ネットショップ・ブログの書き方や効果的なネタ7選、NG例等

ネットショップブログの書き方

店長ブログと言うと、文字通り店長の日記かと勘違いするかも知れません。

ネットショップにおけるブログの最終的な目的は、あくまで顧客獲得や販売、契約、そして顧客との関係性を築くなど。

「焼き肉食べた。」
「USJに遊びにいった。」

といったプライベートな記事は、本来の目的を考えれば、全く見当違いであることがよくわかると思います。

ここでは、ネットショップのブログを効果的に書くための8つのアイデアを提供します。

これらの内どれかを選んで書いておけば、少なくとも見当違いのコンテンツになることはないでしょう。

NG(1)無料ブログ

ネットショップはしばしば「釣り」や「漁」に例えられます。

ブログの記事1本1本が釣り糸。

多ければ多いほど魚は連れやすい。

またブログは漁の網。

大きければ大きいほど、たくさんの魚が捕れます。

ところが、網に穴があいているとどうでしょう。

魚は逃げますよね。

無料ブログにはショップとは無関係なリンクが沢山あります。

これが網の穴。

だから、無料ブログは使わないほうが良い。

NG(2)SEOが弱いブログ

当店で使っているショップサーブには「店長ブログ」というツールがあります。

これはSEOが弱く、いくらコンテンツを詰め込んでも検索に引っかかりません。

こんなものでブログを書いても、集客効果はない上に誰も読まない。

それに気づいたショップサーブは、wordpressのオプションを付けましたね。

wordpress+SEOに強いテーマで書く

ネットショップのショップブログの定番はwordpressです。

ネット上のブログ記事の「90%くらいはwordpressじゃないか?」と思えるほど、wordpressだらけです。

wordpressとThor(トール)「ストーク」などのSEOに強いテーマを使います。

ちなみに、見つけた記事がwordpressで作られているかどうかをチェックする方法は、URLの最後に「/wp-admin/」と入力してみます。

そして以下のような画面になると、そのブログはwordpressを使っているということです。

参考記事:ショップサーブのwordpress活用法

ブログ・アイデア(1)商品紹介

「商品ページがあるのに、なんでわざわざブログでも商品紹介をするの?」

先ほど触れたようにネットショップは釣りです。

同じエサでも、場所を変えて釣り糸を垂らせば魚の釣れる確率は上がる理屈です。

また、商品ページのSEOが弱く、ブログの商品紹介のほうが上位に来るということも起こります。

だから、商品紹介をブログで書くのは集客に効果的と言えます。

書き方としては、商品ページのコピペはNGはです。

なぜなら、同一サイト内にまったく同じコンテンツがあるとSEO効果は弱まってしまうからです。

なので、切り口を変えて商品紹介をします。

例えば、商品ページでは写真と説明分だけなら、ブログ記事では動画を使ったり口語口調で書いたり。

ブログ・アイデア(2)関連情報

枕を販売していたなら、商品紹介そのものに加えて関連情報も書くことができます。

例えば、睡眠のことや夢のこと。

さらに派生して、脳や姿勢など、連想ゲームのようにいくらでも発想は思い浮かぶでしょう。

アパレルショップなら取り扱い商品以外のアイテムとのコーデなどを紹介することもできます。

周辺情報を記事にすることで集客に効果的に働くのはもちろん、ショップの専門性のアピールにもなります。

ブログ・アイデア(3)コンセプトや想い

お店のコンセプトは、ネットショップを見た瞬間に感じ取れるレベルが良いのですが、なかなか難しいものです。

そこで、お店のコンセプトを記事で紹介したり、製品にまつわる話、「お客さんの喜ぶ顔が見たい思いで仕入れをしてきた。」などです。

「A社の製品はかくかくしかじかで二流ですが、弊社の製品はこれとこれが優れています。」といった比較広告のような内容の記事でも良いでしょう。

また、「その道のプロである」というアピールは、お客様に信頼感を与えます。

もちろん、「私はその道のプロです。」なんてダイレクトに表現してはいけません。

「その道のプロ」と言うことを「プロ」という言葉を使わず表現するのが基本です。

「その道のプロである。」ということを伝えるする方法のひとつとして、「一般のお客様が知らないことを教えてあげる。」というのがあります。

例えば、魚屋さん。「サンマは見た目の大きさじゃなくて、背の厚さで見るんです。同じ長さでも背に厚みがある方が脂がのって美味しいんです。

そう聞くと「へぇ~知らなかった。(やっぱプロだな。)」と思いますよね。

また、英会話教材を販売しているなら、「日本に何年もいる外国人は、日本人の崩れた英語もわかるようになります。でも、英語しかしゃべれないネイティブは日本人の下手くそな発音の英語は理解できません。この教材は、世界で通用する発音を身につけることができます。」といった具合です。

さらに、上記のサンマなら写真や動画を織り交ぜて見せてあげるほうがわかりやすいですよね。

ブログ・アイデア(4)問い合わせ返答公開

ネットショップをやっている人なら、「え?そんなこと聞く?」と、いった問い合わせに出くわしたことあるでしょう。

問い合わせといえば、Q&Aがあるように「だいたい同じような質問」ばかりです。

でも、全部が全部Q&Aに当てはまるわけじゃない。

「よくある質問」ではなく「たまにしかない質問」です。

そういった「たまにしかない質問」を公開してブログ上で回答することで1つのコンテンツを作ることができます。

もちろん、問い合わせのお客さんの個人情報は公開してはいけませんし、質問者が記事を見て不快に思わないようフェイクを入れるなど配慮する必要があります。

当店の場合、「商品Aの仕入れ先はどこですか?」といった質問がたまに入ります。

Q&Aには載せていませんがブログ上で回答しています。

すると、「商品A 仕入れ先」といった検索ワードで集客できたり(あまり見込み客ではないが)、次回問い合わせがあれば、そのページを送ってやるだけで済みます。

お客さんの使う言葉には集客に効果的な言葉が入っていることが多いのでブログの記事にしやすいですね。

以前は、問い合わせ例を探すのにGmail内を探していましたが、すべてブログ上にデータをストックしていくようにしています。

ブログ・アイデア(5)効果的な日記

日記と言えば次のようなこと。

  • 今日はラーメンを食べに行った。
  • 犬の散歩をしました。
  • 旅行に行ってきました。

日記そのものは悪くはありませんが、SEOや集客、あるいはお客さんのことを考えると純度100%の日記はゴミでしかありません。

日記を書くならガチガチに自分のネットショップに絡めるのが鉄則です。

例えば、ネットショップでキッチン雑貨を販売しているとしましょう。

休みの日に家族でお出かけをした。

そんなときに、キッチン雑貨の専門店などもルートに入れておいて店内を見て回ったり雑貨を買ってみたりします。

そして、自分の店では扱っていないような商品を使ってみた感想や行ったお店の名前なども書きます。

遊びも仕事にからめてコンテンツ化することができるわけです。

くれぐれも「ただの日記」にならないようご注意ください。

ブログ・アイデア(6)レビュー紹介

通常、レビューは商品ページに、おかずのような位置づけて掲載されています。

おかずの内容が良ければ、ごはんも売れやすくなります。

お客さんのレビューをピックアップして掲載して、それにコメントつけても1つの記事にすることができます。

また、当店でも以前やっていたのですがモニター募集(ブログやSNSをやっている人限定)。

モニターを募集してそれをお客さんブログに書いてもらいます。

それをネタに、「○○さんのブログで紹介してくれました。」をやるわけです。

これでも1つのコンテンツが出来あがります。

ブログ・アイデア(7)季節のイベント

1年1月から12月。

春夏秋冬。

日本では毎月、そして季節ごとに様々なイベントがあります。

運動会もイベントですが、正月やバレンタインデー、ひな祭りや卒業入学、入社などもイベントです。

季節のイベントは、ぶっちゃけ「こじつけ」です。

季節のイベントとネットショップの商品をこじつけてキャンペーンを開催するのは、どこのお店もやっていることです。

そのキャンペーンページをブログに書くことで、1つのコンテンツとすることができます。

もちろん、キャンペーンが終っても該当ページは残すので集客に効果的に働きます。

ブログの書き方

ブログは1ページ1テーマ(結論)です。

あれもこれも詰め込んでしまうとワケがわからなくなりますしSEO的にも弱くなってしまいます。

1つのテーマを決めて、集客に効果的なキーワードを使いつつ、読み手にわかりやすく書きます。

また、オリジナリティーも重要ですし正確な情報である必要もあります。

また、サイト内の別のページなどへのリンクも適度に入れます。(内部リンク)

要するに、ブログの書き方は「SEOの基本対策をしながら記事を作る。」ということです。

SEOの基本

  • タイトルに集客ワードを入れる
  • 文章内に関連キーワードを入れる
  • meta descriptionを設定する
  • 内部リンクを入れる
  • 内容の信頼性を明示する
  • SNSでシェアされるようなコンテンツ(外部リンク)
  • 画像は軽くする

これらを念頭に記事作成を進めると、コンテンツとしても良い記事ができますし集客にも効果的になります。

アイキャッチが9割

人の注意を引きつけることを「アイキャッチ」と言います。

ページを開いたときに「読みたい。」「気になる」と思えるようデザインやキャッチコピーが重要になります。

最初の見出しは次の見出しへ誘導するためのものですし、その次の見出しは、さらにその次の見出しへと読み続けてもらうものです。

ページ開いたときにアイキャッチに9割のエネルギーを注ぐくらいの気持ちで記事を作成します。

昔は、適当に書くだけで良かったんですけど、今はブログ1本書くのにも2時間3時時間、場合によっては1週間くらいかけることも珍しくなくなりました。

もちろん、商品ページも昔は「商品を載せるだけ」で売れていましたが、今はSEOはもちろん、販売心理学なども応用しながら、「いかにユーザーの目をひくコンテンツをつくるか?」という時代になりました。