商品ページに含まれる情報は、大きく分けると2種類です。
1.商品固有の情報
商品名、価格、品番、商品説明等
2.それ以外
ショップ名や他のカテゴリーへのリンク等
「商品ページを作る。」という日本語は日本語としては間違っていませんが、ネット通販において「商品ページを作る」という作業は存在しません。
「作らないのになんでページがあるの?」
そう思うかもしれません。
ネットショップの商品データは、実はエクセルなどのように表形式のデータで構成されています。一行毎に商品のデータが入力されているのです。そのデータを、「商品ページテンプレート」という雛型を使って表示させているのです。
だから、商品固有のデータ以外はすべてまったく同じなのです。
テンプレートは、例えるなら着せ替え人形のようなものです。デザインや色を変えたり、レイアウトなどを自由に、しかも簡単に変更することができます。変更したなら、ショップ内の全ページが一斉に更新できるようになっているのです。
もし、「商品ぺージを作る。」という作業があったとしたなら、商品を100点扱うお店は100回の作業がありますし、10万点を超える商品を扱うショップなら、10万回の手作業が発生する計算になります。
何年か前に、商品価格の税込表記が義務付けられました。リアルの店舗ショップでは値札を一枚一枚変更するのに大変な思いをしました。
一方、ネットショップはというと、エクセルを開いて価格が入力されている列を選択して1.05掛けておしまいです。5、6秒ほどの簡単な作業です。
ところが、ネットショップなのに「商品データ+テンプレート」という形式ではなく、「商品ページを手作業で作っていた」お店があったのです。変更作業だけで1週間もかかってしまったお店もあったほどです。
人間の作業を楽にしてくれるコンピューターを使った仕事なのに、やり方を間違ってしまったがために、コンピューターに大変な苦労をさせられてしまったという本末転倒の典型例と言えます。