コロナ騒ぎ以降、飲食店を含め副業などでネットショップ開業をする人が増えています。
初めてのことなので「何から初めて良いかわからない。」という人のためにネット販売歴20年のオッサン社長が回答します。
ネット販売は何から始めるのか?
ネット販売を始めるために必要なモノは4つだけです。
- 商品
- 通販システム
- クレジットカード
- 銀行口座
これだけあれば即日ネット販売が開始できます。
もしクレジットカードを持っていないなら、今すぐ作りましょう。
銀行口座は「ヤマダ タロウ」などの個人口座でオッケーです。
通販システムは、とりあえず無料のbase(ベイス)などが手っ取り早いですが、手数料が高いので、ガッツリネット販売をやっていきたい人はShopify(月額約3,000円)を使うのが長期的に見てお得です。
ネット販売で何を売ればいいか?
ネットでは基本何でも売れます。
ただし、同じモノを売っている販売店が多すぎると、埋もれてしまって売れません。
だから、今からネット販売を始めるなら、できるだけオリジナル商品に近いモノを売ることをおすすめします。
企業の作っている型番商品はライバルが多ければ多いほど苦戦します。
そこで簡単に儲けるためにはライバルのいない商品を選ぶのがコツです。
まあ、そうは言っても、簡単に商材は見つかるものではないです。
とりあえずネット販売を始めたいならトップセラーを使ってネットショップを作って運営してみることです。
トップセラーは、ぶっちゃけありふれた商品しかありませんが、や利用によっては稼げる場合もあります。
特に、「ベッド」はトップセラーでもめちゃくちゃ売れていて、ベッド専門店を作って月商4,000万以上売上ているお店もあります。
商材も大事ですが要はやり方です。
今やサルでも簡単にできるネット販売
売れるか売れないかは別にして、この世でもっとも簡単に始められる商売がネット販売です。
開業資金も0円で即日始められます。
繰り返しますが、「だからといって売れるワケ」ではございません。
商品を市場に売っていくためのマーケティング活動や販売に結びつけるセールステクニックなど。
事業として成り立たせるためにはそれなりの勉強が必要です。
勉強と言っても弁護士試験を目指すことを考えれば掛け算をおぼえる程度の話です。
こんなに楽な商売ないのに「なんでやらないの?」って個人的には思います。
確実に売れる商品とは?
ビジネスをやっていると当たり前の話なんですが、確実に売れる商品とは「治療型」です。
風邪を引いたら風邪薬を買ったり病院に行ったりしますよね。
でも、健康な人に風邪薬を売っても売れません。
治療型商品とは、別の言い方をするとお悩み解決型商品です。
悩みが深ければ深いほど、それを解決する商品は売れます。
「部屋にぬいぐるみをおきたい。」もある意味悩み(「今はない・・・」という)より、「アトピーがつらい。」という悩みのほうがはるかに深いのは想像しやすいと思います。
不要不急の商品はたいして売れません。
確実に売るならお悩み解決商品(サービス)です。
世の中いろいろな悩みがありますが商売のタネを見つけるには「とにかく老若男女とわず話をすること」です。
いかに他人が「いろんなことで悩んでいる」ということを知ることができます。
そこに悩み解決型の商品をぶつければ確実に売れます。
気づいたもの勝の世界です。
なを、人が悩みやすいジャンルも含め9つほどリストアップしておくので、アイデアを練るためのフレームワークとしてご活用ください。
何を売るればいい?この9ジャンルから狙え
世の中よく売れている商品は、必ずと行ってよいほど以下の9ジャンルにカテゴライズされます。
1つ目は、お悩みの定番「お金」。
「もっとお金が欲しい。」「借金を返したい。」など。
「金運が上昇する財布」なんてのも昔からありますよね。
「そんな財布替えたところで金運なんて上がるわけねーよ。」と思う人もいるのですが金運アップ印にあやかる人もいます。
2つ目は「仕事」。
「仕事がうまく行かない。」「もっと営業成績を上げたい。」「鬼上司がストレスだ。」など。
仕事にまつわる悩みも耐えません。
営業が得意な人なら苦手な人が上手になるよう指導するオンライン・トレーニングなんて商品もウケそうです。
3つ目は「趣味」。
趣味や楽しみに人はお金を使います。
特に、ペット関係などは食費をケチるような人でも、自分のペットには湯水の如くお金を払うこともよくあります。
スポーツに音楽に、ランニングやトレッキング。
いろいろな趣味があるので、好きな趣味があれば関連商品を販売するのも良いでしょう。
4つ目は、「恋愛」
「彼氏(彼女)が欲しい。」「ピンクなお店に行きたい。」など。
恋愛に関しても本能が絡んでいるので悩みはかなり深いですね。
女の子が接待するキャバクラなどは、まさに恋愛お悩み解決型サービス」と言っても良いでしょう。
「女性としゃべるのが苦手。でも喋りたい。恋愛したい。」
そんな男性たちが、ときには中毒になって何十万円もの買い物をします。
5つ目は「結婚」
「結婚したい。」「結婚したいけど相手がいない。」など。
結婚相談所も、この悩みを解決するためのサービスのひとつです。
サービスに限らず、結婚運があがるパワーストーンだのネックレスだのピアスだの。
この結婚お悩みマーケットには多種多様な商品が存在します。
すでにアイデアは出尽くしているように見えますが、ぜんぜん違う切り口でグッズを作るのも楽しいと思います。
6つ目は「家族」。
「家族で○○したい。」「家族関係がややこしい。」など。
楽しみ方面の需要もあればお悩みの需要もあるでしょう。
「孫が生まれた。」なんてときは、祖父や祖母が消費者となり、それこそペットを飼っている人さながら、孫のためにお金をじゃぶじゃぶ使ったりします(知り合いの社長・・・)。
7つ目は「健康や美容」。
はるか昔から続く健康ブーム。
「痩せたい。」に始まり「バストを大きくしたい。」「アトピーを治したい。」「長生きしたい。」などなど。
お悩みマーケット定番の健康ジャンル。
ただ、医療行為や医薬品でない場合は薬機法の制約を受けるので、安易に「治る!」などの表現ができないので、じゃっかんやりづらいジャンルではあります。
でも、悩みが深い分当たるとデカい。
9つ目は「スキル」。
「英会話を身に着けたい。」「資格を取りたい。」など。
自分の脳力を上げて自分の人生を豊かにしたい。(今は豊かでないのが悩み)。
あるいは、「子供の人生を豊かにするために習い事をさせたい。」など。
個々のスキルアップのための商品も世の中で多く販売されています。
英会話や各種資格などは、すでにレッドオーシャンですが、切り口を替えたり、まったく新しいジャンルを作ったりすることでビジネスを作ることも可能です。
今から始めるならニッチな○○店
今からネット販売を始めるならニッチな専門店がおすすめです。
ニッチとは「隙間」という意味ですが、要するにマニアックなジャンルです。
例えば、「ペットショップ」といえば総合ショップですが、ペットの中でもハリネズミをテーマに「ハリネズミのための洋服を売る。」といった感じです。
まあ、ハリネズミはハリがウリなので服を着せると怒るかもしれませんけどね(^^)。
もちろん、そこには悩み、つまり、需要がないと話になりませんが、これからネット販売する方は、できるだけ誰もやっていないことに目をつけるほうが良いです。
というのも、アマゾンや楽天で販売しているようなものは価格で負けてしまいます。
だから、アマゾンも楽天もやらないような商材を探すしかないです。
あるいは、自分で作るのも全然アリです。
ただ、いきなりオリジナル商品というのはハードルが高いので、まずは既存品(型番商品)などを、売れなくても売ってみるトレーニングから始めるのが良いでしょう。
参考:300点仕入れのセレクトショップから始めよう
参考:オリジナル商品の作り方
このタイプの商品で一気に年商1億円
余談です。
個人的体験談です。
以下の本がヒントになって初めてのネット販売を起業をしました。
友人との会話がきっかけで悩み解決型の商品を探しに探して現金問屋で見つけました。
見つけるまで3~4ヶ月探しに探しましたが・・・
「悩み解決型商品はめちゃくちゃ売れる。」ということを知っていたので、「どうかな?」という疑問はありましたが、いざ売ってみると腰を抜かすほど売れてしまいました。
当時自宅開業だったのですが毎日玄関は発送の荷物が山積みでした。
朝から晩まで部屋の中でひたすら梱包作業です。
ただ、この商材「めちゃくちゃ売れている。」ということが業界内で徐々に知れ渡ってしまって販売業者が増えてしまいました。
結果、2007年あたりには年商1億売れていのが2021年では年商10万にも満たない水準まで落ちてしまいました。
また、2012年あたりに作ったオリジナル商品もバカ売れして月商1000万を突破したのですが、今やコピー商品だらけで、もはや市場は値崩れしてぐちゃぐちゃです。
まあ、これは製品のライフサイクルを考えると普通のことです。
永遠に売れ続けるものはないですからね。
商材探しは、毎年行われる東京ギフトショーなどに散歩がてら遊びにいくのもオススメですよ。