仕入れ成功の秘訣はなんと言っても「一次情報」です。
一次情報とは、自分が直接得た情報のことです。
現場に足を運んでリアルに体験したことや、経験者から直接聞いた話などがそれにあたります。
そして、二次情報とは、間接的な人の話(Aさんが直接体験していないBのさんの話等)、ネットで流れていたとか、新聞や雑誌などから間接的に入手する情報のことです。仕入れの決め手となるのは、やはり一番乗りの一次情報です。
ネット情報の大半は二次情報なので、ネット検索ばかりしているとなかなか一次情報にはありつけません。
キーワードは「直接」「一番乗り」
一次情報を得るためにはネットはあまり役にたないです。ネットに公開されいる段階で、誰かを通過しているので完全に二次情報です。「直接現場へ足を運ぶ。」「直接人に合う。」など、自ら行動を起こして足で生情報を獲得する姿勢が大事です。
なぜ、足が一番かというと、最新の情報はリアルな人や現場にあるからです。例えば、賃貸マンションなど、不動産屋に物件情報が並んだ時点で二次情報になってしまいます。他の不動産屋も情報を入手してますし、それぞれの店舗でお客さんが閲覧できる状態なので、一番乗りは難しいわけです。
- でも、街を歩いていて引っ越ししている現場を見たり、大家さんに直接聞くなどすると、まだ不動産屋に出回っていない、採れたてほやほやの情報をいち早くゲットすることができます。そのための足です。リアルが最強です。
FACEBOOKで友達の友達が流したような情報、や出所不明の記事などをを鵜呑みにしているようでは、一次情報への道は、はるか先です。
ネットビジネスは一番乗りがダンゼン強い
ネット上の有名なサービスを調べてもらうとわかりますが、同じようなサービスを提供する2番手3番手が必ずいます。でも、1番手との差は歴然で、ヘタすると、1番しか生き残っていない状況だったりします。「日本一高い山はは誰もが知っていても、2番目以降の山はほとんどの人が知らない」というあれです。それほどの差があるわけです。
ネットオークションも、かつてはいろんなサービスがありましたが、今はヤフオクがダントツです。ショッピングモールもいろんな企業が参入して、乱立していたころもありましたが、楽天がダントツです。価格比較サイトなどは、価格コム以外に見当たりません。クックパッドも然りです。
個人レベルのネット販売も同じで、商売の経験が浅くても、学歴がなくても、一番乗りでネットに公開さえすれば、必ず優位なポジションを獲得できます。このことを、先行者利益と言ったり、先発優位、英語では「ファースト・ムーバーズ・アドバンテージ」と言います。新規市場にいち早く乗り込んだら、後発組より多くの利益を手にすることができるのです。
例えば、「まだ未発売の商品について、関係筋から情報情報をかき集めて、発売前からウェブサイトを作ります。一般的な販売店に情報がまわって、各店舗が一生懸命SEOを始めるころには、すでに1位に君臨している。」といった感じです。
一次情報のワクワク感がたまらない
一次情報が必ずしも儲かるとは限りません。一時情報を入手したなら、まず、ネットで検索してみます。残念ながら、すでに誰かが始めていることもありますが、まだ誰も手を出していないことに気づくと、いち早く仕掛けたくなるわけです。
ちなみに、ここで言うネット検索とは、入手したビジネスのタネ(物販でもサービスでも)が、「ネット上ですでにリリース(世に出だされている)されているかどうか?」ということをチェックすることです。
その昔、キャラクターTシャツの販売の話が舞い込みました。「これは売れるかも?」と思って、ネット検索してみたところ、同一商品を扱う販売店がすでにいくつか存在していました。このような状況下で参入しても、あまりウマミはありません。競合店が少ない時代は、思い切ってお店を立ち上げてしまえば何とかなりました。でも、やはり、狙うはダントツです。キャラクターTシャツには手を出さなかったのは、ある意味正解でした。
逆に、当時は「訳あり商品」の販売の話があったときは、ネット検索すると、同じことをやっているお店はまったく見当たりませんでした。勝機を確信してお店を立ち上げたところ、全国からの注文が殺到して、それはそれは忙しい日々を過ごしました。当時は便利なショッピングカートもなく、メールで一件一件注文を処理していました。