ネット問屋一覧を作ってみましたが全然少ないですね・・
ネットショップの数に比べると無に等しい。ネットで仕入れらるモノはごくごく一部です。世の中もっともっといい商品があります。
今回は「仕入れは電話で!」という話です。
インターネットが日本に入ってきて20年以上。田舎のおじいちゃん、おばあちゃんまでスマホが行き渡りました。
でも、メーカーや問屋のIT化はアゴが砕け散るほど遅れています。いまだに昭和式のところも多いのです。
でも、そんなメーカーに限って良い商品があったりするんですよね。
そのような、IT化が遅れているメーカーや問屋、商社を見つけたときは電話を使ったほうがスムーズです。
何でもメールの人、何でも電話の人
「何でもメールの人」が「何でも電話の人」にメールを送ると悲劇が起こります。
「メールの人」は「メールの返事」を待ちますが「電話の人」は電話したいのです。「お電話でご連絡ください。」と一言添えていれば良いのですが、「返信お待ちしております。」とやってしまうと、「電話の人」はメールが苦手なので遅れがちになります。時にはスルーされたりします。
ミスマッチです。これでは仕入れはうまく行きません。メールを受け付けている企業でも、メールを見る人が「メールができない人」ということもあるのです。
電話ができない人はほとんどいません。相手のスタイルに合わせることで、コミュニケーションがうまく取れます。
仕入れ担当は営業マンを狙う
社長1人でやってるメーカーや問屋は別にして、会社組織の場合、仕入れに関することは営業マン(女性の場合もある)が担当していることが多いです。
数十人以上の規模の企業になると、商材別に営業マンがいます。アパレルメーカーの婦人服担当やメンズ担当といった感じです。おそらく、どこの企業も同じでしょう。よって、仕入れに関することは、まずは営業担当に聞くのが近道です。
それでは、さっそく電話してみましょう。
私さん「プルルルゥ~♪」
事務員さん「お電話ありがとうございます。ほにゃららメーカーの鈴木でございます。」
私さん「お世話になります。マイネット・ショップの佐藤と申します。商品についてお聞きしたいことがあるのですが営業担当の方はいらっしゃいますか?」
最初のポイントはこれ!まだお世話になっていないけど「お世話になっております。」や「お世話様です。」と言うのがコツです。
一般人で言うところの「こんにちは。」程度のあいさつの言葉です。まれに、取引先の少ないメーカーだと、知らない人からの「お世話になります。」に「ん?誰?」という雰囲気になることはあります。 少ないですが。
事務員さん「少々お待ち下さい。」
私さん 「お世話になっております。マイネット・ショップの佐藤と申します。 御社の商品についてお聞きしたいことがあるのですが、営業担当の方はいらっしゃいますか?」
事務員さん「申し訳ございません。ただいま担当は外出しており、戻ってくるのは18時頃の予定です。折り返しお電話差し上げましょうか?」
営業担さん当は、基本、外出していることが多いです。午前や、時期によっては事務作業のためにオフィスに長くいる営業さんもいますが、営業さんは外回り基。外で仕事してナンボですからね。
まずはカタログをゲットする
仕入れに関することを担当する営業さんに電話がつながったら、再度、社名(屋号)と名前を伝えて、次のようなことを聞きます。
私さん「御社の商品を仕入れたいのですが、カタログはございますか?」
たいていのメーカーは、取引先の小売店用にカタログを用意しています。まずは、それを入手することから始めるのが基本です。
営業マン「ありますよ。お送りしましょうか?」
私さん「はい。お願いします。」
営業マン「ご住所を教えてください。」φ(。_。)
カタログと言っても、お金のあるメーカーはご立派な印刷物のカタログ。
一方、零細メーカーの場合は、エクセルやワードなどでデータをインクジェットプリンターやレーザープリンターで印刷した自作カタログのこともあります。
冊子形式ではなくA4一枚のチラシ式の場合もあります。
問屋の場合は複数のメーカー品を扱っているので、メーカーカタログを何冊も持っていますので、2、3件のメーカー名をあげて、それらを送ってもらうと良いでしょう。
※最近はペーパレス化が進んで、「カタログはホームページからPDFでダウンロードできます。」という企業も増えてきました。そういった会社はネット発注にも対応していますね。
カタログをゲットしたら
カタログさえゲットしたら、あとは、仕入れ講座第2回「仕入でおさえるべき3つのポイント」をマスターして、新規取引の申し込みをお願いします。掛け率はいくらなのか?」「発注単位(初回の場合は初回仕入れの金額が決まっている場合もある)」「支払い方法」などを確認します。
もっとも、ちゃんとしたメーカーなら、「仕入れしたい」+「カタログくれ」という依頼があれば、カタログにプラスして、取引申込書や価格表や掛け率などの一覧が入っています。なければ聞くしかないです。
人に会うのが好きな営業マンなら、「一度お会いしてお話しませんか。」なんて言ってくることもありますので、そういった時は積極的に会いましょう。いろいろな裏話が聞けるかもしれませんよ。
第13回 メーカーや問屋に好かれる4つの条件>>