ネットショップの作り方には、いろいろな方法があるのは前のページで触れました。
どの方法で作ってもネットショップは開店できます。
ただ、ビジネスとしてネット販売をやるなら、やはりスピードを重視したい。
「3ヶ月かけてネットショップを作りました。」
いざ開店となったときに、「あら?商機(タイミング)逃しちゃった・・・」なんてことになると目も当てられません。
コ・ローナ・コ・ローナといまだに騒がれている日本ですが、ネット販売をサクっと始める人や企業はレンタルを使います。
ネット通販はShopifyで決まり!
Shopifyというネット販売をするためのレンタルのツールがあります。
2017年くらいから日本に入ってきたのですが、これがヤバい。
月額たったの3,000円程度で、売上手数料は3.4%とワールドスタンダード。(国内システムでここまで安いところはない。)
世界標準のネット通販システムが使えるという代物です。
当サイトでもいち早く紹介したのですが、すでに200店舗のトライアルがありました。
トライアルはお試しですね。
ただ、実際の利用者は10%もないくらいです。
なぜか。
もともとカナダのシステムなんで、日本語化されているもののちょっと使いにくい部分があるんですね。
そこをクリアできなかった人や企業が離脱していったのだと思います。
でも、そこをクリアできれば素晴らしい機能との出会いが待っています。
当店でも2店舗でShopifyを使ってますが、ショップ運営がクソほど楽です。ほんとに(^^)。
別のブログでショッピファイに関する記事をどんどん上げているので参考にしてください。
国内にもレンタルネットショップやレンタルショッピングカートがたくさんありますが、ガラケーを感じますね。
つまり、システムがどんくさい。
根強い超初心者向けbase(ベイス)
国産のネット通販のレンタルのトップはbase(ベイス)。
ご存知の人がほとんどだと思いますが、このシステムは一言で言えば「超初心者向け」。
スマホしか持っていない飲食店で働く22歳のアルバイトの女の子でも通販サイトが作れてしまうほどのUI(ユーザーインターフェース)が優れています。
ネット通販は20年以上やっていて、おそらく30以上のシステムは使ってきましたがダントツです。
簡単すぎて、個人的におもしろくないので使いません。
個人的には、ショップサーブやヤフーストアなどのスキルを要求されるシステムを使うのが好みです。
マニアックなオッサンです。
「とにかく難しいことはやだ。すぐに楽にネット販売を始めたい!」って場合は、base(ベイス)は大手を振っておすすめできます。
通販屋のプロが自信をもっておすすめするので、超初心者を自認する人はベイス使ってください。
ほかのレンタルネットショップなど調べる必要はありません。
中小企業の通販事業立ち上げは老舗システム
中小企業のネット通販事業。
つまり、ネット通販を事業の柱のひとつにするつもりでECに参入する場合です。
例えば、「魚介類の卸をやっているが、BtoC(対消費者のビジネス)に参入したい。」というようなケースです。
システムは国産ですべて日本語でそこそこ使いやすいので、アルバイトでも簡単にオペレーションすることができます。
そのような場合は、ネット販売をするための機能がオールインワンのショップサーブを使うと良いでしょう。
他のインスタントEC(簡単に通販ができるレンタル・システム)に比べると決して安くはありませんがコスパは高いです。
当店も1店舗で15年近く使っていますが、とても良くできたシステムです。
もちろん、当店でもアルバイトスタッフがショップサーブを使って日々のオペレーションをこなしてくれています。
EC未経験の人だったのですが、1、2ヶ月でサクっとマスターしてくれました。
あと、ショップサーブはシステム提供だけでなく約25年分のネット通販のノウハウを持っています。
コンサル部隊もいて、企業の通販立ち上げのサポートもしてくれます。
システムの使い方に関しては電話のサポートも充実しているので、中小企業が使うにはピッタリのレンタルネットショップだと言えます。
余裕が出たらヤフーストアも使いたい
ひとつのレンタルネットショップを使ってお店を立ち上げるのは、なかなか大変です。
2ヶ月もはかかりませんが、ある程度の商品数(300点~)のある通販ショップなら1ヶ月くらいはかかります。
また、ネット通販は「作りっぱなし」では、どんどん弱っていくので日々のメンテナンス(SEO等)がかかせません。
1店舗がある程度軌道に乗ったら、2店舗目としてはYahoo! Shopingがおすすめです。
ヤフーの良いところは宣伝する必要なくお客さんが集まってくる点です。
楽天と同じく、いわゆるモール点のメリットです。
楽天は高額な出店料がかかりますがヤフーは無料です。
売れたときだけ多少の手数料が引かれる仕組みになっています。
出店しない理由がないですよね。
でも、構築はスキルが要求されるし、そこそこ大変なので、人材を確保できるようならヤフーストアへの出店も視野にいれると良いです。
楽天市場で成功できる商材はこれ
楽天税と言われるように高額の出店料やロイヤリティー(売上に対する手数料)を要求される楽天市場。
利益率の薄い商材では勝ち目なしです。
当店も一度は出店を考えてシミュレーションしましたが、5掛け6掛けの仕入れ値では利益はほほんど出ないという結論になりました。
ただ、楽天は国内最大の集客力を誇ります。
楽天では、まだ売っていないような商材かつ下代が2~3割の商材なら勝てる可能性はあります。
御社の商材の利益率と需要との兼ね合いで楽天市場も出店候補に入れても良いでしょう。