今さら、ネットショップ開業なんてやめなさい。

ネットショップやめとけば?

ネットショップは簡単に儲かりそう・・・

そんな印象を抱いている人もいるかもしれません。

結論から言うと、簡単には儲かりません。

base(ベイス)などの無料アプリで3分でネットショップは「簡単に」作れますが、「簡単には」売れません。

EC業界未経験の人なら輪をかけて難しいでしょう。

商品もショップもあふれかえっている

なぜ簡単に儲からないか。

理由はシンプルです。

どんな商品でもネット検索すれば買えるし、販売お店もあふれかえっているから。

何を売ろうとも埋もれます。

東京ドームの大歓声の中で一人叫んでも埋もれてしまうのと同じです。

芸能人は目立ってナンボ。

ネットショップも目立ってこそ、はじめて注文が得られます。

具体的には、検索結果で目立つということです。

検索されたとき、目立つ位置に広告を出せますか?

なんのことを言っているかわかる人、また、それができる人は可能性があります。

「え?検索結果?広告?なんか難しそう・・・」そんな人は、首を突っ込まないのが、失敗しない唯一の方法です。

「パソコンは苦手、ECのこともよくわからない。」そんな人が、もはや参入できる業界ではないのでネットショップ開業なんてやめたほうが良いです。

「初心者なので」「経験がないので。」など、まず言い訳からスタートする人もダメ。やめなさい。

「ネットショップがやりたい。」と思っているのではなく、「(副業で)収入が欲しい。」と思っている場合は、悪いことを言わないから他の手段を探してください。

→副業は、バイトが100%確実ですから!

儲かるのはこのパターン

簡単には儲からないからといって100%不可能ってことではありません。

儲かる時はもうかります。

例えば、「人気の商品」+「販売店がない。

この条件にハマれば、バカでも儲かります。

ネットショップを作って商品を載せておくだけでビュンビュン売れていきます。

なぜなら、世界中(日本中)の需要を独り占めするわけですから。

普通に考えてわかることですよね。

実際、2000年~2010年くらいまでのEC業界は、そのような状況でした。

ECとは全く関係のない「建設会社が布団を売りまくった。」なんて変なことも起きていたのです。

逆に、「人気あり」+「販売店多い」だと、そこには競争が生まれます。

お馴染みの価格競争。

今のショッピングユーザーの検索スキルは年々高くなっているので、スマホ検索ですぐに安い店を探しあてます。

「無名」+「販売店がない。」といったパターンもありますね。

販売店がないから競争がない。

この点は楽。

でも、無名の商品は、そもそも探されていませんし宣伝しても、消費者は知らない商品は安易に飛びつきません。

売り方を知ったら儲かる

先ほどは、「商品」と「販売店」の状態で売れるかどうかを判断する方法です。

実は、販売業は奥が深くて、競合が多くても、無名の商品でも、売れる方法があります。

それは、「マーケティング」と「販売テクニック」です。

2000年頃は、まだまだECは盛り上る前でした。

だから、商品は載せておくだけでオモシロイように売れていきました。

今は、令和時代。

「マーケティング」と「販売テクニック(セールス)」の両方を心得て使うことで商品が売れます。

マーケティングとか、セールスとか面倒くさそうでしょ?

面倒くさいんです。

だから、そこに興味がない人はやっちゃダメ。

「好きな商品がある。」
「売りたい商品がある。」

いくら、熱い思いを持っていても、マーケティング力をセールス力がなければ、売上はゼロです。

商品力×マーケティング力×販売力=売上

逆に、この力がある人は、ネット販売に関係なく、どんなビジネスでも当てることができます。

中小企業のネット販売も終ってます

「社長に言われて・・・」とか「社運をかけて・・・」とか。

無理です。

繰り返しますが、どんな人や企業であっても、モノがあふれ販売店だらけ、そして、アマゾンや楽天のような安売りサイト、

そんな激流の中で、ぷかぷか浮きながら進めるような商材でないと不可能です。

中小企業は、あきらめ、事業をたたむか、第三者に売り飛ばすか(事業承継)、そんなことも考えておいたほうが良いでしょう。

「ネット通販に活路を見出す。」なんてのは、2010年位までの話でした。

今は、知識とスキルをガチガチに固めていても難しいのです。

それでも、「ネット販売がしたい」と言う人は〇〇から

ネット販売は、素人では100%儲かりません。

1年頑張っても1円も売り上げを立てられないでしょう。

それでもネット販売に夢を持っている人。
どうしてもやりたい人。

そんな人は、リサーチと勉強をしてください。

リサーチとは、これだけ飽和的な状況にあるEC業界のなかで、最初から頭ひとつ抜け出せるようなニッチな場所を探す作業です。

何が売れているのか?

何がどれくらい売られているのか?

どのような販売店があるのか?

どのような売り方をしているのか?

徹底して調べ上げ、「ここなら勝てる」と見込めるフィールドを探すのです。

私自身の話ですが、以前からユーチューバーをやりたくて2019年から本格的にリサーチを始めました。

その結果、いくつかの空白地帯を見つけました。

まだ、だれもやっていないコンセプトのチャンネルです。

ただ、それが当たるかどうかはやってみないとわかりませんから、アイデアAがダメならアイデアB、それでもだめなら、アイデアCと数うちゃ当たる!?式でやっています。

目的は、「月間収入1万円達成できれば成功」としています。ヒカキンやはじめちゃっちょうなんか目指しません(笑)

「動画を流しておくだけで1万円」て魅力的でしょ?

話はもどりますが、ネット販売でも、今はニッチを見つけるのがコツです。

できるだけたくさん見つけましょう。

そして、できるだけお金をかけず小さなところからテストしながら進めていきます。

次は勉強です。

先にも触れましたが「マーケティング」と「セールス」の勉強です。起業の基本です。

資本主義が続く限り、このスキルがあれば、くいっぱぐれがありません。

どんな業界でも食っていけます。

「上場企業を作る」なんて場合は、相当本格的な勉強をしないといけませんが、単身や一家族が食っていくなんて楽勝です。

まわり見てください。マーケティングやセールスを勉強している人っていないでしょ?

営業マンでも、飛び込みで名刺配ったり何の勉強もしていません。

保険の営業マンも、ひたすら「絶対加入したほうがいいです!」の一点張り

たかが二十歳のフリーターでも、マーケティングとセールスをちょっと勉強しただけで月1万円の収入を得たりしているわけです。

大学を出なければいけないとかカンケーなし。

マーケティングなんか、高卒でもフリーターでも理解できるレベルの話なんです。