あなたに向くのは?起業の種類や事例など

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「ビジネスを立ち上げてみたいけど、何から始めたら良いかわからない・・・」

「起業経験者がまわりにいないので、この起業アイデアがイケてるのかどうかわからない・・・」

「独学でいろいろ調べてやっているが結果がでない・・・心が折れそう・・・」

「できれば習いたいけど、怪しい起業セミナーとかも多く、行動できない・・・」

そんな方が、最初に読むと参考になる「起業の種類」について、個人的な経験も踏まえまとめてみました。

起業の種類はいろいろ

起業はピンからキリまでいろいろな種類があります。

自宅でネイルサロンを始めるのも起業ですし、副業でブログのライティングをして収入を得るのも、ある意味、起業です。

また、いきなり数名のメンバーで法人を設立して事業を始めるのも起業。

起業を考えたとき、まずは、自分にはどの種類の起業が向いているか検討するのが、最初のステップと言えます。

パソコンが超苦手なのに「アフィリエイトで起業したい。」と言っても無理でしょうし、体力が全然ないのに唐揚げ屋をを開業するのも論外でしょう。

自分の知識、経験、コネ、やる気、体力、など、自分のリソースを洗い出して、最適な種類の起業を選ぶと、成功の確率も高くなります。

起業とは「売る手段」を創ること

「起業のアイデアはあるけど、、、動けない。」ということが多々あります。

その最大の原因は「売る手段」がはっきりしていないから。

起業は「アイデア」+「売る作業」です。

「どのように売っていくか。」ということが組み立てできないと、ビジネスは稼働できません。

例えば、「かわいいマフラーを作った。」という場合、メルカリで販売することができます。

この場合、販売方法を創ったというより「見つけた」に近いですが、商品+販売ルートがあって初めてビジネスとして成り立ちます。

一方、「介護士の仕事が楽になる介護ベッド用のセンサーを作った。」という場合、メルカリで売れるでしょうか。

このような場合は、売る相手が介護士や介護施設なので、例えば、「自分で営業に行って販売ルートを確立する。」といった方法になります。

それが「売る作業」です。

起業の種類によって「売る作業」の種類も変わってくるので、そこはしっかり認識しておきたいところです。

起業のネタは3種類だけ

起業とは「何かをお客さんに売る」ことと言えます。

じゃ、「何を売るのか?」というとき、その種類は3種類だけです。

(1)モノ、(2)サービス、(3)モノ+サービス

モノは「形のあるモノ」のことで、野菜や果物、手編みマフラーや家電製品、雑貨に洋服にと、いわゆる物販です。

サービスは「形のないモノ」に料金を付けて販売します。

販売者と客との間で物理的なモノの移動がありません。

弁護士が困った人の相談に乗って3万円。

医者が喉を覗いて1,800円など。

そして、3つ目は、「モノ+サービス」。

50万円のコピー機を売って保守費用として毎月3万円。

保守費用とは、点検や修理などのメンテナンスの費用のことです。

モノを売る(2種類)

販売商品としてのモノには2種類しかありません。

1つ目は、メーカーが作った既製品。型番商品とも言います。

2つ目は、オリジナル商品。この世に存在した事がないモノです。

既製品

メーカーが製造した商品。

または、輸入商社が海外から輸入した商品。

すでに完成している商品のことです。ちなみ、これを型番商品と言います。

オリジナル商品

オリジナル商品とは唯一無二の商品のことです。

自分で手作りするハンドメイド商品はもちろん、鹿児島で魚を釣って販売しても、その魚と同一のものは他でには存在しないのでオリジナル商品と言えます。

※参考ページ
オリジナル商品の作り方
ハンドメイド商品の作り方・売り方・値段の付け方

モノを売る手段

物販業ひとつとっても、驚くほど多岐に渡ります。

下記に示すように販売方法もいろいろありますし、商品の調達方法(仕入れ)もいろいろです。

仕入て売る、作って売る、横流し(転売)で売る。

実店舗

店舗を借り、内装を作り商品を並べて来店するお客さんにモノを販売します。

雑貨店なら仕入れた雑貨を売るので明らかに物販はですが、ラーメン店など飲食業も、物理的なモノを売っているので、じゃっかん無理やりですが物販業に入れてしまっても問題ないでしょう。

最近は、Uber EatsやDiDiにみるように実店舗のデリバリー専門店もブームになっています。

ポップアップ・ショップ

自分の店舗は持たずに人の店舗を一時的に間借りすることで販売するスタイルです。

固定費もかからないのが最大のメリットです。

「これから自分のお店を持ちたい。」と言う場合、いきなり大金をはたいて店舗を借りて始めるより、ポップアップ・ストアや間借りのような最小単位から需要を探る方法があります。

テストマーケティングと言います。

イベント出店

年間を通じて様々なイベントやフェスが開催されています。

そういったところに出店してモノを販売する方法です。

道の駅に出店して、地域の特産品などを販売する起業方法もにわかに注目を浴びています。

お祭りなどの屋台もこれに相当します。

通販で売る

お馴染みのネット通販でモノを売るという方法。在庫を持って販売する場合もあれば、在庫を持たずに販売する方法もあります。

「商材Aは在庫し商材Bは在庫しない」といったハイブリッド型も多いです。

在庫を持たずに販売する場合は、厳密には「商品を手配する」というサービス業に分けてしまっても良いかもしれません。でも、一応、形あるモノを扱っているという点で物販に入れておきます。

こちらは事例を上げるまでもなく、アマゾンや楽天、各種専門ネット通販がそれにあたります。 メルカリも通販の一形態と言えます。

※関連ページ
通販サイトの作り方
通販サイトの運営方法

出張販売

百貨店の外商に始まり、移動販売のコンビニや図書館なども、お客さんが来るのを待つのではなく、お客のいる場所へ行って販売するスタイルです。

キッチンカーなどの移動販売もこれに相当します。

サービスを売る

学習塾は「成績を上げる」というサービスを販売しています。

美容室は髪の毛をカットしたりシャンプーやトリートメントという「美しくなったり、きれいになったり」を販売しています。

モノを販売する物販業でも、無数の商品があるように、サービスにも無数の商品が存在します。

学習塾や美容室など、誰にとっても身近なサービスから、特殊な企業間だけで取引が行われていて、関係者以外全く聞いたこともないようなビジネスも腐るほどあります。

マッチングを売る

「売ります・買います」サイトのように、必要としている人や企業と、それを提供できる人や企業を仲介するマッチング・ビジネス。仲介で儲ける仕組みです。最近なら、ココナラやトラベロコなどがあります 。

昔からあるのは、求人サイトや転職サイト。企業と求職者をマッチングします。転職サイトにもいろいろあって、パートアルバイトに始まり、自動車ノメカニック専門やお医者さん専門のマッチングサイトもあります。

地元に実店舗を構えて「結婚相談所を開く」くらいなら、不動産屋に行って賃貸契約をするだけなので誰にでも簡単にできます。

でも、ウェブサービスのマッチングサイトを作るのは、ハイレベルなプログラミングのスキルが必要なので、もし、アイデアがあれば、マッチングサイトなどでプログラマーを探すところから始めます。

マッチングビジネスの事例はたくさんありますが、共通するのは、自動的に手数料が入ってくるので楽に儲かるという点です。 もちろん、ビジネスとして成り立った場合にかぎりますが。

仕事募集応募のランサーズ(Lancers)に始まり、みんなの得意を売り買いのココナラ、仕入サイトのスーパーデリバリーやインフォマートなどもそうですね。

知識やスキルを売る

学習塾はもちろん、ギター教室にウクレレ教室、ダンススクールにお花教室。教える立場の先生や師匠がいて生徒がいるという構図のビジネスです。

ここで気を付けたいのは、「学校の先生」など資格が必要な仕事以外は、一切資格も許可もいらないということです。そして、必ずしも知識やスキルがハイレベルである必要はないのです。

このビジネスは「知っている人」が「知らない人」に教えるというシンプルな構図なので、普通のが家庭教師として「先生」になる例を見てもらばわかりやすいと思いますが、ネタは何でも良いわけです。

ケーキの作り方を知っている人が知らない人に教えることで料金をもらっても良いですし、ホームページが作れる人が作れない人に作ってあげてお金をもらっても良いわけです。

また、知識やスキルは本やマニュアルにして販売することもできます。自費出版しようと思えば何百万円もかかった時代もありましたが、今はワードで書いたものを、誰でも1点から、しかも費用なしで販売することができます。amazonや楽天koboなどがあります。

場所を売る

Airbnb(エア・ビーエヌビー)を使い「空き家だった実家をゲストハウスにして外国人観光客に貸し出すことで収益を上げる。」といったパターンもあれば、自宅のガレージスペースを移動販売の事業者に貸すといったパターンもあります。

前者、AirBnBは有名ですが、後者はメローという会社がやっているトランチというマッチングアプリや軒先ドットコム、会議室などが予約できるスペイシーというサービスなどがあります。

「自宅前の空きスペースに自販機を設置」もある意味、場所を売っているとも解釈できますね。

代行を売る

「代行を売る」とは、ちょっと日本が変ですが気にしない。本来、本人がやるコトを、料金をもらって代わりに行うのが代行サービスです。

留守中のペットの世話をするペットシッターや何でも屋などは、職業名には「代行」という文字は入っていませんが、立派な代行業と言えるえしょう。

忙しい現代人にとって「時間」は「お金」と同様に重要な資産です。すでにたくさんの代行業が存在しますが、まだ誰も気づいていない代行ビジネスも間違いなくあるはずです。

シェアを売る

今後ますます伸びていくジャンルのシェアリングエコノミー。

起業で狙うならこのジャンルがかなりイケているでしょう。

自動車にDIY工具からバッグや洋服など。

様々なモノがシェアされる時代になってきています。

ブロガーやアフィリエーターの起業種類は?

ネットビジネスのブロガーやアフィリエーターは広告収入がメインですから、「広告会社に対して広告を出す場所を提供するサービス業である」と捉えることができます。

個別企業から協賛品をもらって宣伝したり、ウェブサービスを紹介すしたりするのも、広告を出す場所を売っていると考えられるので、「リアルな場所を売る」に対して「バーチャルな場所を売る」というカテゴライズでも良いでしょう。

ちなみに、お客様とは「直接お金を支払ってくれる人や企業」です。

そんなことわかりきっている。と思われるかもしれませんが、「正社員やアルバイトとして働いている方のお客様は誰?」と質問すると、間違う人が意外に多いのです。

お給料をもらって働いている人の直接のお客様は社長であり、その企業です。

意外でしょう?(^_^)

ショップ店員で普段接するお客様は、実は間接的なお客様なのです。

サービスを売る手段

サービスを売る手段には、物販と同じく「実店舗」「ポップアップ・ストア」「イベント出店」「ネット」に加え「セミナー」などもあります。

実店舗

医者はもちろん、整骨院やエステ、ネイルサロン、美容室などは店舗でサービスを売る典型例です。総合的にみて、サービス業のほうが客単価(客1人あたりの使う金額)が高いので、物販業よりもやりやすい傾向はあります。

ポップアップ・ストア

店舗を持つのは資金もかかるため、テストマーケティング的にポップアップ・ストアでサービスを提供したり、あるいは広告宣伝を兼ねた出店などもあります。

イベント出店

サービス系のイベント出店もよく見かけますが、ポップアップ・ストア同様に、テストマーケティングやお店の告知用としての目的を持たせることもあります。

ネット(在宅)

個人的にはイチオシの方法です。サービスをネットを通じて提供する方法です。諸外国は日本よりちょっと進んでいて、オンラインの個別コンサルティングやカウンセリングなどは普通にビジネスとして成り立っています。

例えば、ダイエットに成功した人が、ダイエットしたい人に対してカウンセリングを行うなどがあります。ダイエット以外、成功体験を持っていれば何でも商品になる可能性があります。

シャイな日本人は、まだまだ「他人とテレビ電話で顔を見ながらしゃべる。」という文化に慣れていませんが、時間が経てば、お年寄がスマホを使うようになったのと同じように慣れてくるでしょう。

セミナー会場

怪しいセミナーからガチでまじめなセミナーまで。いろいろあるセミナーですが、一時的に場所を借りて収益を上げる方法です。

駅近のセミナールームもあれば、市区町村が提供する安価な公民館、そしてスペイシーなどのマッッチングアプリを使って会議室やレンタルルームなどで。

出張販売

サービス系のビジネスも出張との組み合わせで展開している例はたくさんあります。

出張美容室もそうですし、ホテルで受ける出張マッサージなども、まさに「サービス」+「出張」です。

最近は、コロナ騒ぎの影響で「電車を避けて自動車」という流れが大きくなり、ペーパードライバー向けの出張自動車教習サービス」なんてのも出てきています。

モノ+サービスを売る

モノを売ったうえにサービスも売ってしまう1度に2度おいしいビジネスと言えます。意外に多いビジネスモデルです。

商品+保守

モノ+サービスで最もポピュラーなのは、商品を販売して保守をするパターンでしょう。コピー機を販売して、毎月用紙の入れ替えや機器の点検などの作業を請け負っていくら、といったスタイルです。

最近は、いきなりモノが売れにくい時代なので、モノは無料で配って、「保守やサービス料で儲ける」というビジネスモデルもポピュラーになっています。ウォーターサーバーなど、サーバー代は無料というのもよく見かけます。

モノ+レンタル

商品をレンタルすることで収益を得るビジネスモデルです。普通に買うと高額すぎて手がでない。必要なときにちょっとだけ使いたい。そんなときに重宝するビジネスです。

今やなんでもレンタルされている時代ですが、まだまだニッチなジャンルでは、レンタルビジネスが開始されていないところはいくらでもあります。そういったところに目を付けるのもアリでしょう。レンタルされていないモノを探してみましょう。

起業スタイルは4種類

モノやサービスを売る仕組みを創るのが起業。

では、どういったスタイルで起業する方法があるのでしょうか。

4つのスタイルがあるので、それぞれ見ていきましょう。

モグリ

「モグリの医者」とは、医師免許を持たず医療行為をする人のこと。

つまり、定められたルールから脱線した状態でスタートする方法。

モグリの医者の場合は、明らかに違法行為で逮捕などの危険性がありますが、何の手続きも取らず、メルカリで手作り商品を反復継続して販売するのもある意味モグリです。

必ずしもモグリが違法行為であり悪であるとは限りません。

ビジネスになるかどうかもわからないのに何十万も出費して株式会社を設立するなんて馬鹿げていますからね。

副業

すっかりお馴染みの起業スタイルの1つ。

本業を持っていて、余裕のある時間に副業で起業。

もっとも安全で、やりやすい方法と言えます。

副業でモグリ、副業で個人事業主、副業で株式会社というスタイルもあります。

個人事業主

税務署に開業届けを出し、公的に事業者と認められたうえでビジネスをやる方法。

副業でも個人事業主として活動している人もたくさんいます。

※参考記事
個人事業主のネットビジネスは極楽だ~
個人事業主はおいしい
個人事業主がおいしいカラクリ

会社組織

株式会社や合同会社などを設立してビジネスを展開するスタイル。

ある程度の売り上げが見込める場合や、お金をかけることで後戻りできないよう自分を追い込む方法としての会社設立もアリです。

「個人事業主と株式会社ってどっちがいいの?」と言う質問がありますが、一言で答えるなら「事業を大きく育てたい場合は株式会社、個人で悠々自適な生活を送りたいなら個人事業主」といった感じになろうかと思います。

成功事例や失敗事例が無料で見ホーダイ

起業の成功事例や失敗事例は世の中にゴロゴロ転がっています。それを見ることで、「こー言うパターンは成功して、こういうパターンは失敗するんだな。」」といったとが無料で学べるわけです。

企業の事例で学ぶ

大企業が新しい商品や新しいサービスをリリース(販売開始)することはよくありますが、必ずしもすべてが成功しているとは限りません。むしろ、目論みが外れて販売やサービスを終了にすることのほうが多いのです。

ただ、失敗例よりもリリースがニュースになることが多いので、気になった新商品やサービスがあればチェックしておいて、数か月後や数年後に調べてみることで、結果を知ることができます。

ここまでチェックしよう

ある起業アイデアが思い浮かびます。ネットで調べるとすでにやっている企業があります。「ああ、先にやられた・・・」と、そこで終わってはいけません。そのビジネスが本当に成り立っているかどうかをチェックしましょう。

具体的には企業情報を見ます。そのテーマを本業にして何年も営業している場合は、ビジネスとして成り立つアイデアと考えられます。

でも、「それ」が副業であることが多々あるのです。例えば、「高級家具を一等地でガラス張り店舗を持って販売している。それなりに客は入っているようだけど、あの程度の商品数で家賃を払えるのか?」なんて疑問に思うわけです。

そこで企業情報を調べてみます。するほ、本業は自動車の輸入。輸入業で儲かっているから、家具販売は副業的に採算度外視や節税目的でやっているだけかもしれない、と推測できます。

目に見えるビジネスすべてが、それだけで成り立っているとは限らない一例です。「裏があるのではないか?」という視点は常に持っておきたいものです。