ダメです。
絶対に。
著作権法違反、商標権侵害などの罪に問われるし、最悪、損害賠償請求をされます。
30万円の損害賠償をされた実話
当社は現在、Shopifyでネット販売をやっています。
それ以前は自作サイトで運用していました。
Shopifyに引っ越した後も自作サイトのページはサーバー上に残っていて閲覧できる状況でした。
そこで使っていた写真が地雷でした。
サイトを作っているとき、検索して出てきた写真をダウンロードで使っていたんですが、その写真、有料サイトのものでした。
当時は、法令遵守の意識が低く、つい楽な方法で写真を取ってしまったわけです。
なんと、写真の有料サイトから損害賠償の請求が来ました。
100%当社の落ち度ですし、請求を拒否できる根拠もありません。
使用年数を遡って約30万円の請求。
写真の削除と30万円の痛い出費となりました。(泣)
トップブランドは特に注意
ヴィトンやエルメスなどのトップブランド。
「文字を使うだけ。」でもアウトになることがあります。
友人がフリマでそっくり商品を販売していた時期がありました。
そこで商品タイトルに「ヴィトン好きにおすすめ。」と書いちゃったんですね。
通報されて一発アカウント停止です。
損害賠償や法的な問題にこそならなかったですが、友人のビジネスは速攻終わってしまったわけです。
ネット販売などは即日オープンできるビジネスですが、このように、無知からくるエラーで一瞬でビジネスが終わってしまうこともあるのがネットの怖さと言えます。
たとえ、ハンドメイド品を小規模で販売するにしても著作権や商標権、また、景品表示法などの法令遵守です。
グレーはアリ
法令遵守と言っておきながら、厳密には著作権を無視して写真を使いまくっているケースもあります。
当社の場合は、メーカーのカタログ写真です。
数万点を扱うネットショップですが、商品写真をいちいち撮影していたら何年かかるかわかりません。
数百社のメーカーカタログからコピペで写真を使っています。
違反ではありますが、暗黙の了解になっていますので怒られることはありません。
メーカーも、写真を使われていますが、そのお陰で売上が上がるわけですから「写真を使うな。」と言えば自分の首を絞める事になるわけですから。
ただ、著作権に厳しいメーカーも1社あって、写真を使う場合はすべて著作権表示(ブランド名)を入れなさいというお達しが来ています。
面倒ですが毎回手作業で入れてます。
こんな感じ↓
なお、メーカーの写真を使う場合は、念のため、問い合わせのうえ許可を受けることをオススメします。
スーパーデリバリー(参考:仕入れサイト一覧)でも「写真は使うな。」というケースもありますが、問い合わせて見たら「良いですよ。」と言われることがありました。
自社の写真を使われたくない場合
文章も写真も簡単にコピーできますが、写真はウォーターマークを入れることで無断使用の抑止力にはなるのでおすすめです。
ウォーターマークは写真の上にうっすら差し込む透かしのことです。
フォトショップやその他の画像編集ソフトを使えば簡単に挿入できます。
下記は大げさにウォーターマークを入れています。(canva利用)