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個人事業主としてアルバイトを雇うときの注意点など

アルバイトを雇うときの注意点

個人事業でも忙しくなってくると猫の手、いやアルバイトの手を借りたくなるものです。アルバイトを雇う場合の注意点など、個人的で主観的な視点であれこれ述べてみたいと思います。

なお、個人事業主でも「経営者」です。以下、「経営者」や「社長」という言葉を使っていますが、法人のことではありません。

目次
1.社長として肝に銘じるべき1つのこと。
2.雇用保険などの手続きは丸投げするのがコツ。
3.「社会保険に加入してほしい?」アホか。
4.実際問題、アルバイトの社会保険どうする?
5.無責任なのがアルバイト。期待するほうが間違い。
6.アルバイトを上手に使うコツ。

なお、通販ができる販売サイトのことを「通販システム」と表現しています。


社長として肝に銘じるべき大前提

事業主としてアルバイトを雇うとき、絶対に忘れてはならないのが「アルバイトは単に労働の対価として給料をもらいに来ているだけ。」とうことです。

応募の際の履歴書や自己ピーアール、面接のときに話す内容。すべてウソとまでは言いませんが、採用されたいという気持ちが根本にあるゆえの内容や発言です。

「ネットで御社のサイトを見たところ、販売している商品に将来性や魅力を感じました。また、社風も自分に合ってそうで、御社の掲げるミッションにに共感したので、ぜひ私も仲間に入れてほしい。」とか。

一見、経営者としてはうれしい言葉ですが、これも、ウソ偽りはないにしても、上っ面だけを、ポジティブな言葉で表現しただけで、文字通り、彼や彼女の本音がそこにあると思ってはいけないのです。

もし、文字通り信じてしまうと、アルバイトに忠誠心があるかのように錯覚してしまいます。「彼はうちの会社を気に入ってくれている。」→「プライベートで用事を頼んでも快く引き受けてくれるだろう。」といった勘違いを起こしてしまいます。

あくまでアルバイトは仕事として給料をもらいに来ているだけ。プライベートに干渉されるのは、トンデモない話なのです。

アルバイトは決して本音は言いませんよ。社長の機嫌を損ねたり、嫌われたりすると仕事がしにくくなりますから、そこは計算して、うまい言葉を使ってかわしてきます。

また、法律では、所定の条件を満たすとアルバイトでも有給休暇が取れる権利があります。有給を主張するようなアルバイトは珍しいかもしれませんが、アルバイトなりに法律を見たり、仲間と情報交換をしながら、勤務先が法律を遵守しているかどうかチェックしているのです。

自社で雇うアルバイトとではありますが、ある意味「」くらいのイメージでもって、適度な距離をおいて付き合う姿勢を持っておくとよいでしょう。もちろん、法律上の位置関係ですね。職場では敵なんて思うと大変なことになりますから・・・

雇用保険などの手続きは丸投げするのがコツ

アルバイトを雇うと「労災保険(仕事中のケガ等の保険)」と「雇用保険(失業した時の保障等)」に加入するのは義務です。後々のトラブルを避けるためにも、これらの保険は必ず加入しておきます。

ハッキリ言って自分でやるのは面倒くさい。」と思うかと思います。その通りで超絶面倒くさいです。だから、この部分は社労士に丸投げして代行してもらいます。

10万も20万もかかりません。1、2万円で済みます。ちょっと優秀な税理士なら、その辺の知識もカバーできているので、社労士の知り合いがいなければ税理士などの頼んでも良いでしょう。

「くだらない手続き」というと厚生労働省にお叱りを受けるかもしれませんが、経営者は、事業が成長させるのに直接的に関係のない事務作業は極力避けるのが鉄則でしょう。


「社会保険に加入してほしい?」アホか。

アルバイトでも社員同等の勤務時間や日数になってくると、厚生年金や健康保険に加入しないといけない、これまたクソのようなルールがあります。

知人のボヤキですが、マジメて一生懸命なアルバイトが「社会保険に入ってほしい。」と言うから、社員候補なので、厚生年金や健康保険に加入したけど1年もしないうちに辞めてしまった。

だいたい、アルバイトは簡単に辞めれるのが最大のメリットです。それを、面倒な手続きとコストのかかる社会保険に加入させようとするのは、現場を知らない国の暴挙です。

ま、そんな不満を言ったところで現実は変わらないので、アルバイトには社会保険に加入する条件に抵触しないよう、うまく回すことです。

実際問題、アルバイトの社会保険どうする?

ある程度の規模の会社だと、アルバイトでも社会保険に加入させているところがあります。そういうところから移ってきたアルバイトは、「この職場に社会保険ないの?え?マジ?前の職場は入ってくれたのに。」などとヌかすことがあります。

個々の企業の詳しい事情まではわかりませんが、個人的な推測ではアルバイトの社会保険加入は、年金事務所からの調査で面倒になるのを防ぐ意味と、社会保険を面倒してみるという部分での定着率の向上を狙う意味があるのではないでしょうか。

前者の年金事務所の調査は3、4年に一度行われます。賃金台帳や出勤簿をもって担当官?がチェックして、加入が必要な人を指摘したりするやつです。とにかく何の生産性もないアホらしい無駄時間です。

そういった手間を省くためにデフォルトで加入しているケースもあるような印象です。うちでも、アルバイトと話をして、口約束ですが「長期的に」ということを条件に社会保険に加入している子もいます。

あと、アルバイトの社会保険は加入するのとしないのとでは、とんでもないコストの差が生まれますよね。 例えば、20代のアルバイト(東京)で1月に20万円の給料になったとします。本人負担額は28000円、それに加え、約15%の30,000円が会社負担になります。結果、その子のコストはトータルで23万円になってしまいます。

こんな膨大なコストがかかることを、「社会保険に加入してほしい。」というアルバイトが知る由もなく。3万円利益を出すのがどれだけ大変なことかを知る由もなく・・・です。

いつ辞めるかわからないようなアルバイトに、これだけのコストをかけるのは、経営的な視点では論外です。それなら、会社負担の3万円分で新しいアルバイトを30時間分雇ったほうが低コストで済むわけです。だから、社会保険を逃れたい事業所は、短時間のアルバイトを多数抱える、という流れになっています。

たかが月収20万円なのに社会保険で6万円近くとは・・・少子高齢化は言い訳で、政府のポンコツ政策のツケが国民に回されているのですから、ほんと納得いかないですよね。

無責任なのがアルバイト。期待するほうが間違い。

「忙しいときに休んで怒られた。」と、20歳くらいの女の子。小さなパンケーキ屋を、オーナーとアルバイト1、2人で回していると言います。人気店で行列ができるほどらしい。(どこの店かしら?)

オーナーの気持ちもわからないでもないですが、怒るのはとんだお角違いですよね。なぜなら、経営者の姿勢として「アルバイトに責任感を持ってもらう」と思うのは、そもそもの間違いだから。

もちろん、責任感を持って働いているアルバイトはたくさんいます(持っている人のほうが多い)が、それを100人中100人に、当然のこととして期待する気持ちが失敗の原因になるんですよね。

「アルバイトでも責任感を持っていて当たり前。」といった感覚でいると、先のパンケーキ屋のように、忙しい時にふっと休まれて困ってしまうワケです。

だから、そこは「アルバイトは無責任」という前提で、あらかじめ策を講じておきます。1人抜けるとまわらない。とか、その子がいないとまわらない。そんな状況を作ってしまうと、いざというときに困ります。アルバイトは「いつ休んでも」「いつ辞めても」困らないように業務内容を組み立てておくのが経営者の仕事と言えます。。


アルバイトを上手に使うコツ

アルバイトに期待するのは「仕事を100%近くできたらそれでよい。」ということです。長期勤務を期待したり責任感を期待した理。仕事の達成率120%を求めてもダメ。

創業社長が一番仕事ができるワケですから、それをモノサシに学生や主婦のアルバイトの実力を測っていては、湧いてくるのは不満の気持ちだけです。

アルバイトちゃんには失礼かもしれませんが、しょせん半人前です。だからアルバイト。でも、彼、彼女が働いてくれているだけで、業務のスピードアップや効率化ができますし、何より社長本来の仕事に割ける時間が増えるだけでも感謝しないといけないです。

単なる歯車。社長が儲けるための駒。そんな目でアルバイトを見ていると、遅かれ早かれ嫌われ離職率も高くなり、最後は、まわりまわって自分に返ってきます。

裸の王様のような、残念で寂しい社長にならないためにも、アルバイトの使い方はしっかり考えていきたいものです。

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