定的なことを口にしない
いくら売上を作ってくれても、いくら金持ちでも、嫌われたらオシマイですよね。
「性格は天性のもの」という話もありますが、その気になれば変えられます。
一生懸命まじめにやってくれるのはいいですが、それだけでは面白くない。たまには、「これだけ買うから安くして」と甘えるくらいが可愛がられます。
恋愛と同じですね。「ただ、ふつーにいい人」で終わってしまっては意味がないです。ビジネスの現場ですから、
交渉のほか、こちらの持っている情報をどんどん提供して、アイデアがあれば提案するなども喜ばれます。情報の出し惜しみはしてはいけません。どんどん出せば、どんどん入ってきます。不思議です。
好かれるとこんなことが!
取引先に「私はあなたが好きです。」と言われたことはありません。
でも、普段付き合う中で、とても仲良くしてくれているのは、少なくとも嫌われてはいないと思います。
だから良いことがたくさんありました。
例えば、仕入先の小さな輸入商社A社。社長とはたまにご飯にいく仲です。
数ヶ月に1回程度ですが、他の仕入れをしている小売店は直接A社に行くことはなく私くらいです。
たまに会うと、「今度これ輸入するよ。」と、まだ日本に入ってきていない新商品の情報(一次情報)などをこっそり教えてくれたり、また、それが少量だとネットでは、他のお店を差し置いて独占販売をさせてくれたり。
また、動きの鈍い商品の掛け率を一気に下げてくれたり。(5掛け仕入れを2掛けに)
A社に限ってはこのような感じです。
他にもお付き合いのある企業がいくつかありますが、やはり、顔を見せて直接会話するのは、世の中DX(デジタルトランスフォーメーション)とは言え、今後も仕入れの現場では大事なことだと思います。
ぜひ、あなたも、お気に入りの企業を見つけたら担当者と仲良くなってみてください。
ただし、下心前提で仲良くしようとすると、すぐにバレるので、あくまで「長期的視点になって良好なビジネス関係を構築する。」という視点をお忘れなく。