複業がブームだとか。
副業に比べるとそうでもないでしょか。
複業は、どれも本業という定義があるようですが、個人的には「複数の職業を持っている。」くらいの感じで捉えたほうが良いかなって思います。
複業の始め方のポイント3つ
フリーターの世界には「掛け持ち」という言葉があります。
「昼間はレストランで働いて夜は居酒屋で働く。」
これも複業ですよね。
「レストランではホールをこなし居酒屋では料理を作る。」というのであれば、接客と料理という2つのスキルを持っていることになります。
つまり、複業を始める前提はスキルが2つ以上ということになりそうです。
どちらもホールしかやっていなければスキルはひとつなので複業とは言えない。
そして次に大事なのは時間でしょう。
スキル(得意なこと)が複数あってそれを使って仕事をこなす時間があるかどうか。
さらに、もっともっと重要なのは、難しい言葉で言えば時間管理(タイムマネジメント)と言うスキルですね。
まとめると、複業の始め方は、
(1)2つ以上の得意分野を持っていて
(2)それを活かす時間を作り
(3)その時間をやりくりしながら進める
という感じでしょう。
複業の事例(3つの職)
割りと複業の方は多いですね。
例えば、知り合いのAさん(28歳独身女性)。
(1)イラストレーター
(2)料理教室
(3)居酒屋アルバイト(ホール)
このように職種だけ並べるものを見ると「イラストレーターと料理教室は本業で、それだけでは食っていけないのでアルバイトをしている。」というふうな印象を持ってしまいます。
が、彼女はまだ20代というのがポイント。
「アルバイトが楽しいから。」という理由で居酒屋で働いています。
もちろん、イラストレーターも料理教室も「好き」で「楽しい。」からやっているわけです。
得意分野のスキルが複数あって時間もあれば複業をすることは可能ですが、それにプラスして「楽しい」や「スキ」というのがあれば最強じゃないでしょうか。
複業の事例(2つの職)
40代の女性(既婚)です。
(1)音楽教室
(2)ハンドメイド・アクセサリー
知り合いですが、あまり詳しく聞いていないので内容はわかりませんが、どちらも「得意」なのは間違いなさそうです。
ハンドメイドのほうは、お子さんもある程度大きくなって来てから力を入れ始めたそうです。
主婦という大変な職業であることを考えると3足のわらじ状態ですね。
彼女の場合、「旦那さんの稼ぎ」というセーフティーネットがあるからこそ、好きなことをやれている、というのもあると思います。
共通するのは「適性あり」
事例は2つだけですが、複業人に共通するのは「仕事を楽しんでいる。」と「時間のやりくりのうまい。」という感じでしょうか。
個人的には長期短期とも計画をたてるのが苦手なんですが、彼女たちは2ヶ月先くらいまでの予定がびっしり決まっています。
ひとことでまとめるなら「複業の適性がある。」ということだと思います。
知り合いの複業人は、ほぼ全員楽しんでやってますが、人によっては「食っていくため。」に複業をやっている人もいると思います。
適性なければ複業はやめとけ
職業でもスポーツでも学業でも、かならず「適性」があります。
わかりやすく言えば「得意かどうか。」ですね。
ホリエモンは運動は苦手だそうです。つまり適性がないから運動はやらない。
シンプルな法則だと思います。
パソコンが苦手な人が「ネットビジネスで稼ぎたい!」と言うのは、スポーツが苦手なのに「スポーツやりたい!」と言ってるのと同じこと。
矛盾です。
それを無理やりやろうとするから「できない」結果が待っているわけです。
個人的には「プログラミングをやりたい!」と思ったことが何度かあって、チャレンジしてみましたが「無理」でした。
つまり、適性がないってことです。
このようにチャレンジシてみないと適性がわからないこともあるので「まずやってみる」というのも良い選択になると思います。
小さな会社なら副業はやめとけ
友達の社長のところの社員が副業を始めたという話を聞きました。
副業禁止ではないので、そこは社員の自由。
ただ、複業を始めたとたん「『彼(社員)の仕事のクオリティーがだだ下がり。』というのが目に見えてわかる。」と言います。
仕事のクオリティーが下がったからと行ってクビにはできない日本なので、なんとも困った話です。
まあ、クビにはしないにしても、評価は上がることはないでしょう。
このように、小さな会社の場合、副業が本業に悪影響を与えているのがバレやすいので、社員として働いている場合は注意が必要ですね。
副業を始めて本業の評価が下がっては元も子もないですからね。