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3時間目 一般的な仕入れ先は3種類

メーカー商社問屋

一般的に仕入先と言えば、メーカー、問屋、商社(貿易商社)の3つです。さらに、メーカーはメーカーでも国内のメーカーと海外メーカー。店舗型の問屋やネット問屋。さらに、商社は商社でも総合商社もあれば専門商社もあります。問屋機能を持った企業で代理店や特約店と名乗る場合もあります。

仕入れは、「何をいくらで仕入れるか」という点がもっとも重要で、どこから仕入れるかと言ったことはあまり関係ありませんが、それぞれの企業の性質などはEC業界の人間としては常識として知っておきたいところです。


メーカー・商社・問屋

国内では、通常、商品はメーカーや商社、問屋などから仕入れます。メーカーとは製品の企画も含め製造を行う、文字通り「作る企業」です。商社とは、輸入品を扱う会社と言えば分りやすいでしょう。そして、いろいろなメーカーや商社の商品を扱うのが問屋(代理店等も含む)といった感じです。

  • 1. メーカー
  • 2. (輸入)商社
  • 3. 問屋

ソニーはソニー製品だけを作ります。パナソニックはパナソニック製品だけを作ります。ソニーやパナソニックはメーカーです。そして、ソニーやパナソニック、シャープに日立など、様々なメーカー品を取り扱い、卸販売をするのが問屋といった感じです。

一方、商社には三菱商事や三菱物産、伊藤忠などの大手の総合商社と、それ以外の専門商社があります。

総合商社はモノの輸入や輸出なども行いますが会社に出資したり事業を立ち上げたりすることもあります。例えば、ファミマであったりカブドットコム証券だったり。ミドリムシで有名になった(株)ユーグレナという会社は伊藤忠商事が出資して事業を大きくしました。イー・ギャランティー(株)は伊藤忠の社員が社内ベンチャーとして立ち上げた会社です。

専門商社では食品を中心に輸入する三菱商事、バーバーリーで話題になった(株)三陽商会は、アパレルを中心に輸入や企画製造を専門にやる商社です。国内には、ある種の商品だけを輸入する専門商社のほうが圧倒的に多いです。

商社は海外製品の輸入窓口であり国内流通の風上です。商社自身がモノを企画・製造することもありますが、小さな専門商社はおおむね既成品の輸入をしているところが多いようです。

なお、パナソニックの商品だけを卸す企業を問屋とは言わず代理店や特約店などと言うこともあります。日本国内では、代理店や特約店など混同して使っていることが多いですが、海外と取引する場合は、それぞれ意味が異なるので注意が必要です。

流通とは

例えば、メーカーで作られた製品が問屋にストックされ、それを小売ネットショップが仕入れて、一般のお客様に販売します。商品の流れやお金の流れは次の通りです。

製品の流れ:「メーカー」→「問屋」→「小売」→「消費者」

お金の流れ:「消費者」→「小売」→「問屋」→「メーカー」

流通

このようなモノの流れを流通と言います。また、百貨店やスーパーなどのことです。百貨店やスーパーは問屋からモノを仕入れて消費者に販売するところから流通業と呼ばれています。 広い意味では、ネットショップも流通業の仲間と言えます。

ネットの普及で流通が激変

「メーカー→問屋→小売→消費者」というモノの流れは、教科書などで紹介されそうな基本的な流れですが、必ずしも、どの業界も同じような流れをたどるとは限りません。

インターネットの普及で「メーカー」→「消費者」というダイレクトな流れも急激に増えている一方、「メーカー」→「問屋1」→「問屋2」→「問屋3」→「小売」→「消費者」といった昔ながらの流通を維持している業界もあります。

ここ最近感じるのは、やはり「メーカー」→「消費者」という直売の流れが急速に広まっているということです。つまり、生産者が消費者に直接販売する形態が増えてきており仲介的な問屋やブローカー、そして小売店の役割が必要とされなくなってきているのです。このような状態を中抜き(なかぬき)などと言います。

在庫を持たない問屋もある

現金問屋と言えば、在庫を山のように抱えているイメージがあります。でも、取扱商品が多すぎるとストックできるスペースの確保が必要なため、メーカーのカタログだけ置いて、商品在庫はメーカーから直送するスタイルもあります。

商品の流れ:「メーカ」→「消費者」・・・モノはメーカーから直接消費者に届きます。

お金の流れ:「消費者」→「小売店」→「問屋」→「メーカー」

このようような場合、間に入っている小売店(ネットショップ)や問屋は、ペーパーマージンだけを得ることになります。ペーパーマージンとは実際にはモノを動かすことなく発注書や請求書だけをやりとりして、手数料(マージン)だけを得ることです。

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