返報性の原理やら法則やら。
心理学がどうの。
一見難しそうな感じですが、「お隣さんに実家から送ってきた玉ねぎをおすそ分けした。後日お隣さんから故郷から送られて来たというカニを頂いた。」
日本古来の文化の中に、しっかり返報性の原理が現れているのは、みなさんの知るところです。
昔からある人の行動心理を学者者さんが、「研究して学術的に論文にまとめた。」というだけの話です。
人間の心理は目に見えないものですから、どうしても可視化や言語化したかったのでしょう。
ま、そのおかけで、「そうそう。」「それそれ。」と言うふうに、一般人が、返報性の原理なり法則なりを、ビジネスの現場で、あるいは恋愛の現場で使える様になった点では、学者さんに感謝しないといけないですね。
返報性の原理がない人(A君)
普段はShopifyでネット販売をして、画面の向こう側の顔の見えないお客さんを相手しています。
別事業では飲食店をやっています。
そこで、同じくお友達の飲食店などによく遊びにいきます。
何度となく遊びにくようになって10年以上経つんですが、彼(A君)はうちの店に1回も来たことがないんです。
返報性の原理で言えば、A君は「いつもうちの店に来てくれてありがとうございます。今日は休みだったんで遊びに来ました。」みたいな話になるわけです。
それが一切ない。
返報性の原理の場外ホームランです。
もちろん、来てくれないから気分を害するということも一切ないです。
それよりも、返報性の原理のないA君の心理が気になるところです。
飲食店あるある
上記のように、飲食店をやっている人は、「お互いのお店を行き来する」という日本独特の?文化があります。
来てくれた。
じゃ、次行くね。
そうすることで、関係性を深めていったり、時には、お客さんを紹介したりなどして、「お互い成長していきましょう。」という目的の一環だと思われます。
ただ、同じ飲食店をやっていても、「そういうことをやりたくない。」って人もいるんです。
居酒屋をやっている知人(50代)などは、まさにそうで、その居酒屋もよく行くけど、1回もうちの店に来たことないですね。(今思い出した!その人も返報性の原理がない人だ。www)
理由は、「面倒くさい。」のひとことです。
これはめちゃくちゃわかります。
私も飲食店はやっていますが、事業のひとつであって、それで食っているわけではないんです。
だから、飲食店あるあるの「お互いのお店を行き来する」なんてことは一切やっていません。
面倒くさいですから。
というより、それをやらなくても成り立っていますし、それをやらないと成り立たないような飲食店なんてやりたくないですから。
返報性の原理は自然発生的
飲食店をやっている人の「お互いのお店を行き来する。」というのは、ある意味、頭で考えて、計算したうえでやっていることです。
でも、本来、返報性の原理の根本は「心理」です。
例えば、「助けてもらった。とても嬉しかった。もし、この人が困っていることがあったら、力になりたい。」と純粋に思うことってあるじゃないですか。(そういう心理が働かない人は、ガチで返報性の原理のない人ですw)
それこそが返報性の原理の根幹ではないでしょうか。
そういう意味では、自分は返報性のあるたちになりそうです。
仲良くしてくれているメーカー社長がいるんです。
なぜか気にってもらえて、いい情報をバンバン流してくれて、いい商品をどんどん提供してくれて、そのおかげで、そのメーカーさんの商品はガンガン売れるんです。
接待しているとかないですよ。
なぜか、すごい気にかけてくれてるんです。
そうなると、頼み事されたら、もう「喜んで!」ってなるんですね。
単純なんですかね。
たまに、「梅さ~ん、3,000万ほど貸してくださいよ~。次のコンテナの資金がちょっと足りないんですよ~。」なんて言うこともありますが、それは冗談として真に受けませんけど。
ビジネスへの応用も自然発生を中心に
「メルマガでどんどん有益な情報を提供しろ。そうすれば、読者は返報性の法則にしたがって商品を買うぞ。」
まあ、その通りだと思いますが、表面的なテクニックだけで、そういうことをやるのって、個人的には好きじゃないですね。
「有益な情報を提供する」→「買ってもらう。」という結果に至った場合、「買って良かった。」って思ってもらうのがゴールじゃないですか。
いい感じで有益情報を流して売り上げた!で終わっては、ビジネスとしては続きしないですよね。
人間はロボットじゃないですから。
心や感情があるわけですから、そこに最大限の配慮をしつつ、返報性の原理というテクニックは使っていきたいものです。
返報性の原理、実践中
Shopifyでネット販売は長年やってます。
飲食店も長年やっています。
コンサルも長年やってます。
アフィリも長年やってます。
ユーチューバーは短年やってます。
何屋さんかわからないですねw(起業家ですが。)
あっちこっち手を出しているのに、また、全然別の小さな事業をスタートしたんです。
ビジネスはWIN-WINとは言いますが、その事業では、どちらかというと、ユーザーさんのWINのほうを全面に支援するようなスタイルでやっています。
「え?そんなことまでしてくれるの?」みたいなレベルです。
本来であれば、それだけすればリターンあるよね~って考えるのですが、リターンを一切求めない、もはやボランティアに近いようなことをやってます。
その事業が、今後どうなっていくか、自分でも予想がつかないので、ワクワクしかしていないです。
具体的なことをブログに書けば面白いと思いますが、そこは性格が悪いので書かないです。