初めてネットショップを作ったのはたぶん1999年。
当時のネットショップは影も形もバックアップもありません・・・
記憶もおぼろげ。
最初のネットショップは月商数百万レベルで数年やっていましたが飽きたので譲渡。
その後、2004年あたりにまったく別の業種で開業して2022年で18年。
ネット通販業は足掛け23年ですね。
ある意味成功しているとは言えますが、何十億、何百億ってレベルの事業者もいるので比べると、としょぼいですね・・・
さて、今回は、長年のネット通販歴から、これから通販を始める人に何かヒントになれば、ということで思いつくまま記しておきます。
タイミングが9割
どんな商売を起業するにも「タイミングが9割」ではないでしょうか。
ネットが日本に入ってきて、普及し始めるタイミングでネット通販を開業したのが成功の決め手でした。
成功というよりビギナーズラック的な感じですね。
カネもコネもスキルもなかったけど、タイミングだけはピタっとハマったのでしっかり売り上げることができました。
その時期と比べると、2021はタイミング的には遅い。
だからといって「参入しても無理」というわけではなく、商品や売り方次第ではなんとかなる、という状況だと思います。
特に、コロナ祭りが始まってからは、飲食店のネット通販の参入も増えましたが、「既存顧客を持っている」という店で飲食店の通販はいつ始めても良い結果しかないでしょう。
これから新規客を集めないといけない通販専業は、かなり頑張らないといけないです。
「ネット通販を作っただけで売れる。」と勘違いしているリテラシーの低い人も多いですが、今は、タイミングは0点なので、商品力や集客力、売り方で点数を稼がないといけないです。
商品力のある商品の探し方
誰もが仕入れられるような、ありふれた商品は、他店と同じような売り方をしていると確実に売れません。
そこで、他店とは一線を画した売り方をすれば、メーカー品(型番商品)でも売ることは可能でしょうが、かなりのスキルが要求されると思います。
WEB広告をめちゃくちゃ使える能力があるとかね、、
でも、商品にオリジナリティーがあって、他に売っていないような商品、かつ、需要がある場合は、ほっといても売れます。
そっちのほうが楽でいいでしょ?
SEOとかも最低限だけで良いんです。
他に売っているお店がないから競争する必要がないわけですから。
なので、これからネット通販(副業・専業)を始める人は、商品のチョイスに集中すると良いと思います。
個人的には、やはり海外の既製品かオリジナル商品がオススメです。
まあ、今は海外は簡単にいけないのでネット・リサーチするしかないですが。
英語のわからない日本人は日本語の情報しか見てないですよね。
日本語の情報は、世界全体の3%とか言われます。
つまり、日本語の情報にしかリーチしない人は世界の97%の情報を知らないわけです。
アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、ドイツなど、その国でしか売っていない商品はくさるほどあります。
今から、ネット通販を始める方は、日本未上陸の商品を狙うことをおすすめします。
中小多くの商社も日本未上陸の商品を発掘しては輸入して販売していますが、8割くらい失敗している印象です。
目の付けどころと売り方ですね。
海外の販売サイトはもちろん、雑誌なども見ることで「これは!」というのが見つかるかも知れませんよ。
ネットショップやりたいなら、やらないと損
ネット通販を20年以上やっていますが、ネット通販の良いところは時間がかからない点や場所の制約がない点です。
だから、現在は、実業(リアル)もやっています。
実業をやることで、ネット通販は「なんて楽な商売なんだろう。」とよく思います。
実業は、店舗の家賃に水道光熱費に人件費。
初期投資がネットショップ開業とは比較にならないほどかかります。
だから、新規事業のアイデアがあっても「失敗したら、この500万がドボン・・・」と考えると動けなくなるんですよね。今でも。
でも、ネットショップなんて高校生のお小遣いレベルでスタートできるわけじゃないですか。
「結局ほとんど売れなかった。」で終わったとしても、たかだか知れています。
一生借金を背負うようなことはないわけです。
1,000万円や1億円の赤字に苦しむ・・・なんてことも100%ないでしょう。
まあ、副業でも初めて起業するなら不安な気持ちはわかりますが、そこはやるかやらないかでしょう。
ネット通販は、起業の縮図ですから、例え商品がうれなくても学ぶことは多いと思います。
売れなかっても、そこで得た経験は次に活きてきますからね。
ネットショップは非常識な売り方ができる!
株式売買における「空売り」じゃないですが、ネット販売では手元に商品がなくても販売サイトを作り売り出すことができます。
売れるか売れないかもわからない商品を買い取り仕入れをするのはリスクがあります。
もし、うれなかったら在庫の山になります。(何度も経験しましたよ。。(TдT))
そこで、商品情報だけで売りに出してみます。
広告を打ってアクセスが一定数あったのにも関わらず売れなかったら仕入れなければ済みます。
逆に、予想に反して売れてしまった場合は、慌てて仕入れるか、仕入れられない場合は「売り切れました。ごめんなさい。」で済みます。
違法でもなんでもないです。
ただ、消費者からは「在庫もないのに売るとはけしからん!」なんてバッド・レビューをつけられることはあります。
また、アマゾンでは無在庫で注文を受けてから仕入先に発注するのは「規約違反」になっています。
ヤフオクなども無在庫はNGです。
でも、法的にはOKです。
トップセラーやNETSEA(ネッシー)では、「顧客直送」という商品を提供してくれているメーカーや問屋があります。
商品情報だけ載せておいて、売れたときに仕入れて顧客に直送するというスタイルができる(ドロップシッピング)仕入れサイトです。
ただ、トップセラーもNETSEA(ネッシー)も、誰でも使えるので、多くの人がそういったスタイルでネット販売をしているので、うまみは少ないですね。
だれも目をつけていない商品で「これは!」という商品に出会ったときに使える手法です。
今からネット通販始めるならこのスキル
商品が良くても、それを世間に広めるスキルがないと売れません。
世間に商品を広めることを「マーケティング」と言います。
ネット上では、WEB広告が決め手になります。
ふだん、いろいろなネット広告を見かけると思いますが、そういった広告を使いこなせると、お金を使って瞬間的に集客ができます。
ブログを書いたり、ツイッターなどのSNSをやったりしてフォロワーを増やすという、のんびりした集客方法もありますが、広告は速攻集客できるのが最大のメリットです。
「WEB広告のウェの字も知らない。」とか、「どこから手をつけたらよいかわからない。」という場合は、手っ取り早くデジプロみたいなスクールで学んでください。
もちろん、ネット検索すれば、わざわざスクールにお金を払わなくてもいいくらい情報が出てきます。
独学派の人はネット検索で学ぶ。
教えてもらいたい人はスクールで学ぶ。
二者択一です。
ちなみに、「ネットショップってどうやって作るの?」というレベルの人も多いと思いますが、Shopifyなどを借りればアホでも作れるので心配無用です。
広告を心配してください。