在庫を持つタイプのネット通販が軌道に乗ってくると毎日出荷に追われることがあります。
そんなときは運送会社と契約を結ぶことで、出荷業務に絡む様々なことが効率化できます。
運送会社と契約するメリット
運送会社と契約する最大のメリットは運賃が安くなる点。
例えば、「一般の人がたまに出荷するときの運賃1000円が800円になる。」と言う感じです。
割引率は月間の出荷数や運送会社によって違います。
メリットの2つ目は、支払いが「月末締めの翌月払い」など一括での支払いになる点。
会計処理も楽になります。
大きなメリットはこれくらいでしょうか。
あとは、荷物用の紙袋を無料で提供してくれることもあります。
「集荷に来てくれる。」と言うのメリットではありますが、今ではメルカリでなにかを販売しても集荷は来てくれますからね。
【余談】その昔ですが、運送会社の競争が激しかった頃、佐◯急便が全国一律500円なんて条件を出してきたこともありました。
もちろん契約しましたが、荷物の大きさや重さ関係なく、また北海道や離島も関係なくワンコインだったことがありました。
お客さんからは送料として1000円もらうけど、実際の送料は500円だったので、送料でも儲かった時代がありました。
個人でも運送会社と契約できる
会社でなくても個人名でも運送会社と契約ができます。
運送会社は「荷物を出してくれる人」がお客さんなんで、月に1個しか出荷しない会社より、月に100個出荷する個人のほうを歓迎してくれます。
契約までの方法は運送会社によって違いますが、だいたい次のような感じ。
1.運送会社に「見積もり出して欲しい。」と電話する
2.担当営業マンがきてヒヤリング
3.後日見積もりを持ってくる
4.納得したなら契約して利用開始
かんたんステップですね。
相乗りで運賃を安くする方法
立ち上げ当初は荷物も少なく、運賃が下がることは少ないです。
出荷数や実績によって運賃は下がっていくのは、どこの運送会社でも同じです。
そこで、例えば、取引先と契約している運送会社を紹介してもらって「うちも同等でお願いしますよ~。」みたいなノリで頼めば、それが通ったりします(笑)
当店は、それで西濃運輸を紹介してもらって、初めから安い運賃で契約したこともあります。
運送会社のこだわりがなければ、取引先などに聞いてみると良いです。
メジャーな運送会社はヤマト運輸、佐川急便、日本郵政あたりですが、その他、西濃運輸、福山通運、日本通運、名鉄運輸、トナミ運輸など全国をカバーしている運送会社はたくさんあります。
ただ、最近の傾向としては、個人向けと企業向けの配送がかなり棲み分けられるようになってきています。
例えば、西濃運輸で企業宛だと1,000円のところ、個人宛にすると1,700円とか、料金からあきらか「個人宅は持って行きたくないです。」と言っています。
やはり、個人宛は佐川やヤマトが強いですね。