副業にネットショップ販売を選ぶ人も多いですね。
もともと副業からネットショップを始めて、現在は本業でやっている社長です。
私が20年くらい前にネットショップを始めたころは、販売店が少なかったので開店と同時に商品がビュンビュン売れていきました。
でも、今は個人も企業もネットショップに参入して、販売店だらけです。
そんな状況のなか、何のスキルもなく「脱サラしてECで独立だ!」なんてやるのは、真冬の川に裸で飛び込むようなものです。
収入源の維持はマスト!
今働いているなら、その仕事はそのままで副業をすべきです。
100%確実に売れるモノと100%確実に売るスキルがあるなら脱サラしても良いですが、売れるかどうかもわからないのに、今ある収入源を断ってしまうのはかしこくないです。
収入源を維持しながら、副業を小さくはじめ、それを大きく育てて行くのがベストなやり方です。
コロナ騒動で職を失った人もいると思います。
でも、今職があるというのは、ブラック企業であっても幸せなことです。
今の会社が気に入らなくても、単なる収入源と割り切って副業で稼げるようになるまでは、保険としてもっておくことをおすすめします。
副業でも起業。意識変更が必要。
手作り作品をネット販売するにしても、トップセラーで仕入れてドロップシッピングするにしても意識変更が必要です。
自分でビジネスをする人と、お勤めだけの人では、3つの領域に関する思考が違います。
1.時間意識
2.金銭意識
3.自己イメージ意識
時間意識
貧乏人も金持ちも、持っている時間は24時間。
そんな話は誰もが知っていることです。
でも、その使い方は、サラリーマンやOLなどお勤めの人と起業する人とでは決定的に違います。
起業家は、無駄な時間をとにかく断捨離していきます。
例えば、「テレビを見る」「ATMに並ぶ。」といったことは一切やりません。
自分の時間は、自分の好きなこと、やりたいことだけで構成します。
お金よりも時間を大事にすると言ってもいいくらいです。
金銭意識
お金についても無駄はどんどんカットしていきます。
入ってくるお金を増やす活動をするのと同時に、出ていくお金を減らす活動もおこないます。
わかりやすい例がスマホ代金です。
IT系の知識に乏しいひとは、おそらくソフトバンクやau、docomoなどを使っていると思います。
でも、コスト意識の高い起業家はIIJmio(みお)を始めとした格安SIMを使っています。
品質は同等なのに月額1,000円くらいしかかからない通信サービスです。
評論家の勝間和代さんも、格安SIMを使っていてyoutubeで「なんで使わないの?」的な動画を流していますね。
その他、所得税や住民税、年金や健康保険など、出ていくお金に関してはスパルタ的に流出を絞ります。
自己イメージ
セルフイメージとも言います。
もし、あなたが主婦なら「私は主婦。しゅんくんのお母さん。熊五郎の妻」そんなイメージを持っているかもしれません。
でも、起業する場合は、それに加えて「私は事業家」というセルフイメージを自分の中につくります。
そして、ビジネスをやっているときは、主婦でもなく妻でもなく、女でもなく、1人の事業家の意識で取り組みます。
副業時間の作り方チェックリスト
朝の7時から晩の23時まで会社に拘束されて働いている人は副業は無理。
そうでなくても「土日は平日の疲れを癒やす時間。」としている場合も副業は無理。
小さい子を持つ主婦など、早朝のバタバタをこなしパートに出て帰ってきても午後3時4時、子どもたちが帰ってくるまでの3~4時間などは格好の副業タイムが取れます。
OLなどは17時18時には仕事が終わる人が多いですから、夜間は副業スペシャルタイムです。
副業するためには、そのための時間の確保が必須です。
以下のチェックリストなどを見ながら、時間という資産の無駄遣いを総ざらいしてみてください。
- □寝すぎてないか?
- □1日3食も食べていないか?
- □朝の支度に無駄時間はないか?
- □化粧タイムは短縮できないか?
- □買い物時間を削減できないか?
- □ぼぉーっとテレビを見ていないか?
- □無駄にスマホをいじってないか?
- □移動時間をぼーっとしていないか?
- □付き合いたくもない人と付き合っていないか?
- □通販で買えるものをわざわざ店舗まで買いにいってないか?
- □ネット振込できるのに銀行にいっていないか?
- □給料日にATMに並んでいないか?
知り合いのお母さんなどは、自分のパートに子供の送り迎え、晩御飯のしたくに掃除や選択。
やることが多すぎるので、自然と無駄を省いた行動をしていることに、驚いたことがあります。
副業がバレるとき
副業禁止の会社も減りつつありますが、まだ9割くらいの会社は副業を禁止しているような印象です。
バレないようにこっそりやる人も多いですね。
住民税の支払い関係からバレることは多いですが、それとは別に意外なことでバレる場合があります。
それは、「本業のパフォーマンスレベルが落ちる。」ということ。
本業だけのときの仕事のパフォーマンスと、副業を始めたときの仕事のパフォーマンスが下がる人は多いです。
私の会社(副業OK)には社員やアルバイトがいますが、社員が副業を始めたときは明らかに仕事のクオリティーが下がりました。
また、そもそも掛け持ちでアルバイトしている子の仕事レベルは、本業アルバイトの子を超えることはありません。
このように、経営者が直接仕事ぶりを見ている場合は、仕事のクオリティーで感覚的に本業に対する集中力が減っていることに気づくことがあります。
特定商取引法はファイクする
ECサイトを運営する場合、法律に則って事業者の情報を表示する必要があります。
いわゆる特定商取引法というヤツです。
これをバカ正直に書いてしまうと、名前や住所で検索されたときに出てきて「君、ネットでなんかやってるね?」なんてことになるわけです。
「正直者がバカを見る」とは、まさにこのこと。
副業がバレて困るなら、特定商取引法の情報はフェイクしましょう。
ひとつのテクニックを紹介します。
それは「半角(全角)スペース」
例えば、あなたの名前が栃木山翼(とちぎやま・つばさ)だとしましょう。
これをそのまま特定商取引法に書いてしまうと、検索すればきっちりでてきます。
そこで、名前の漢字1つ1つの間に半角スペースを入れます。
栃 木 山 翼
自分で見ても、お客さんが見てもちゃんとした名前に見えます。
でも、コンピュータは、名前という認識ではなく単に漢字が4つ並んでいるという認識です。
そのため、検索エンジンには引っかかりにくくなります。
詳しくは、特定商取引法ページに載せる個人情報を漏らさない方法を参考にしてください。
意外に時間を食う食事時間
上のチェックリストにも入れていますが、起業家で1日3食しっかり食べるような人は少ないのではないでしょうか。
「1日3食しっかり食べる」などは古い考えで1日1食や2食でも人間は生きていけます。
タレントの福山雅治やタモリなどは1日1食しか食べない人として有名ですね。
1回の食事に30分使っていたなら3食食べると90分です。
時間にシビアな起業家は2食削って60分という時間を創り出します。
私個人の話では1日の食事時間は40分くらいです。
1回~2回くらいです。
もちろん、取引先との会食や社内の飲み会などは別です。
回数食べると回数出さないといけないので、そこにも無駄を感じます。
少ない摂取回数と少ない排出。
そんなところにも集中して時間を作り出すのが起業家です。