ネットショップにおいてもランディングページの重要性が高まってきました。
と言うより、ランディングページなしでは売れないかもしれません。
今回は、ランディングページを作成する上で絶対に外してはいけない3つのポイントを紹介します。
「え?そっち?」にならないよう訴求点に注意
例えば、主婦に対してジェネリック家電(パナソニックやソニーとかではない無名の家電メーカー)の架空の商品「高機能炊飯器X」を販売しました。
ランディングページでは、次のようにA~Cの3つの訴求をしまいました。
(A)465の機能を搭載、日本製で壊れにくい!
(B)価格は今までの炊飯器と同等レベル!
(C)厚釜でご飯が美味しく炊ける!
ところが一向に売れない・・・
そこで、商品を買った人にアンケートを取って「なぜこの商品を選んだのか?」と聞いてみたところ。
(A’)デザインがかわいい
(B’)フタの自動洗浄が便利
(C’)音速3分炊飯がちょー便利
そうなんです。
売り手が「これはアピールポイントだ」と思っていたことが、フタを開けると、消費者の気に入ったポイントとは、まったくずれていたわけです。
「え?そっち!?」です。
つまり、「購入の引き金となったポイント」はどこかということをしっかり考える必要があります。
架空の例のように購入者にアンケートをとるのもひとつの方法です。
そこで、ランディングページの改善です。
(A’)デザインを前面に打ち出した写真を多用し(B’)どのメーカーもやっていないフフタの自動洗浄、(C’)NASAN開発のジェットボイル・スイッチで3分炊飯 。
これらを訴求ポイントとして売り出したところ、これまで1日1,2件だった注文数が、一気に30~50件になりました。
私に使えるかしら
ランディングページを見ていて、「あんなに機能がいっぱい。私に使えるかしら?」と不安に思う人が多いのです。
そこで、「多くの機能が必要ない人はボタン一つで全部の機能を隠すことができます。」と、「どなたでも使えますよ。」と不安を消してあげます。
これは、高所の庭木を剪定するための高枝切りハサミ(youtube参照)のコマーシャルの映像でも確認できます。
3mも4mもの長さを見ると、「重そう。私に使えるかしら・・・」と不安に思うお母さんがいます。そこで、キャシャな若い女性が軽々と扱っている映像を見せます。
「へぇー軽そう。じゃ、私でも大丈夫。」と思うわけです。
ま、実際この手の映像は、「軽くて扱いやすいように」見えるように一生懸命動画を作ります。」管理人も動画CMを作ることがありますが、撮影時は、商品の欠点になりそうなところは映さないようにします(笑)
いろんな商品がありますが、完璧なモノってないんですよね。
どこかしら、デメリット的な点があります。
もちろん、両面提示のようにメリットもデメリットも公表するのもときには大切です。
動画が難しい場合は、写真やイラストなんかでメリットをアピールします。
これは、できるだけ具体的なほうが良いです。
ランディングページでよく言う「共感」の部分です。
ここで「あ、それ私」と思える具体的な情報を見せます。「あなたのための商品なんですよ。」と気づいてもらうことです。
「お米を研ぐのが苦手、かと言って無洗米はイヤ。もっと楽にご飯は炊けないかしら。」「夜遅く帰えることが多いけど、コンビニは嫌。自宅でご飯を炊きたいけど炊き上がるまで待ってられない。」「炊飯器汚れてる・・・洗うの面倒だな。」そして、そんなふうにお困りのそこの奥さん!という感じです。
それ買ったらどうなんな新体験が待ってるのか?
使用することであなたが得られる新体験をイメージさせる。いわゆるベネフィットです。
ドリルを買う人はドリルが欲しいのではなくて「穴を開けたい。」
乾燥機付き洗濯機を買う人は、洗濯機が欲しいのではなく、「干す」「取り込む」という苦痛な家事から開放されたい。
「3分でご飯が炊けたら、あまった時間は自由です。」「もう、フタのお手入れなんていりません。ほったらかしでいいんです。」「可愛いデザインだからキッチンに立つのもちょっと楽しくなりますよ。」とやるわけです。
かなり昔から「モノを売るな体験を売れ」なんて言われますが、こういうことなんですね。
ちなみに高枝きりばさみの動画では、体験部分はカットされていました。
「庭木すっきりで部屋があかるくなる。」とか「庭木屋さんに2万円も3万円も払わなくて済む。」「気になったらいつでもチョキンチョキンやってスッキリ爽快。」とかでしょうか。
とことんやるなら、そのへんまでつけておいても良いかも知れないですね。