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第5回 仕入れ専門用語を学ぼう

仕入先を見つける方法

仕入れの現場でよく使われる言葉があります。 どこの業界も似たようなものだとは思いますが、管理人の経験した業界をもとに、 「これくらい知っておけば、なんとかなるんじゃないの?」的に、 頻出専門用語をピックアップして解説します。 同じ言葉でも、業界が変われば意味も変わることもある点はご注意下さい。

何千語もおぼえないとけない受験に比べれば、ほんと少ないです。たったの11個おぼえるだけで、あなたもすぐに業界人です。取引先と対等にしゃべれるようになります。

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1. 上代【じょうだい】

上代

この言葉を初めて聞いたとき「何それ?」と聞き返したのを思い出します。 一般の消費者として生活している限り、「上代」という言葉を使うことは少ないでしょう。 上代とは、簡単に言えば「定価」のことです。いわゆるメーカー小売希望価格の業界用語です。

例えば、現金問屋などに足を運び、「この商品の定価はいくらですか?」と聞けば、 「一般のお客さんかな?」と思われますが、「この商品の上代はいくら?」と聞きけば、 すぐに業界人と思われるのです。業界度合いの濃い言葉のひとつと言えるでしょう。

ちなみに、輸入商品などで定価が決まっていない場合(オープン価格)などは、 輸入元の商社が参考としての定価を提示する「参考上代」と言う言い方があったり、 「プロパー(proper/正規の、定価)」と言うこともあります。
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2. 下代【げだい】

下代

上代があれば下代もあります。下代とは卸値、仕入れ価格という意味です。でも、この言葉は、あまり定義がはっきりしてなくて、管理人の業界では「メーカーが問屋に卸す価格のことを下代」と言っていますし、かつていた業界では、販売店仕入れ価格のことを下代と言っていました。

その他、「卸単価」、単に「単価」、「仕切り」などと言うこともあります。特に、「仕切り」という言葉は、メーカーが問屋に卸す場合によく使われるようです。いずれにせよ、「卸値」には間違いないので、関わっている業界の慣習に従えば良いでしょう。


3. 掛け率【かけりつ】

掛け率

「この商品の仕入れ値はいくらですか?」というより、「この商品のかけ率は?」なんて言うほうが一般的です。掛け率とは、販売価格に対する仕入れ価格の割合です。6掛けと言えば、定価10000円の商品なら6000円が仕入れ価格ということを意味します。

問屋の場合、複数のメーカー品を扱っていることが多く、メーカーによって掛率が異なる場合があります。「A社の商品の掛率は6掛けだけど、B社は7掛け」といった感じです。掛率は割合を示すのですが、掛率が75%の時は、正確には掛率「七割五分」ですが、「掛率は75」とパーセンテージと混同してしまいます。


4. 注残【ちゅうざん】

注残

納期が遅れている注文のことです。例えば、メーカーに発注した際、メーカーが在庫切れを起こし商品を出荷できず、後日納品することになる注文分(予約、保留)のこと。正確には受注残と言います。

具体的には、メーカーに100個発注をかけた際、70個は在庫があったのですぐに送ってもらいましたが、残り30個は後日入荷次第納品です。この時の「残り30個分」が注残です。バックオーダーと言うこともあります。


5. 発注単位【はっちゅうたんい】

発注単位

仕入れをする場合、卸値で買いつけますが、多くの場合注文の最低単位が決められていることが一般的です。「発注単位は3ケースからでお願いします。」「発注は10万円以上でお願いします。」など、注文するときの単位のことです。

「発注単位」は「注文する際の最低ラインのことですから、英語で「ミニマム(minimum/最小の量)」と言うこともあります。また、よく似た言葉に「ロット(lot/組、単位)」という言葉があります。「1入/lot」と書いていれば、1つの箱に商品が2個入っていて、それが最低発注単位だったりします。


6. 元払い【もとばらい】

元払い

元払とは、発送人が送料を負担して荷物を送ることを意味します。送料着払いの反意語です。送ってもらう側の立場で言い換えると「送料無料」です。

問屋やメーカーに直接商品を取りに行けば、配送運賃はかかりませんが、仕入れ先が遠方の場合、送ってもらうのが一般的です。そうすると、ネットショップでの販売と同じように、「送料は誰が負担するか?」という問題が出てきます。

そこで、例えば、「10万円以上の発注の場合は送料元払い。」などの条件があれば、10万円未満の仕入れは別途送料を払わないといけません。でも、10万円以上仕入れるなら、送料は問屋やメーカーなどの卸元が負担してくれるということになります。

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7. 赤伝【あかでん】

上代

辞書にも載っていない言葉です。まさに仕入れ現場で使う専門用語と言えます。仕入れをすると必ず伝票が付いてきます。納品書であったり仕入れ伝票であったり。そこには、取引先名やコード、仕入れ価格から納品数量、合計金額などが記載されていたりします。

例えば、商品Aを5000円で仕入れた。このとき、仕入れ伝票などには「5000円」と記載されます。ところが、商品Aが破損していたので仕入先に返品しました。すると今度は、『「-5000円」を納品した』という意味の仕入れ伝票がきます。返品したので、プラマイゼロにしているわけです。このマイナスを意味する伝票のことを赤伝と言います。

この赤伝が登場するのは、継続的に仕入を行っているときで、「これから仕入れをする」と言う場合に、いきなり赤伝の話がでることはありません。また、取引のデータを電子的に行っている場合、いちいち赤伝を起こすなんてことはやってないこともあります。


8. 発注書【はっちゅうしょ】

発注書

注文書のことです。インターネット、メールがこれだけ普及しているのに、どういうわけか、「注文の受け付けはFAXのみ」という、時代について来れていないの企業もまだまだあります。

仕入れ先指定の発注用紙を使わないといけない場合もあれば、自由な形式で注文を出せる場合もあります。またメールや電話で注文を受ける企業もあります。


9. 口座【こうざ】

口座

メーカーや問屋などと取引できることになった場合、「口座を開設するので○○を用意してください。」などと言われることがあります。ここで言う口座とは銀行口座のことではなく、「取引先としてデータを登録する」ことを「口座を開設する」と言ったりします。

逆を言えば「口座を開設しますので。」と言われたら、「取引しても良いよ。」と言うことを意味します。「口座を開設する」は、言い換えると「取引契約をする」と言えます。したがって、場合によっては、「住民票を出して欲しい。」「保証人を用意してほしい」などの要求もあるかもしれません。

口座が開設できれば、次からは、会社名だけで「ツケ」として商品を仕入れることができます。


10. 掛け【かけ】

掛け

掛け率というときの掛けは割合のことですが、「カケで買う」という言い方をすることがあります。これは、ツケに似ていて、先に商品を頂いて、後で支払いをする方法です。

後払いと言えますが、企業間取引の場合1ヶ月の間に何度も仕入れをすることがあります。その都度支払いをしていたのでは、振込手数料もバカになりません。1ヶ月の仕入れを月末で締【し】めて(まとめて)、その翌月に支払ったりします。これが掛けで仕入れをするということです。簿記の関連用語に、売掛金、買掛金という科目がありますが、同じ意味です。


11. 買い取り【かいとり】

買い取り

買い取りとは、文字通り、仕入先から商品を買い取ることを言います。

じゃ、「買い取らない仕入れもあるのか?」。もちろん、買い取らずに、商品をお借りして売れた商品の仕入れだ金を後で支払う「委託販売」や「消化仕入れ」という方式もあります。それと区別するための言葉でしょう。


12. 客注【きゃくちゅう】

客注

客注とは、文字通り客の注文のことです。注文するのは客ですから、当たり前なのですが、仕入れの現場では特別な意味を持ちます。

例えば、お客として入ったお店での会話。

  • あなた「このTシャツ(品番A)ください。」
  • 店員「もーしわけありません。在庫切れです。お取り寄せされますか?」
  • あなた「はい。お願いします。」
  • 店員「少々お待ち下さい」
  • 店員→仕入先に「(品番A)を客注で大至急お願いします。」
  • 仕入先「了解いたしました。」

と言う感じで、通常の売り先が決まっていない注文とは別に、「購入が決まっている注文」のことを客注というわけです。仕入先としても、「売れることがわかっている」客注は、優先して在庫を確保してくれたり、優先的に出荷してくれたりなど、配慮してくれることになります。

13.取引【とりひき】

取引

例えば、問屋から仕入れることが決まることを「取引」が決まる。と言います。新規に取引を開始すると言います。契約や審査、あるいは、保証金を入れることで取引が始まるケースもあります。

仕入れたい場合は、「仕入れさせて欲しい。」というよりは、「取引お願いできますか。」と言うほうが自然です。

※参考 仕入れをお願いするビジネスメールの書き方

第6回 ちょっと変わった仕入れ方>>

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